尖沙咀の青空フードコート~秘製豚の華香園
2011年 09月 26日
尖沙咀海防道
九龍公園の真下の東西に走る道、彌敦道から広東道への道といえばお分かりでしょうか。
この道を歩くと、突如街市が目の前に現れます。
こんな都会の観光地のド真ん中で、いきなり鼻をかすめる生の野菜や肉の匂い・・・。
ウェストサイドストーリーのようにフェンスに囲まれたこの一角
フラッと入るにはちょっと勇気がいるような、そんな独特な雰囲気を放っているのですが
この奥には尖沙咀だけでなく、香港全体で減少をたどる大牌檔が今でも存在しているのです。
青空フードコートって感じでしょうか・・・
もちろん屋根もあるので雨はしのげますけど、クーラーもない上に薄いトタン屋根の下
それなりに暑いの覚悟の上で・・と思いきや、さほど暑さを感じないのがなんとも不思議です。
数軒の大牌檔が一堂に会するこの「熟食」
自分の行きたいお店はどこにあるのか、そのお店のテーブルはどこなのか
ざっくり置かれてるテーブルの前に一瞬戸惑ってしまいそう。
でもご心配なく・・・・ちゃんとウエイター兼案内係りの人がいますので。
青い短パンにノースリーブの厳つい後姿
お昼を食べにきた近所のおじさんとかではなく、この方がこの場を取り仕切るお方です。
笑顔で“は~い ここ座って!”って案内してくれますので、どうぞ怖がらずに。
テーブルだけでなく、この案内の人ですらこの場にすっかり溶け込んで分からないですよね。
でもこれこそザ・香港、昔ながらの大牌檔って雰囲気なのです。
オープンライスでも注目の高いこの青空フードコート
お目当ては2軒あるのですが、今日はこちら「華香園」からご紹介。
看板の下に「秘製 豬扒」と書かれているだけに、これがこの店の看板メニューなのです。
大きな骨つき豚肉が2つあってかなりのボリュームと美味しさという評判なのですが
あいにく訪れたときは昼食の後・・・・・食べるべきかやめるべきか・・・・・
メニューを睨み悩むこと数分、満腹のお腹と相談しお互い譲り合ってこれにしました。
豬扒治
豚肉を1個に減らしたけど、その代わりパンがあるからこの選択は正しかったのでしょうか。
なんてそんな問題が些細なことに感じられるくらい、香ばしいこの豬扒
しっとりとしたサンドイッチ用パンが、さらにモチッと豬扒に寄り添って・・・・・
あ、そうそうちなみに広東語で(というか香港で)「豬扒」って呼ばれたら怒ってくださいね。
まぁ面と向かって言う人はいないとは思いますが、「ブス」って意味らしいので。
日本でも小学生とかではブタ!とかからかったりしますから、そんなニュアンスでしょうか・・・・
大きく違うのは子供だけが使う表現じゃないということですが。
「君は僕の “秘製 豬扒”さ」
なんて言われたら、たとえ秘製がついてグレードアップでもグーで殴っても大丈夫です、なんて。
“広東語はひどい表現が多いでしょう?”なんてクックックと笑いながら、満腹の昼下がりの豬扒治
トタン屋根の隙間からどことなく暖かい空気が流れ、それを更に扇風機がかき回すこの空間は
耳をすませば尖沙咀の喧騒が遠く、でもすぐそこに聞こえる不思議な青空フードコートなのです。
目をつむって都会の中に活きつづける香港大牌檔を感じている私の耳には
クラクションの音に紛れて、“共食いだね~”って言葉もキャッチしましたが・・・・・。
香ばしい豚が焼かれる「華香園」
厚醬多(厚切りトースト)や奶茶も有名です。
今日もお帰りにポチッと応援いただけると・・・とても嬉しいです。
看板娘ルノー(外に出たらそこは都会)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
鴛鴦茶餐廳へ応援ポチリ
香港情報担当しています(9/21new あのツアーのお話)
九龍公園の真下の東西に走る道、彌敦道から広東道への道といえばお分かりでしょうか。
この道を歩くと、突如街市が目の前に現れます。
こんな都会の観光地のド真ん中で、いきなり鼻をかすめる生の野菜や肉の匂い・・・。
ウェストサイドストーリーのようにフェンスに囲まれたこの一角
フラッと入るにはちょっと勇気がいるような、そんな独特な雰囲気を放っているのですが
この奥には尖沙咀だけでなく、香港全体で減少をたどる大牌檔が今でも存在しているのです。
青空フードコートって感じでしょうか・・・
もちろん屋根もあるので雨はしのげますけど、クーラーもない上に薄いトタン屋根の下
それなりに暑いの覚悟の上で・・と思いきや、さほど暑さを感じないのがなんとも不思議です。
数軒の大牌檔が一堂に会するこの「熟食」
自分の行きたいお店はどこにあるのか、そのお店のテーブルはどこなのか
ざっくり置かれてるテーブルの前に一瞬戸惑ってしまいそう。
でもご心配なく・・・・ちゃんとウエイター兼案内係りの人がいますので。
青い短パンにノースリーブの厳つい後姿
お昼を食べにきた近所のおじさんとかではなく、この方がこの場を取り仕切るお方です。
笑顔で“は~い ここ座って!”って案内してくれますので、どうぞ怖がらずに。
テーブルだけでなく、この案内の人ですらこの場にすっかり溶け込んで分からないですよね。
でもこれこそザ・香港、昔ながらの大牌檔って雰囲気なのです。
オープンライスでも注目の高いこの青空フードコート
お目当ては2軒あるのですが、今日はこちら「華香園」からご紹介。
看板の下に「秘製 豬扒」と書かれているだけに、これがこの店の看板メニューなのです。
大きな骨つき豚肉が2つあってかなりのボリュームと美味しさという評判なのですが
あいにく訪れたときは昼食の後・・・・・食べるべきかやめるべきか・・・・・
メニューを睨み悩むこと数分、満腹のお腹と相談しお互い譲り合ってこれにしました。
豬扒治
豚肉を1個に減らしたけど、その代わりパンがあるからこの選択は正しかったのでしょうか。
なんてそんな問題が些細なことに感じられるくらい、香ばしいこの豬扒
しっとりとしたサンドイッチ用パンが、さらにモチッと豬扒に寄り添って・・・・・
あ、そうそうちなみに広東語で(というか香港で)「豬扒」って呼ばれたら怒ってくださいね。
まぁ面と向かって言う人はいないとは思いますが、「ブス」って意味らしいので。
日本でも小学生とかではブタ!とかからかったりしますから、そんなニュアンスでしょうか・・・・
大きく違うのは子供だけが使う表現じゃないということですが。
「君は僕の “秘製 豬扒”さ」
なんて言われたら、たとえ秘製がついてグレードアップでもグーで殴っても大丈夫です、なんて。
“広東語はひどい表現が多いでしょう?”なんてクックックと笑いながら、満腹の昼下がりの豬扒治
トタン屋根の隙間からどことなく暖かい空気が流れ、それを更に扇風機がかき回すこの空間は
耳をすませば尖沙咀の喧騒が遠く、でもすぐそこに聞こえる不思議な青空フードコートなのです。
目をつむって都会の中に活きつづける香港大牌檔を感じている私の耳には
クラクションの音に紛れて、“共食いだね~”って言葉もキャッチしましたが・・・・・。
香ばしい豚が焼かれる「華香園」
厚醬多(厚切りトースト)や奶茶も有名です。
今日もお帰りにポチッと応援いただけると・・・とても嬉しいです。
看板娘ルノー(外に出たらそこは都会)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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香港情報担当しています(9/21new あのツアーのお話)
by mangonaoko
| 2011-09-26 06:37
| 香港料理