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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

使って使って欠けて使って~黑白淡奶

日本人は真面目で几帳面
一方、融通があまり利かない・・・なんて印象をもたれがち。

たとえば何事にも冷静に対応することや
時間をちゃんと守ること、列があればきちんと並ぶこと
それは世界的にも“良い部分”として人々の目に映っている
所詮長所と短所なんて背中合わせなのだから
その“良い部分”だって、時と場合によっては“短所”にもなりうるのよね。

香港は日本に比べて“緩い”部分が多いかも

先日お話した博物館などの規則などもそうだけど
“ま・・いっか”で済ませてもらえる場面がけっこう多かったりするのです。
でもでも、それは時に“いい加減”と思われることもあるのだから
どっちがいいかって聞かれると、これまた難しい判断になるのよね。

茶餐廳などの、いわゆる庶民的なお店

店員さんに笑顔がなかろうと
呼んだら面倒くさそうな顔をされようと
運ばれた珈琲がこぼれていようと
運ばれた麺、テーブルに置かれる瞬間まで店員の指がスープに触れてたとしても
そして・・・・食器が欠けていようと

郷に入れば郷に従え

怒っちゃいけないのです。

使って使って欠けて使って~黑白淡奶_a0132659_16132349.jpg

見飽きていても、これに入った奶茶はやっぱり嬉しい・・・・黑白淡奶のカップ


でも
欠け過ぎじゃなかろうか


飲もうとしたら唇切っちゃいました・・という鋭利な欠けではないにしても
360度ぐるっと緩く欠けている、違う意味で年季の入ったこのカップ
欠けても欠けても使い続け、欠けた部分が丸みを帯びてきています。
これを“物を大切にする”とするか、“使えればよしとする大雑把”とするか・・・

使って使って欠けて使って~黑白淡奶_a0132659_16132588.jpg

欠けかけのカップの下には、オーダー時のメモ書きが・・・
伝票は別にあるのだから、実際この紙をお客に渡す必要はないのだけど
わざわざこれを取り除いて持ってくる、そんなことはしないのです。

ま、いっか・・・・どちらも害があるわけじゃないものね

360度の中から一番欠けてない部分で奶茶を飲みながら
でもやっぱりこう思ったりするのです。

日本じゃないだろうなぁ・・・・こういうこと

使っても問題ないのに、ちょっと欠けても捨てちゃうのがいいのか
香港人も思わずビックリしちゃうくらい欠けたものを提供するのがいいのか
どちらをいいとするかは、う~ん やっぱり難しいのです。



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香港情報担当しています(漢字の国ならではの珈琲は・・)

by mangonaoko | 2012-10-25 18:13 | 香港だより