大學生になった、専門学校の彼~香港理工大學
2011年 04月 26日
香港は学歴社会・・・・
日本も高卒と大卒では初任給も、就職先も変わってしまいますけど
香港のほうがもっと強い感じがします・・・・学歴による格差が。
でもリーマンショック以降就職率も下降気味
大卒の初任給だって10000ドルもない・・・・6-7000ドルという額もあるとか。
もちろん金融系のお仕事とかはこの何倍ももらえるので職種の差も大きいですけど
ここ最近は「高卒」という条件の仕事にも大卒の学生が申し込みをするといいます。
知人で1人、こんな人がいます。
デザインを勉強したくて、当時香港で多いとはいえない芸術デザイン科のある学校に入学。
専門学校だったこの学校・・・・・・・芸大のない香港では、やむをえない選択だったとか。
学校はもちろん就職だけのために入るものじゃないですものね
そこで何を学びたいか、何を身につけたいか・・・・・もちろん卒業後のことも視野に入れてのことですが。
彼がその学校でデザインを学んでいるその学生時代
その専門学校は大学として認可され、公立大学へ姿を変えたのです。
専門学校と大學では「学歴」にも差がありますが、きっと授業料とかそういう面でも違うはず。
専門学校入学・・・・・・その後大學卒業、
まるでトンネルの入り口と出口の景色がまったく違うような・・そんな変化。
もちろんデザインを学ぶための入学・・・・大卒だの何だのは関係ない彼でしたが
それでもやっぱり卒業後は大きく変化するのです。
そう、「大卒」という学歴を手にしたというただそれだけで。
その後彼は更なる勉強をするためにヨーロッパへ渡ることを決意しました。
現地の学校へ入学するのに・・・・この「大卒」という証明はとっても役に立ったそうです。
なぜなら、もし専門学校卒であればまず現地の学校で先に学び、それから大學入学。
でも大卒であれば、すぐに試験を受ける資格を手にできるというのです。
ただ単に時間短縮・・というだけでなく、限られた時間とわずかな機会を手にするためには
やっぱり最短でいけるのは嬉しいところでしょう。
香港理工大學
紅磡の駅に程近い、赤いレンガ造りの校舎。
敷地は決して広くはないけれど、香港大學や中文大學と違うのはその便利な立地でしょうか。
卒業生にはあの有名な映画監督:王家衛(ウォン・カーウァイ)もいるそうです。
1994年に大學として認可されたので、大學としての歴史はまだ20年もない香港理工大學
専門学校に入ったのに大學生になれた彼は、周囲から羨ましいと思われたそうです。
学歴社会の香港
本来はどこの学校というより、その人の中身が一番なんですけどね。
いつもバスで横を通り過ぎるだけの香港理工大學
美心の学食にでも今度お邪魔しようかしら
懐かしのキャンパスライフ思い出しながら
今日もお帰りにポチっと応援クリックいただけると嬉しいです
ルノー(毎朝5時半に家族起こします)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
香港ブログランキングへ投票
香港情報担当しています(4/18New)
by mangonaoko
| 2011-04-26 06:42
| 香港だより