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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

飲茶の舞台の裏方と舞台裏~山積み蒸篭

昼間は大勢の人が飲茶を楽しむレストラン
テーブルの大きさも、2人用の小さなものから10人以上の大きいものまで様々です。
昔ながらのレストランでは大きいテーブルに相席なんていうのも当たり前だったりしますが
たいていのレストランは人数に合わせたテーブルに案内してくれます。

飲茶の舞台の裏方と舞台裏~山積み蒸篭_a0132659_6224827.jpg


隣の4人家族連れが食事を終えて席を立つ・・・
お店の人が食器を下げ、テーブルクロスをササッと取り替えそうとするその時
今まで見えなかったクロスの下は、なんてことない大きな丸い木の板だったりするのです。

時にはお店の人がこの板をヒョイッと動かし、まるでサーカスの曲芸ではないけれど
この板をクルクルクルクルまるで手押し車のように回しながら、お店の奥へと消えていく。
そして次には大きさの違う板を、これまたクルクルクルと回しながらやってくるのです。
ドンッとその板をさっきのテーブルの上にのせ、大きめのクロスをひょいっとかける・・・・・
さっきまでの4人用テーブルが、あっという間に8人以上座れる大テーブルへ大変身なのです。

臨機応変

この言葉が適当かは分からないけれど、香港はこういう変化が多いかもしれません。
飲茶のレストランのように、テーブルの大きさを変えてくれるのはいいほうで
人気の麺屋さんなどでは、4人用テーブルに平気で椅子6個とか設置しますものね。

飲茶の舞台の裏方と舞台裏~山積み蒸篭_a0132659_6224928.jpg


各テーブルからどんどんやってくる「食べ終わった蒸篭」
行きはトレーで運ぶのもいいけれど、帰りはさっさと片付けたいその気持ち・・・うんうん、分かりますよ。
大きいタライのようなものに食器が無造作に投げ込まれてる光景は珍しくないけれど
この容器に満杯に詰まった蒸篭って、これからどこに行くのか質問したくなるそんな姿。

しばらくするとお店のお姐さん、このゴミ箱動く筒型をゴロゴロゴロと引いて去り
数分後には綺麗に空になったものが、同じようにここに鎮座されておりました。

どんなに豪華なオペラの舞台も
どんなに重厚な雰囲気の歌舞伎の舞台も
どんなに華やかなミュージカルの舞台も
舞台裏・・・バックステージはどこもぐちゃぐちゃなものです。
汚れているという意味でなく、「人に見せるため」でなく「機能的に動くため」だけに存在する舞台裏
そんな役者だけが知る舞台裏、決して客席からは見えないように配慮するものだけど
飲茶の舞台は表と裏がちょっと近い、近いというより境がない・・・・そんな隙だらけの舞台なのかも。

シャンデリアが眩しい近所の飲茶レストラン
ここにはオペラ座の怪人ならぬ、飲茶の怪人なんていうのが地下に潜んでたりして・・・
さぁさぁ今日もまた開幕ですよ。
今日も飲茶の舞台は大道具・小道具が賑やかに行交う、そう、お喋りの調べに乗せてね。


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看板娘ルノー(Phantom of the 飲茶)

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香港情報担当しています(11/2 更新♪ )


by mangonaoko | 2011-11-08 06:36 | 香港だより