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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港夫とのんびりアジア生活・・・茶餐廳の如く 様々な異文化メニューお届けできれば・・


by mangonaoko
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地下鉄の中で感じた“心遣い”~香港MTRと台北MRT

大怪我をしたこともないし
子供を連れて歩いたこともないし
まして高齢には一応まだ遠い年齢

バスや地下鉄に乗って、誰かに席を譲ってもらったこともないけれど
誰かに席を譲るってことも・・・もしかしたらそんなに回数やってないのかも。

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昨年母と台北を訪れたとき、ホテルに帰るため夜に地下鉄に乗りこみました。
ラッシュとまでいかないけれど、席は全て埋まりそれなりの人数が立っているそんな混雑具合。
数駅乗るだけだし、最初から座ろうなんて考えもなく車内中ほどへ向かって乗り込むと
“こっち、こっち!!こっち!!”
降りる人も多い駅、きっと空いた席に友人でも呼んでいるのだろうと思い、その声のほうを見ると
私の後ろをついて乗った母が、ドアすぐ隣の席に座らされていました。

台北の地下鉄は香港と違い、向かい合うボックス席のような座席があります。
そこに座っていたのは2人の大人の女性と、2人の幼稚園くらいの子供
乗り降りの多いその駅から乗り込んだ私と母
その女性は白髪の母が乗ったのを見て、急いで子供を自分の膝の上に移動させ
そこに座るように、“こっち、こっち!!”と私の母を呼んでいたのです。
中国語が分からぬ母、そんな言葉を知るよしもなく私の後をついて奥に行こうとしたところ、
コートの裾を引っ張り、その用意した席を教えたようでした。

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そのあっという間の出来事にビックリしたと同時に、小さく感動しました。
母に席を譲ったというその行為よりも、親子揃ってニッコニコ笑って座る母を見ているのですから。
座りたいほどまだ老いてはいない母、でも白髪のその髪が相当高齢に見えたのでしょう。

“謝謝~”

そう母が言うと “不客氣(どういたしまして)”と、なんとも嬉しそうに返事をする親子
なんだかもう少し乗っていたいそんな気分になりましたが、しばらくすると乗り換えの駅に到着。
もう一度お礼を言って、その席を立ち駅へ降り立ちました。


別の日、今度は空いてる車内で母と2人座っていると、中年のおじさんが突然やって来ました。
最初は私たちに話しかけてると気づかなかった私、顔を上げると母に話しかけているのです。

“そのマスク、上下逆さまだよ。そうしたら鼻の間から空気が漏れるから意味ないよ!”

観光中、風邪を引かないよう常にマスクをしていた母
帰り道、暗い中でバックから取り出し適当にしたのでしょう・・・・よくよく見たら、ホント上下逆さまです。

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マスクは鼻にピッタリとつけないと意味がないこと・・・
母のマスクを見て逆さまだと気づいたのでしょうか、わざわざ近くまで移動して説明してくれてるのです。

大きい声のおじさん、向かいに座る若い女性が苦笑いでこちらを見ています。
おせっかいなおじさん、台北っ子にもそう見えているのかもしれませんよね。

“おじさん、どうもありがとう。暗い中でつけたからウッカリしちゃったのよ~”

そうお礼を言い、母に上下を直させると、おじさん「よし、よし」とご満悦のご様子でした。


そんな数ヶ月前の思い出を、香港MTRの広告を見て思い出しました。
「体調の悪い人を見かけたら、手をさし伸ばして助けましょう」
まずは席を譲り座ってもらい、できるなら次の駅で降ろしてあげましょう
必要であれば駅係員を呼びましょう・・・・・そんな内容のこの呼びかけ

大切なのは・・・・・他人を気にかけるということ。
台北で席を譲った親子も、マスクのことを教えたおじさんも・・・・他人に無関心ではないからこそ。
自分だったら気づくかなぁ・・・・自分だったら出来るかなぁ・・・・
誰かに言われたからとか、何かのためにすることではない、そういう気持ちがないと出来ない行為。
無機質になりがちな都会の中で、無意識に見過ごしちゃう他人のこと
誰のことも気にかけないということは、同時に誰も自分のことを気にかけないということですもの。

広告は可愛らしいけど、広告にする必要があるのが、今の世の中なのかもしれませんね。
“ありがとう”“どういたしまして”
台北でこう会話したのは、還暦すぎた日本人とまだ就学前の小さな子供・・・
“どういたしまして”って言葉をたくさん口にする、そんな生き方にしたいものです。



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Commented by TOUKO at 2012-02-04 13:26 x
暖かい気持ちになる出来事ですね~。"声の大きな、おせっかいなおじさん"でもそれは相手を思いやる気持ちから来てるのですよね。最近は無関心や声掛けをためらったりな社会ですけど、やっぱりちょっとおせっかいな位が心にいいように思います・・人間は一人では生きていけないのですから・・
私も親切にされたら素直に"ありがとう"困っている人がいたら手を差し延べて"どういたしまして"と沢山言えるようになりたいです。

MTRとMRT・・Rの位置が違う(笑)MをNにしてNRTにすれば・・香港も台湾もすぐだわ(笑)

高校生のnaokoさんも凄い(笑)ベランダの鍵が閉まってたら・・帰宅した家族を驚かせましょう・・(戻るべきか悩む所ですね(笑))
Commented by マンダリン at 2012-02-04 17:57 x
そうそうお正月に台北に行った時、同じように母が、子供たちが、席を譲られました☆本当にやさしいですよね。レストランでもホテルでも皆お客に対して笑顔があります。夜、道行くOLにレストランまでの道を聞くと、お店に電話して、場所を聞き、そこまで連れていってくれました。中国に行った時は、本当にいつも緊張して過ごしていたけど、台湾は安心感がありますね☆
Commented by mangonaoko at 2012-02-05 11:22
>TOUKOさん
都会ってついつい他人に無関心になりがちだと思うんですよね。しかも最近は「余計なことは言わないほうがいい」って風潮もなきにしもあらず・・・・。たしかに何かしたことによって悪い結果になることもありますから。でも、たとえば田舎に行ったときとか、外国に行って誰かに親切にされたときってとっても有難いって思うはず・・・そういうことを自分がしてるかどうか?って胸に手を当てるとちょっと痛い気持ちになることがあります。
されて嬉しかった気持ちを忘れずに・・・自分もそうでありたいですよね。

制服姿でベランダの境の板乗り越えましたよ(笑)ちなみに我が家は4階でした~
Commented by mangonaoko at 2012-02-05 11:25
>マンダリンさん
台湾旅行はいかがでしたか~きっと楽しい思い出たくさん出来たのではないでしょうか☆ 私個人の感想だと台湾はとっても親切、困っていると向こうから声をかけられたことが何度もありました。なにが違うんでしょうね・・・・国民性だけって気はしないのですが。たしかに中国より安心感があるかも・・・主人も私が台湾に行くのは心配しないけど、中国は心配しますもの(笑)人が・・だけでなく、食べ物とかの心配もあるんでしょうけどね。

MRTの席譲りはなんだか微笑ましく温かい気持ちになりました。あるようでない、そういう光景ですよね。
Commented by ひろりん。 at 2012-02-05 12:31 x
敬老精神は中華圏ではすごいですよね。優先席がどうも専用席になる勢いで、声を出すのが苦手な人でも、胸にステッカーを張るなりして、席を必要とする事がアピールできるなんて。

 遅くなりました、人気ブログランキングから拝見しました。
Commented by bravo1212 at 2012-02-06 07:59
確かにお節介かもしれないけど他人を思いやる気持ち大事ですよね。昨日三丁目の夕日の映画をみてきました。東京オリンピックの時代の日本、昭和の下町は
お節介おばちゃん、おっちゃんだらけで心あたたまりました。
今の日本はこころが寂し過ぎます。
Commented by mangonaoko at 2012-02-06 08:37
>ひろりん。さん
初めまして、こんにちは。ご訪問ありがとうございます!
私の印象では香港や台湾のほうがお年寄りに席を譲る率というか、そういう光景がごく当たり前に感じます。中には強引な方もいますし、見て見ぬ振りの若者もいるでしょうけど、全体的な印象で・・・。
同じく台湾の地下鉄で、最初空いてるときに座っていた高校生が混んで来たら全員立ち始めたんです。自分たちは若いから・・・という理由なんでしょうか。ちょっと感動したものです。
Commented by mangonaoko at 2012-02-06 08:57
>ブラボーさん
三丁目の夕日は見たことないんですよね・・・・・広告や宣伝はたくさん見ましたけど。今じゃお節介やく人少なくなってきたかもしれませんよね、たしかに面倒と思うこともあるかもしれないけれど、そういう助け合いが人間ならではの情だと思います。他人は他人、他人のことは関係ない、自分と関係ないことに関わりたくない・・・・そんあ風潮がどんどん強くなっていくのでしょうか。だとしたら寂しくなりますよね。
中国でニュースになった交通事故に遭った赤ちゃんや、夫婦喧嘩で奥さんが刺されていても周りの人間ただ眺めてるだけなんですよね。驚きました・・・・
by mangonaoko | 2012-02-04 00:10 | 鴛鴦茶餐廳より | Comments(8)