ブログトップ

鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港夫とのんびりアジア生活・・・茶餐廳の如く 様々な異文化メニューお届けできれば・・


by mangonaoko
プロフィールを見る
画像一覧

満州貴婦人から香港マダムへ~チャイナドレス

a0132659_216739.jpgいつの頃からか・・・・チャイナドレスを誂えたいと夢見ていました。
香港や台湾に興味を持ち始めたからか、
あるいは以前着物を誂えた経験からそう感じたか
とにかく生地とデザインを決めて自分だけの1着を作りたいと・・・
漠然とそう想っていました。

日本舞踊を習っていたときは、
お給料から必死に捻出して着物を誂えたものでした。
生地を選び、そこに八掛という裏生地の色を選び・・・・
身丈も身幅も自分の体にしっくりとくる1枚
布を“体に巻く”着物と違って、
チャイナドレスなんて体へのフィット感が命の服
大きすぎても小さすぎても美しくない。



a0132659_2154127.jpg

50-60年代の香港の写真を見ると、街行く女性がチャイナドレスを着ているのがわかります。
今ではパーティードレスかレストランの店員さんか・・という感じのチャイナドレス
もちろん以前は普段着として袖を通していたものなんですよね。
チャイナドレス・・中国語では旗袍(チーパオ)
清の時代に満州民族貴族を「旗人」と呼んでいたことからこの名前がついてるようですけど
私達がいう現代のチャイナドレスになるまでには、その形式デザイン・名称ともに色々な歴史があるようです。

今のタイトなデザインは1930年代で上海で始まったモダンブームからとか。
香港でも共産党支配から逃れてきた知識人や有閑階級のご婦人が好んで着用し
1960年代くらいまで外出着として定着していたといいます。上の写真もその頃のものでしょうね。

そういえば以前見た映画「葉問」で、詠春拳の元祖葉問の奥様がととても綺麗に着こなしていましたっけ。
着るだけでなく、着こなすって実はとっても難しい・・・憧れでもありますが。

a0132659_642498.jpg
私達がイメージする中国女性の旗袍は、映画の中で見るあの姿ではないでしょうか。
「花様年華」の張 曼玉(マギーチャン)、「2046」の章子怡(チャンツイー)、
最近では「色戒」の湯唯(タンウェイ)

モダンで艶っぽくて、時には華麗に上品で、時には妖しげな魅力を放つ旗袍
もちろん映画の中は女優さんですからスタイルも抜群ですけど
でも中国ってスタイルのいい方がアジアで一番多いって聞いたことあります。
逆に「日本人はお尻が大きい」って聞いて、「DNAですか?」と鏡の前で嘆いた思い出も(笑)
畳と着物の文化の日本に、チャイナドレスと椅子の中国・・・・文化が先かスタイルが先か・・・・。
a0132659_21111535.jpg

私が誂えた旗袍は2枚・・・・1枚は自分の結婚披露宴、もう1枚は妹の結婚式のため
「誂える」ってやっぱりどこか特別なもの、だから誂える理由も特別な時を選びたいものです。

当初夢見ていた「上海灘」でもなく、有名店でもなく
觀塘の小さな小さな店で誂えた、人生初の世界でひとつの私の旗袍。
同じ店で同じご主人にお願いしたけれど、この2つの旗袍・・・
生地の裁断方法も微妙に違うせいか、着た時の感じも違うのです。
お値段は生地込みでだいたい3万円強だったかしら・・・・
着物の値段に比べたら全然安いのけれど、「上海灘」などの有名店だと生地だけでこの位かな。
反物を見るのと同じように、色鮮やかな美しい刺繍の生地を選ぶのは
これから作る1着への期待で胸膨らむ瞬間です。

採寸・仮縫い・試着・本縫い・・・と何度かお店へ足を運ぶ必要がありますが
どんどん自分の体に近づいてくるその「1着」に会うのが、毎回楽しみなもの。


今の時代ではパーティーの場以外では着る機会はありませんが
以前の着物を全て手放した今となっては、それぞれが1つの思い出と対の1枚の「一張羅」なのです。

ポチッと1票、励みになります、多謝晒! にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へ
看板娘です人気ブログランキングへ
[PR]
Commented by マンダリン at 2010-05-14 10:34 x
はじめまして☆
いつも素敵なエッセーそして写真、たのしく拝見しています♪
私は、香港へ十数回行った事があります。
そして最近は上海と北京へ・・・。
昨年あたりから、真剣に北京語を習得しようと思い、只今、独学中です。毎日、毎日、地道に一歩一歩積み上げていますが、目標は、現地の人と流暢に会話できることです。・・・がまだまだ先の話です。
mangonaoko さんは広東語も北京語も習得されていますよね。
習得方法など、何かアドバイスがあればお願いします。
Commented by mangonaoko at 2010-05-14 12:21
>マンダリンさん 初めまして☆いつもありがとうございます
お名前から北京語学習への熱意が感じられますね♪
私も最初1年くらいは実は独学だったのです・・最近はCD付きの本もたくさんありますから。
でも結局発音の基礎が身についていないと進歩しないと思い、その後1年半だけ教室に通いました。マンダリンさんもご承知の通り、北京語は発音とそれから声調がとっても大事ですよね~。
発音が出来るようになっても、文章になると声調がバラバラになったり・・・1年でほとんどOKになったのでその後は独学にしました。
基礎さえ押さえてしまえば、後はテレビドラマ見たり、旅行先で色々話したりの実践で単語や文法を覚えていったんですよ。
せっかく覚えても使わないと忘れるので、後はひたすら使うのみ!多少間違えても。
なので私の経験からだと少しどこかで学習してのほうが進歩が早いかなぁ~と思います。
でも何年教室に通っても話せない人はたくさんいるので、本当に実際使わないとダメなんだろうな・・・と、これは外国語には共通して言えるでしょうけどね。
でも好きだったら進歩はありますもの!頑張ってくださいね♪
Commented by Eming at 2010-05-14 15:02 x
なおこさん、二着の旗袍すごくすごく綺麗な良い色合いですね。
私はこういう色が大好きです♪
でもきっと日本の着物と違って、体型に合わせてつくる旗袍のほうが
今後体型崩したら着れない~ってことで体型維持頑張れるのかも?!
Commented by mangonaoko at 2010-05-14 18:38
>そうなのよ、Emingさん
採寸~仕上がりまで体型維持は必須!ある意味緊張感あるけど(笑)
スカートとかならまだしも、チャイナは全身だから腰周りも腕周りも
決してサイズアップはできません・・・・
着物はどうにでもないますものね~よほど体型変わらない限り。

今後は体型チェック用になるかしら?
う~んそれも少々もったいないわ(笑)
Commented by nabo at 2010-05-14 23:03 x
とても良い色ですね。
チャイナブラウスは自分で作ったとこがあります。
あの、チャイナボタン、日本で買うととても高いのです。
なので、香港に行った時、深水歩の問屋街に行ってみたら、お涙もののお値段で買うことができました。
ドレスもあつらえてみたいですが、その前に体型をなんとかしなくては、とてもじゃないけど、恥ずかしくて着用不可ですわ。(^_^;A
Commented by mangonaoko at 2010-05-15 06:27
>ありがとうございます、naboさん♪
このボタン・・・たしかに高そうですよね。実際探したことはないですけど
でも普通のボタンも想像するよりけっこういいお値段だったりしますもの。
naboさんこんなドレスも作れちゃうんですか?すごいっ!
私も裁縫は苦手ではないけど、洋服作りは高校の家庭科の授業以来なし(笑)
編み物も大学時代が最後・・・これはもう根気の問題でしょうけど。
左の白のほうが体にピッタリなんです。脇から胸にかけて裁断されてるとか
微妙に右と違うんですよね。白は裾がAラインに広がるドレス風に仕立ててもらったので
ちょっと変わったチャイナなんです。白なので友達の結婚式には着れないけど・・・
Commented by mimi_a at 2010-05-15 11:55 x
なおちゃん。わたくしも3着持っております。 ホワイトシルバーにゴールド縁(これはノースリーブで膝丈)、マリンブルーにシルバーで縁(ロング)、濃いエメラルドグリーンに黒の縁(ロング)です。
サイズを測る時に、これでもかってぐらい、いろんな箇所を計られたような記憶が。。。。 どれも思い出が詰まったドレスです。 PARTYでは好評でしたよ~。 (あれ着てきてねって、リクエストされるぐらい。)
 どれも独身時代の:”ボンキュボン”という時代のものなので、今ではどうがんばっても着れません。  娘が着れるような年頃になってきたので、親子2代で着ますわ。 スリットからでた足がそりゃ~セクシーに見えるんですよね。 でも友達の結婚式に着ていったときに、席に座るとスリットの部分がグイッと上がってしまって、周りの殿方の視線を集め、どきどきさせることになりますので皆様お気をつけ遊ばせ。
Commented by mangonaoko at 2010-05-15 20:55
>mimiさんのチャイナドレスもなんだか素敵な色合い♪
私はホワイトシルバーにゴールド縁が好みだけど、ノースリーブにちょっと抵抗が(笑)
できれば七部袖くらいでお願いします~
そうそう私の2着はドレス風にアレンジしたのでスリットがないんですよ。
白のほうはそのまま踊れるくらいな裾広がりです。
でもたしかにチャイナドレスから見える足は女性でもドキッとする綺麗さですよね。
いやんmimiさんのそんな姿見てみたいです!チラ見でも。
私も色々採寸されましたっけ。それだけチャイナは採寸命なんでしょう。
やっぱり誂えるっていいですよね~オーダーメイドより誂えるって言葉が私は好きです。
Commented by ガッフェ at 2010-05-15 22:00 x
チャイナドレスの仕立て。
素敵な体験ですね。
女性ならでは。
男性のマオカラーのものと大きく異なって、
民族色の多い正装服でありながらも、魅力が大きいです。
や、
一番記したかったのは、
2着あるうちの、右側の芝色(芝色なんて言うかな?)の奥深い色合いの1着。
この色、なんとも素敵ですね。落着きと大人の女性の雰囲気をエスコートしてくれそう。
…出遅れたコメントでしたが、
色が印象的で、何度もこの画面を開けてて、やっぱり書きたくなりました。(笑)
Commented by mangonaoko at 2010-05-15 23:00
>ガッフェさん・・そうですね、チャイナドレスは女性だけの特権(笑)
男性もスーツやシャツのオーダーメイドはあるけれど
女性がドレスを誂えるのは、もっとプラスαで色々な夢や楽しみがあるかも・・・。

ガッフェさんが褒めてくださった右のドレスは妹の結婚式で着ました。
あまり派手で“中華!!”というのもイヤだったので、あまり模様の大きくない
梅の花にしたんです。着物だと柄や色で季節を表しますよね
しかも少し先取りが粋だと聞きます・・・妹の結婚式は12月だったので
お正月の梅を少し先取りし(元々おめでたい意味の花ですし・・)
そして街が緑と赤で染まる季節なので、深めの緑を選びました・・・
横浜での式でしたが、この時期の緑はさほど目立たず(笑)
ツリーの前に行けば同化、ポインセチアの前に立てばクリスマスカラー!
一応そんな私1人のこだわりがあるんです、実は・・・。
Commented by わっか at 2010-05-16 13:06 x
はじめまして…。
いつもまるで一冊の本を読むように楽しませて頂いています。
お写真が素敵なのもさることながら、なおこさんの文章がとても好きです。
このブログを開くのが毎朝の楽しみです。

私は今次のステップに向かうための準備期間中です。
不安で心細くて、気持ちが下がりそうになります。
なおこさんのブログを見ていると、こういう世界もあるのだと目の前が拓かれる気がします。
どうか無理なさらずに、楽しんで、私達になおこさん’s eyes を教えて下さいね。
応援しています。
Commented by mangonaoko at 2010-05-16 21:00
>わっかさん、初めまして!
毎朝見ていただいてるなんてなんだか嬉しいです♪ありがとうございます。

わっかさんも何か新しいことに向けて進まれているのですね。
私も気づいたら今の生活になっていますが、でもその都度その都度
不安だったりしたものです。でもそれより新しいものへの刺激が勝つような
あまり石橋を叩かない性格なので突き進んじゃいましたが(笑)
文章が好きと言っていただいてとても嬉しいです。
文章も言葉も私自身でもあるので、なんだかとても嬉しいのです。
by mangonaoko | 2010-05-13 22:30 | 香港文化 | Comments(12)