ミシュラン星2つと健康星5つの会食~朗豪酒店にて
2012年 07月 31日
B級グルメも好きだけど、時にはきちんと食事をしたいよね。
身の丈以上のことは出来ないけれど、出来る範囲で欲しい環境とサービス
1人や家族だけのときは簡単でいいけれど
たとえば大事な話がある友人との食事や、久しぶりに会う友人とはゆっくり過ごしたい
そう思う回数がだんだん増えてきたのは、年齢があがってきたという証拠なのかもしれません。
別段珍しくない友人たちとの夕食
違うのは個々ではなく、一度に会うという滅多にない機会だということ。
ミシュラン云々には特別興味はないのだけど、評判のよさそうなお店をチョイスすることにしました。
旺角の朗豪酒店(ランガムプレイスホテル)にある「明閣」
ミュランの星2つの広東料理レストラン、中国伝統スタイルの内装が印象的です。
性格上ついつい待ち合わせの随分前に到着するのは毎度のこと。
さすが有名店だけあってメニューも英語に日本語がきちんと併記
料理は友人たちが到着してからだけど、先に中国茶だけ注文して待つことにしました。
“あ・・・・・”
中国茶を注文した直後に主人が発したこの一言
特別気にもしなかったその言葉の理由、それはその後すぐ判明しましたけど。
“お久しぶり”
2番目に到着したのは私たちの予想通り、健康管理が大好きな主人の友人でした。
健康にも関わらず毎月漢方医にかかり、会うごとにエスカレートしていっている(気がする)彼。
「見た目が大事!」と声高に叫ぶ彼らしく、今日もきちんとジャケット着ての登場です。
“あ・・・・何のお茶?普洱じゃないなら僕は水で・・・・”
指先までピシッと伸ばした手で私の差し出す茶壷を断り、店員にお水をオーダー
主人の発したあの言葉は、「普洱以外は口にしない」という信念を持つことを思い出したからでしょう。
365日飲むわけじゃあるまい、久々に会うこの数時間・・・いや「1杯」くらいいいだろうに・・・・
まったくもうブツブツブツ・・・・・なんて思いつつも、こんな彼ももう慣れっこ。
ある意味キャラクター化していく(ような)彼が私も主人も好きなんですけどね。
3人でメニューを見ていると、もう1人の友人から電話が・・・まもなく到着するとのことです。
IT企業で勤める彼、パソコン関連はお手のものなので私もよく助けてもらっています。
この日もお願いした品を持ってきてくれる約束、早くその品・・・・いえいえ彼の到着が待ち遠しいわ。
さぁとりあえず4人揃ったところで料理のオーダーとしましょうか。
健康オタク君の彼女は仕事が少々押しているので少々遅くなるとか・・・・・・
一緒になってもう1年・・・・年若い彼女がまだ一緒ということで内心ホッとしていたりしてね。
外国人ということもあって、一緒の食事のときは私が何を食べたいか気にしてくれるのが嬉しいところ。
基本好き嫌いはないけれど、中には慣れないものがあるのも事実。
この日は評判の良い美味しそうな料理を幾つか調べておいたので・・・・それをお願いすることにしました。
その次に優先されるのは・・・健康君。
理由はお分かりでしょうか・・・・・彼には「これは体に良い・悪い」の境界線がはっきりしているのから。
ちなみにスープは健康君セレクト・・・・何だったかなぁ、薬膳のスープ。
これはその具が取り出されたもの、お好みで食べてもいい・・ということなのです。
龍皇披金甲
このレストランのお薦めメニューのひとつ、蝦好きの私にはたまりません。
見た目が美しいのはもちろん、黄金色に揚げられた蝦はプリプリ感をほどよく残し香りも抜群。
身の部分は白身魚と蝦を使ってるので、だからあんなにフワッとした食感ができるんですね。
こちらは私セレクト、事前にチェックしていた品のひとつです。
ただ・・・「揚げ物ダメ」の健康君にはどうだったかは・・・はてさて。
健康君セレクト
基本はたしか「揚げ物と涼に属する食べ物がダメ」の彼
その理由を聞くと、彼なりの哲学のようなものが並べられて聞いてて面白いんですよね。
特にこういう場で「すご~い、そんなことよく知ってるわね!」なんて言ってあげたりすると
おかしいくらいに嬉しそうで得意そうな笑顔になります・・・・・口元だけ笑ってるそんな笑顔。
家で作るオイスターソースの肉そぼろのようなこの料理、これを選んだ理由聞くの忘れちゃいました。
主人セレクト・・・ 海蝦蛋白
隣の白いのは全部卵白なんですって。
よくこんな風に仕上がるものだと感心するくらい、まるで泡のようにふわふわ。
香港は黄身を使う料理のほうが圧倒的に多いですからね、そういう意味でも珍しいかも・・・。
健康君彼女セレクト・・・・乳豬炒飯
燒臘店でいただくのとはやっぱり違う、お上品な味です。
スープとかこういうご飯もの、店員さんがささっと取り分けてくれるのがこういう店ならではですよね。
そして、締めは私セレクトで 香芒卷
マンゴークリームを衣で包み揚げたもの、周りのアーモンドが香ばしいデザートです。
揚げていても脂っこく感じない、これまたおすすめの一品でしょうか。
何かあるとサッと店員さんが来て手伝ってくれたり、さりげなくお茶を足してくれたり
お酒を飲まない私たちに合わせ、この日はノンアルコール(友人はビール飲んだ程度)
それでだいたい一人300~400ドルという感じでしょうか・・・・あ、写真にはないもう1品含めて。
1年経ってもいまだ彼女の前では不自然な「いい男」を立ち振る舞う健康くん
いえいえ彼女はちゃんと知っているはず、女性はいろいろなこと見抜いちゃいますものね。
健康度がエスカレートする彼と、最初の頃より貫禄が出た(ように見える)彼女の姿が微笑ましくて
願わくばこのままずっと幸せでいてほしいなぁ・・・・なんて思ったりするのです。
なぜなら学生時代・・健康君はよくクラスメイトにからかわれる、そんな存在だったとか。
決して今のようにイジメとかではないけれど、でもクラスにいませんでした?
ちょっと中性的だったりおとなしい性格だと“女みたい”って、そんな対象になる子。
その思い出が彼の背中をあんなにもシャキッとさせちゃうのかなぁ。
そう思うとなんだかいじらしくもなる・・・・・・
でも、お茶の1杯くらいいいじゃない、って思ったりもする、久々のプチ贅沢会食なのでした。
明閣
旺角上海街555號香港旺角朗豪酒店6樓
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香港情報担当しています(香港麺のお話)
身の丈以上のことは出来ないけれど、出来る範囲で欲しい環境とサービス
1人や家族だけのときは簡単でいいけれど
たとえば大事な話がある友人との食事や、久しぶりに会う友人とはゆっくり過ごしたい
そう思う回数がだんだん増えてきたのは、年齢があがってきたという証拠なのかもしれません。
別段珍しくない友人たちとの夕食
違うのは個々ではなく、一度に会うという滅多にない機会だということ。
ミシュラン云々には特別興味はないのだけど、評判のよさそうなお店をチョイスすることにしました。
旺角の朗豪酒店(ランガムプレイスホテル)にある「明閣」
ミュランの星2つの広東料理レストラン、中国伝統スタイルの内装が印象的です。
性格上ついつい待ち合わせの随分前に到着するのは毎度のこと。
さすが有名店だけあってメニューも英語に日本語がきちんと併記
料理は友人たちが到着してからだけど、先に中国茶だけ注文して待つことにしました。
“あ・・・・・”
中国茶を注文した直後に主人が発したこの一言
特別気にもしなかったその言葉の理由、それはその後すぐ判明しましたけど。
“お久しぶり”
2番目に到着したのは私たちの予想通り、健康管理が大好きな主人の友人でした。
健康にも関わらず毎月漢方医にかかり、会うごとにエスカレートしていっている(気がする)彼。
「見た目が大事!」と声高に叫ぶ彼らしく、今日もきちんとジャケット着ての登場です。
“あ・・・・何のお茶?普洱じゃないなら僕は水で・・・・”
指先までピシッと伸ばした手で私の差し出す茶壷を断り、店員にお水をオーダー
主人の発したあの言葉は、「普洱以外は口にしない」という信念を持つことを思い出したからでしょう。
365日飲むわけじゃあるまい、久々に会うこの数時間・・・いや「1杯」くらいいいだろうに・・・・
まったくもうブツブツブツ・・・・・なんて思いつつも、こんな彼ももう慣れっこ。
ある意味キャラクター化していく(ような)彼が私も主人も好きなんですけどね。
3人でメニューを見ていると、もう1人の友人から電話が・・・まもなく到着するとのことです。
IT企業で勤める彼、パソコン関連はお手のものなので私もよく助けてもらっています。
この日もお願いした品を持ってきてくれる約束、早くその品・・・・いえいえ彼の到着が待ち遠しいわ。
さぁとりあえず4人揃ったところで料理のオーダーとしましょうか。
健康オタク君の彼女は仕事が少々押しているので少々遅くなるとか・・・・・・
一緒になってもう1年・・・・年若い彼女がまだ一緒ということで内心ホッとしていたりしてね。
外国人ということもあって、一緒の食事のときは私が何を食べたいか気にしてくれるのが嬉しいところ。
基本好き嫌いはないけれど、中には慣れないものがあるのも事実。
この日は評判の良い美味しそうな料理を幾つか調べておいたので・・・・それをお願いすることにしました。
その次に優先されるのは・・・健康君。
理由はお分かりでしょうか・・・・・彼には「これは体に良い・悪い」の境界線がはっきりしているのから。
ちなみにスープは健康君セレクト・・・・何だったかなぁ、薬膳のスープ。
これはその具が取り出されたもの、お好みで食べてもいい・・ということなのです。
龍皇披金甲
このレストランのお薦めメニューのひとつ、蝦好きの私にはたまりません。
見た目が美しいのはもちろん、黄金色に揚げられた蝦はプリプリ感をほどよく残し香りも抜群。
身の部分は白身魚と蝦を使ってるので、だからあんなにフワッとした食感ができるんですね。
こちらは私セレクト、事前にチェックしていた品のひとつです。
ただ・・・「揚げ物ダメ」の健康君にはどうだったかは・・・はてさて。
健康君セレクト
基本はたしか「揚げ物と涼に属する食べ物がダメ」の彼
その理由を聞くと、彼なりの哲学のようなものが並べられて聞いてて面白いんですよね。
特にこういう場で「すご~い、そんなことよく知ってるわね!」なんて言ってあげたりすると
おかしいくらいに嬉しそうで得意そうな笑顔になります・・・・・口元だけ笑ってるそんな笑顔。
家で作るオイスターソースの肉そぼろのようなこの料理、これを選んだ理由聞くの忘れちゃいました。
主人セレクト・・・ 海蝦蛋白
隣の白いのは全部卵白なんですって。
よくこんな風に仕上がるものだと感心するくらい、まるで泡のようにふわふわ。
香港は黄身を使う料理のほうが圧倒的に多いですからね、そういう意味でも珍しいかも・・・。
健康君彼女セレクト・・・・乳豬炒飯
燒臘店でいただくのとはやっぱり違う、お上品な味です。
スープとかこういうご飯もの、店員さんがささっと取り分けてくれるのがこういう店ならではですよね。
そして、締めは私セレクトで 香芒卷
マンゴークリームを衣で包み揚げたもの、周りのアーモンドが香ばしいデザートです。
揚げていても脂っこく感じない、これまたおすすめの一品でしょうか。
何かあるとサッと店員さんが来て手伝ってくれたり、さりげなくお茶を足してくれたり
お酒を飲まない私たちに合わせ、この日はノンアルコール(友人はビール飲んだ程度)
それでだいたい一人300~400ドルという感じでしょうか・・・・あ、写真にはないもう1品含めて。
1年経ってもいまだ彼女の前では不自然な「いい男」を立ち振る舞う健康くん
いえいえ彼女はちゃんと知っているはず、女性はいろいろなこと見抜いちゃいますものね。
健康度がエスカレートする彼と、最初の頃より貫禄が出た(ように見える)彼女の姿が微笑ましくて
願わくばこのままずっと幸せでいてほしいなぁ・・・・なんて思ったりするのです。
なぜなら学生時代・・健康君はよくクラスメイトにからかわれる、そんな存在だったとか。
決して今のようにイジメとかではないけれど、でもクラスにいませんでした?
ちょっと中性的だったりおとなしい性格だと“女みたい”って、そんな対象になる子。
その思い出が彼の背中をあんなにもシャキッとさせちゃうのかなぁ。
そう思うとなんだかいじらしくもなる・・・・・・
でも、お茶の1杯くらいいいじゃない、って思ったりもする、久々のプチ贅沢会食なのでした。
明閣
旺角上海街555號香港旺角朗豪酒店6樓
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香港情報担当しています(香港麺のお話)
by mangonaoko
| 2012-07-31 06:54
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