その水は飲まないのか、飲めないのか~香港のお冷
2012年 03月 14日
ちょっと前にある友人からこんな質問をされました。
“香港ならではの面白い文化とか習慣ってありますか”
歴史的な文化の違いというのではなく、たとえば旅行で来たときに知っていると嬉しい
そんな雑学的な面白ネタとしての「香港ならでは」。
よくガイドブックを買うとその土地の習慣などチラッと説明したりしていますけど
たいていは「チップの有無」とか、あくまでも観光客目線だったりしますものね。
その質問に対する答えは幾つか思い浮かんだけれど
その中のひとつが・・・・これでしょうか。
茶餐廳で提供されるぬるいコップの水(あるいはお茶)
ここでも何回かお話したことがあるかもしれません。
日本はカフェでもレストランでも「お冷」が出されるのがごくごく普通のサービスですよね。
香港でも席に着くと出されるのだけれど・・・大きな違いは「ほとんどの人が飲まないこと」
もちろん汚水が入ってるわけでもなく、飲んでもいっこうに構わないのですが
やっぱり飲まずに、せいぜい出されたフォークやスプーンを洗うのが一般的。
“飲んじゃダメなの?”
“ダメじゃないけど・・・・僕たちはあまり飲まない”
“どうして?どんな理由があるの?”
“時に決まった理由はないよ、ずっとそうしてきてる。それにフォークとかも洗ったほうがいいしね”
きちんと洗ったフォークやスプーンが出されるのだけれど
飲茶の洗杯と同じく、「念のため」に洗うということでしょう。
或いは「香港の店(の裏側)は信用できない」という思いもあるのかもしれません。
ある日入った茶餐廳で、注文した後にドンッて置かれたプラスチックのコップ。
中には最初からシルバー類が浸されていました。
もちろん飲まないし、後で自分でこの水で濯ぐつもりだったんだけど
最初からこう出されたら、これを飲むという選択肢はゼロになったということです。
箸袋を開けて箸を渡してくれるように、これを「お店のサービス」とするか・・・・・はてさて。
ちなみに「飲む」ためのお冷も、香港では冷たくなくぬるいのが多い。
氷の入ったお冷が出るのは、日本に比べたら圧倒的に少ないのです。
それにしてもこうやってシルバーを最初から入れて出す、お店の意図も知りたいもの。
これが香港の習慣だからか、やっぱりお店も飲み水という認識じゃないのか・・・・・
ま、前向きに「最初から入れてくれてありがとう」ってことにしておきましょうか。
そんな話を以前父にしたらとても興味深く聞いていました。
そっか・・・自分にとって当たり前で驚きもしないこと、でも人にとっては面白い香港の習慣として映る
時々誰かに話してみるのも、自分の中の「慣れ」という汚れが落ちていいかもしれません。
ね、こうやってコップの水で洗い流すように・・・・・「新たな発見」としてまた心に留まりすから。
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もちろん汚水が入ってるわけでもなく、飲んでもいっこうに構わないのですが
やっぱり飲まずに、せいぜい出されたフォークやスプーンを洗うのが一般的。
“飲んじゃダメなの?”
“ダメじゃないけど・・・・僕たちはあまり飲まない”
“どうして?どんな理由があるの?”
“時に決まった理由はないよ、ずっとそうしてきてる。それにフォークとかも洗ったほうがいいしね”
きちんと洗ったフォークやスプーンが出されるのだけれど
飲茶の洗杯と同じく、「念のため」に洗うということでしょう。
或いは「香港の店(の裏側)は信用できない」という思いもあるのかもしれません。
ある日入った茶餐廳で、注文した後にドンッて置かれたプラスチックのコップ。
中には最初からシルバー類が浸されていました。
もちろん飲まないし、後で自分でこの水で濯ぐつもりだったんだけど
最初からこう出されたら、これを飲むという選択肢はゼロになったということです。
箸袋を開けて箸を渡してくれるように、これを「お店のサービス」とするか・・・・・はてさて。
ちなみに「飲む」ためのお冷も、香港では冷たくなくぬるいのが多い。
氷の入ったお冷が出るのは、日本に比べたら圧倒的に少ないのです。
それにしてもこうやってシルバーを最初から入れて出す、お店の意図も知りたいもの。
これが香港の習慣だからか、やっぱりお店も飲み水という認識じゃないのか・・・・・
ま、前向きに「最初から入れてくれてありがとう」ってことにしておきましょうか。
そんな話を以前父にしたらとても興味深く聞いていました。
そっか・・・自分にとって当たり前で驚きもしないこと、でも人にとっては面白い香港の習慣として映る
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香港情報担当しています(あの120番のおはなし)
by mangonaoko
| 2012-03-14 06:49
| 香港文化