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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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街を彩る喜慶の花看板~花牌

香港の街を歩いていると、まるでお祭りのような派手な看板を目にすることがあります。
ビルの2階3階と同じくらいの高さの、赤や金で装飾されたその看板は
香港に古くからある、おめでたいときの最大の装飾なのです。

花牌

その起源にはいくつか説があり、中國建築の牌樓からきている説や
庶民が宮廷の吉祥裝飾を真似して出来たという説・・・・
いずれにしても開店祝いや結婚祝い、お寺の行事などで飾られるおめでたい象徴というわけです。
ただしそれは赤い花牌に限ります。
あまり目にする機会がないのですが、お葬式などで使われるのは白い花牌
もちろん日常的に出会うのは圧倒的に赤い花牌が多いですけどね。

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花牌を作る人も使う人も、昔に比べたらずっと少なくなっているとか。
これも時代の流れなのでしょうけど、でもこうやって飾られる姿は圧倒的な存在感を放つもの。

その花牌、製作現場ではたくさんの工具を使います。
ハサミ・パンチ・ホチキス・糸鋸・筆・マジック・竹くし・針金・竹・・・・・まるで図工室のよう。
そうなんです、作ってる過程もまるで学園祭の飾りつけを作るのに似ていたりして・・・
紙を切って、折って文字を書き、光沢紙で花を作りホチキスで止めていく。
それでも本当の昔は光沢紙などなく全て紙とペンキ
雨が降ると色が落ちたりして今よりずっと不便だったと言います。

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大きいものだと20メートルの高さにもなるという花牌
多くはこのような円形か山形になっていますが、これにもきちんと意味があるんですって。
上へ上へ伸びていくような円形は、発展や成長を願う気持ちを込め
また山形の形は中国では縁起のいい「コウモリ」を象徴するのだとか。
羽を広げた孔雀があしらわれるのも、なんともおめでたい感じです。

花牌師が一番忙しい時期、昔は大晦日だったそうです。
なぜなら昔は商店からの依頼が一番多く、皆がお正月用の花牌をお願いしていたからとか。
現在はお寺などの行事に使われるのが主流なので、旧暦の3月と7月が繁忙期。
また長洲島では旅行や結婚などの「告知版」として使われるのが特徴だといいます。
これはここだけに見られることのようで、「長洲花牌」って名前があるくらい。
でもここは通称「饅頭祭り」と呼ばれる太平清醮の花牌も有名ですものね。あの大きさは圧巻です。

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1個作るのに2週間~20日ほどの日数を要する花牌
昔は文字ひとつ書くのも棉花であしらっていたそうですが、それがペンキで書くようになり
最近では電子掲示板のような文字になったり・・・・これも花牌の変化というところでしょうか。
イギリス統治時代にエリザベス女王が香港を訪れた際には、英語の花牌も作られたんですって。

「Welcome Queen and Prince」

一体どんな風にこのデザインの中に組み込まれたのか見て見たいものです。
なんてこんなお話をしていたら、小さい花牌作ってみたくなりました。
図画工作の時間ではないけれど、花牌師気分で伝統技術の体験も悪くないかもしれませんよね。
「生日快樂」って書いた花牌をポストカード代わりにプレゼントとか
「旅途平安」って書いたミニ花牌、旅行で休むときにデスクの上に置いとくとか。
そんなミニ花牌、おひとついかがですか?


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Commented by TOUKO at 2012-03-22 08:39 x
日本で開店祝いに見掛けるのも元をたどればここなのでしょうか・・
それにしてもミニサイズで作って机に置く?カードにしてプレゼント?・・困りました。楽しそう・・作ってみたい・・。先日友人から手作り小物をもらって、最近は忙しいから今はダメ、と何か作りたい気持ちを抑えてたのが、気持ちがムクムクしてしまってて、naokoさんのお話に溢れそうな気持ちになってます(笑・人のせいにしてる・・)ウーウェンさんの本も心して挑みます(笑)
Commented by mangonaoko at 2012-03-23 06:47
>TOUKOさん
日本のもよく見たら似てますよね~ここまで大きくないのでしょうけど(笑)
色々調べたらミニ花牌の作り方みたいな紹介があって、私も「こんなの作りたいっ!」って思わず叫んでしまいましたよ。ツルツルの金や銀の折り紙買って、割り箸で骨組み作って・・・・なんだか小学生の図工の時間みたいですよね♪
ちょっと妄想してみて、いつか作ったらお知らせしますね!
by mangonaoko | 2012-03-22 06:56 | 香港文化 | Comments(2)