龍のお茶を買いに~上環の階段通り
2011年 11月 24日
樓梯街
上環にある小さな道・・・・その名の通りずっとずっと「階段」ばかりの1本道です。
皇后大道からその道を上がると、ちょうどぶつかるのがあの文武廟
地図で確認すると、道路の表示がなくただ「樓梯街」と文字が書かれているのみ
道にはかならず名前がある香港・・・でも上環付近は細い路地が多いせいか地図上では名だけということも。
この細い階段の道・・・付近には中国茶を扱う店が多かったりするエリアでもあります。
さきほど看板が見えたのが・・・こちらの「樂茶軒」
茶藝館のような趣のあるこのお店、実は香港公園内の茶具文物館にある茶藝館と同じお店なのです。
場所柄のせいかあまり人が多くないお茶屋さん
香港のお茶屋さんって思ったより人が多くない気がするのですが・・・・訪れる時間帯によるのでしょうか。
家に常に置いてある数種類の中国茶・・・香港でお茶を買うときはここ樓梯街へ買出しに・・・。
いつもお世話になっているのがその樓梯街のちょうど一番下にある、「奇香茶坊」
以前は佐敦にある裕華の中国茶売り場でも買えたのですが、もう契約が終わってしまったとか・・・
年に数回しか足を運ばないのに、そこの売り場のお姐さんが覚えていてくださり
買いに行くとたくさんのお茶を試飲させていてくれたものです。
北京語で話しかけても普通に広東語で返してくる、パワフルなそのお姐さん
おかげで買うお茶は決まっているのに、「買ってすぐ帰る」ってことがなかなか出来ませんでしたが。
中国茶は大陸を流れる黄河より南の地域で栽培されているものです。
長江の北に位置する江北地区
龍井茶で有名な杭州などがある江南地区
台湾や福建省などを含む 華南地区
普洱茶が代表的な雲南などの 西南地区
香港や広東省は華南地区・・・飲茶文化ももともとは広東省から始まったとされる文化ですものね。
今では香港を代表する文化、そしてその「お茶」も香港では各地のものが手に入ります。
同じ茶葉でもランクによってお値段もさまざま、ご自宅用かプレゼント用かでも選び方は違いますよね。
桂花や玫瑰(バラ)、茉莉花(ジャスミン)などのお花だけも別に売っていますので
こういうのを好みのお茶とブレンドして入れるのも、目にも楽しい飲み方かもしれません。
私がここでかならず買うのが・・・・「龍珠香片」
白毛のある若い茶葉が、手摘みされてくるくるっと丸められているその形はまるで毛糸玉のよう。
外碗や茶壷でお湯を注ぐと、踊るようにゆっくりゆっくり葉が開く姿はとっても優雅です。
龍珠香片
英語で表記されると Dragon Ball Jasmine とか Pearl Ball Jasmine
なんともリズミカルな、お湯を入れたらはじけちゃいそうな響きですよね。
そういえば来年は龍の年・・・・・・龍珠香片を新年のプレゼントっていうのも粋かもしれません。
「この茶葉のように丸く、真珠のように輝いて
そしてドラゴンのように天高く飛べるような年になりますように・・・来年もどうぞよろしくね」
龍のお茶を買いたくなったら階段が続く樓梯街へ。
買い物帰り、その階段を駆け巡る龍の姿に出会えるかもしれませんよ。
奇香茶坊 (顔奇香茶荘)
香港皇后大道中290號地下
25441375
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香港情報担当しています(11/21 更新♪ )
by mangonaoko
| 2011-11-24 06:46
| 香港だより