漢字が溢れるスタバで香港を感じる~星巴克
2012年 10月 04日
どこの都市に行っても、どこの国に行ってもあるスターバックス
日本進出してすでに相当の年月が経過しましたが、第1号店は今もある銀座店。
今から20年近く前の1995年開店・・・・なんだか昔のような最近のような不思議な感じですよね。
香港にスターバックスが出来たのは日本より遅い、2000年。
それまでの香港では、美味しいコーヒーを飲める店はほとんどなかったと言います。
茶餐廳などにあるコーヒーは、独特のあのインスタント風味だし
イギリス領土の影響と中国文化のせいか、お茶のほうが生活に馴染んでいたのでしょう。
もちろんホテルのラウンジとかで飲めば美味しいコーヒーにも出会えますが
「手軽に美味しく飲める本格コーヒー」として、香港でもある意味画期的な登場だったのかも。
星巴克
すでに有名ですが、スターバックスの漢字表記。
香港では英語表記が主流ですが、上海や北京などではこんな漢字表記も目にします。
韓国の仁寺洞では、その古風な町並みに合わせてここだけハングル表記なんだとか・・・。
店内で売られるタンブラーも各国ならではのデザインで、これを買い求めるファンも多いでしょうけど
“その国ならではのスターバックス”って、スタバファンでなくても魅力的ですよね。
日本にはコンセプトストアとして数店舗が展開しているそうですが
私がお正月などにかならず行く鎌倉の御成町店もそのひとつ。
漫画家の横田隆一氏の邸宅跡地というこの店、春には藤棚の藤も美しいので有名とか。
香港ではコンセプトストアという括りはありませんが、香港らしい店が2店舗。
ひとつは中環の都爹利街にある、昔ながらの冰室をイメージした店内
もうひとつは今年開店したばかり、旺角の洗衣街にある店・・・こちらは映画がテーマです。
もちろんここで目にする店名は「星巴克」・・・・そう、漢字表記。
春に訪れたときは時間帯のせいか、コーヒー買うだけでも長蛇の列でしたけれど
久々に訪れた店内は、朝の開店直後とあってお客もまばら、落ち着ける雰囲気満載です。
どこの国でもそうでしょうけれど、スタバのコーヒーは若干お値段お高めですよね。
だからこそ“ゆっくり落ち着いて飲む”のが最高の目的、しかも同じ店内でもどこに座るかが重要
こちらは映画館の椅子が使用されていて、ソファーとは違ういい座り心地なんですよ。
2-3時間の映画を腰を痛くせずに見れる椅子・・・・もちろんコーヒーブレイクにも最高です。
香港のこの2店舗では蛋撻(エッグタルト)や菠蘿包(パイナップルパン)など
ご当地メニューと呼べるようなものもありますが、朝早いとなかったりするのでご注意。
私もまさに朝食タイムという時間帯なので、普通にブルーベリーマフィンに落ち着きました。
樓上好戲
香港らしいマージャンパイで書かれたこの文字、
なんと2770個の牌が使われているのだとか。
ちなみに「戲」とは中国語で映画や演劇を指す単語・・・・とすると、意味お分かりになりますでしょう?
アメリカの店なのだけど、漢字が溢れて香港を感じられる場所
香港にしかない香港ならではの場所も魅力だけど
こんな風にご当地メニュー味わうのもなかなか素敵。
なんて言うんでしょうね、まるで外国人の目から見たようなデフォルメされた香港文化
そんなたくさんの漢字がちりばめられたこの空間で
映画を見るように、どっしり腰落ち着かせてコーヒーブレイク・・・いかがですか?
星巴克咖啡 (電影院分店)
旺角洗衣街89-91號偉基樓1樓及2樓
8:00-23:00
(金土は-0:00)
星巴克咖啡 (冰室分店)
中環都爹利街13號樂成行地庫中層
月-木 7:00-21:00
金 7:00-22:00
土 8:00-22:00
日・祝 9:00-20:00
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香港情報担当しています(7-11でもらえるレトロ香港)
by mangonaoko
| 2012-10-04 21:55
| 香港cafe