機能的な香港の新団地~劉德華も住みました
2012年 11月 29日
“ここ・・・・劉德華が子供の頃住んでいたのよ”
私が好きだと知った義母が、私にその建物を指差して教えてくれたのは随分前のこと。
右を見ても左を見ても、同じような高層の団地が立ち並ぶ中
どれを見ても同じに見えた私には、その指差す建物がいったいどれなのかよく分からないまま
“へぇ・・・大スターも昔はこんな団地住まいだったのね”
なんて、分かったような素振りをしていたものでした。
藍田邨
その名の通りMTR觀塘線の藍田駅からほど近い場所にある団地
といっても義母が言った劉德華が子供の頃に住んでいた姿ではなく
今ある姿は2009年に新しく生まれ変わった、新しい建物です。
劉德華が住んでいた・・・というだけでなく、最新の団地という存在にも興味深々。
もちろん部屋の中には入れないけれど、中がどんな感じが探検にやってきました。
ちなみに大きく書かれた「藍田邨」の文字
劉德華が書いたんですよ・・・・そう、達筆だということでも有名なんです。
敷地内に入って最初に目に留まったのが、こちらの案内標識。
これ・・・・・・・・・・・・・・何だか分かります?
もちろん書かれているのはこの敷地内の案内なのですが
ほら、洗濯物を模っているんです。物干し竿に通された洗濯物
真ん中のがTシャツっていうの・・・ね、分かりますでしょう?
4棟から成るこちらの藍田邨
団地は団地ですが、最新ということもあってとっても機能的でデザインに凝っています。
住民の入り口は基本的に2階にあり、1階部分はこのように吹き抜け。
ベンチがあったり、公共トイレや管理室があったりしますが
そこの柱はこのように絵や写真でデザインされています。
こちらは・・・「食」ですね。
「衣食住」・・・・香港ならではの、特にここ藍田に注目した絵が描かれていたり。
住民専用のレストラン?
いえいえ、ここはその2階部分にある休憩所なんです。
ここは飲茶ができる酒樓がテーマなんですね。
茶壷や茶葉、それからメニュー表も掲げているという細かい部分にもこだわっています。
お隣の建物は・・・・・まるで図書館のような休憩所。
先客の方がいらしたので撮れる角度が限られてしまいましたが
各所に飾られている写真、昔の団地の部屋なんですよ。
団地に限ったことではありませんが、香港は部屋の外でまったり過ごす人が多い。
そういう部分を大事にしているというか、住民にとっては優しい環境ですよね。
もちろん私のようにここに住んでいなくても入ることの出来るエリアです。
そして感じるのは、昔ながらの香港を彷彿とさせるデザインが多いということ。
柱に書かれた絵も、休憩所で見られる写真も、至るところに見られる「昔の香港団地」
一角には2009年の完成時の紹介も。
今は国際スターとなった劉德華も参加したんですよね。
藍田邨の「邨」の文字は団地を意味します。
香港はその住む場所を聞いただけで、団地かどうかがはっきり分かるのです。
特に団地への入居条件は厳しく、なんと30年前の基準のままだとか・・・
つまり今の時代、生活に困らない給料をもらっていたら収入オーバーで入居資格はありません。
夫婦共働きだったら間違いなく無理でしょう。
でも・・・外で借りるのも買うのも高い、でも団地にも住めない。
日本でいったら世帯収入20万以上は入居できません、ってそんな風な基準なんですから。
あいにく中の部屋に入ることはできませんが、義母の話だとかなり狭い部屋だそうです。
2人だったら30平方mもないくらいでしょうか、もっと狭いかもしれません。
でも・・・この藍田邨を見るとちょっと住む人が羨ましくなりました。
きっとこれをデザインした人は、自分自身が団地で育った人。
住む人が何が欲しいか、何があったら嬉しくて便利か・・・・
こっち側に立ってないと分からない部分が、本当にたくさん織り込まれていましたから。
藍田邨
機能的な新しい香港団地の話、続きもあるのでまた聞いてくださいね。
↑よろしければ鴛鴦茶餐廳へ応援ポチリ・・・多謝!
《お知らせ》
鴛鴦茶餐廳facebook 開設しました。
(ちなみに個人のFBはしてないのです・・・・ごめんなさい!)
facebook粉絲專頁
香港情報担当しています(香港ならではの小さなお店)
私が好きだと知った義母が、私にその建物を指差して教えてくれたのは随分前のこと。
右を見ても左を見ても、同じような高層の団地が立ち並ぶ中
どれを見ても同じに見えた私には、その指差す建物がいったいどれなのかよく分からないまま
“へぇ・・・大スターも昔はこんな団地住まいだったのね”
なんて、分かったような素振りをしていたものでした。
藍田邨
その名の通りMTR觀塘線の藍田駅からほど近い場所にある団地
といっても義母が言った劉德華が子供の頃に住んでいた姿ではなく
今ある姿は2009年に新しく生まれ変わった、新しい建物です。
劉德華が住んでいた・・・というだけでなく、最新の団地という存在にも興味深々。
もちろん部屋の中には入れないけれど、中がどんな感じが探検にやってきました。
ちなみに大きく書かれた「藍田邨」の文字
劉德華が書いたんですよ・・・・そう、達筆だということでも有名なんです。
敷地内に入って最初に目に留まったのが、こちらの案内標識。
これ・・・・・・・・・・・・・・何だか分かります?
もちろん書かれているのはこの敷地内の案内なのですが
ほら、洗濯物を模っているんです。物干し竿に通された洗濯物
真ん中のがTシャツっていうの・・・ね、分かりますでしょう?
4棟から成るこちらの藍田邨
団地は団地ですが、最新ということもあってとっても機能的でデザインに凝っています。
住民の入り口は基本的に2階にあり、1階部分はこのように吹き抜け。
ベンチがあったり、公共トイレや管理室があったりしますが
そこの柱はこのように絵や写真でデザインされています。
こちらは・・・「食」ですね。
「衣食住」・・・・香港ならではの、特にここ藍田に注目した絵が描かれていたり。
住民専用のレストラン?
いえいえ、ここはその2階部分にある休憩所なんです。
ここは飲茶ができる酒樓がテーマなんですね。
茶壷や茶葉、それからメニュー表も掲げているという細かい部分にもこだわっています。
お隣の建物は・・・・・まるで図書館のような休憩所。
先客の方がいらしたので撮れる角度が限られてしまいましたが
各所に飾られている写真、昔の団地の部屋なんですよ。
団地に限ったことではありませんが、香港は部屋の外でまったり過ごす人が多い。
そういう部分を大事にしているというか、住民にとっては優しい環境ですよね。
もちろん私のようにここに住んでいなくても入ることの出来るエリアです。
そして感じるのは、昔ながらの香港を彷彿とさせるデザインが多いということ。
柱に書かれた絵も、休憩所で見られる写真も、至るところに見られる「昔の香港団地」
一角には2009年の完成時の紹介も。
今は国際スターとなった劉德華も参加したんですよね。
藍田邨の「邨」の文字は団地を意味します。
香港はその住む場所を聞いただけで、団地かどうかがはっきり分かるのです。
特に団地への入居条件は厳しく、なんと30年前の基準のままだとか・・・
つまり今の時代、生活に困らない給料をもらっていたら収入オーバーで入居資格はありません。
夫婦共働きだったら間違いなく無理でしょう。
でも・・・外で借りるのも買うのも高い、でも団地にも住めない。
日本でいったら世帯収入20万以上は入居できません、ってそんな風な基準なんですから。
あいにく中の部屋に入ることはできませんが、義母の話だとかなり狭い部屋だそうです。
2人だったら30平方mもないくらいでしょうか、もっと狭いかもしれません。
でも・・・この藍田邨を見るとちょっと住む人が羨ましくなりました。
きっとこれをデザインした人は、自分自身が団地で育った人。
住む人が何が欲しいか、何があったら嬉しくて便利か・・・・
こっち側に立ってないと分からない部分が、本当にたくさん織り込まれていましたから。
藍田邨
機能的な新しい香港団地の話、続きもあるのでまた聞いてくださいね。
↑よろしければ鴛鴦茶餐廳へ応援ポチリ・・・多謝!
《お知らせ》
鴛鴦茶餐廳facebook 開設しました。
(ちなみに個人のFBはしてないのです・・・・ごめんなさい!)
facebook粉絲專頁
香港情報担当しています(香港ならではの小さなお店)
by mangonaoko
| 2012-11-29 20:19
| 香港だより