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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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夏の夜の中国伝統木偶~短パンにサンダルでね

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早いものでもう9月。
学校の学期区分は日本と違う香港でも、夏休みは8月でお終いです。
社会人になるとあの数ヶ月の夏休みなんて夢のような話で
本当に喉から手が出るほど欲しいですが・・・・・・どう逆立ちしたって無理なお話ですよね。

まだまだ夏休み真っ盛りという頃のお話ですが
近所で中国伝統パペットの公演があるということで、子供のように楽しみに会場に向かっていました。

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木偶

パペットと訳していいのか悩むところですが
日本で言う浄瑠璃という感じでしょうか。
「歌う」というより「語る」と表現するのが相応しい歌
浄瑠璃のように三味線などの伝統楽器で奏でるのではありませんでしたが
こんな近距離でしかも無料で見させていただけるんですもの、生伴奏なんて贅沢贅沢。

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予備知識も何もないままの鑑賞だったのですが
多いもので20本以上ある糸によって巧みに操られる人形たち
本当に指先の表現までしっかりしていて、思わず口開けて見入ってしまいました。

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この団体のこともまったく知らないのですが
見ていて分かるのは右手の男性が抜群にお上手だということ。
音楽(語り)はテープなんでしょうけど、この方動作と一緒に表情まで変わるんですよね。
ベテランでなければ手先の動きに一生懸命で、表情なんて眉間に皺でも寄りそうなものなのに
そのストーリーや人物に添うように表情まで変わるのですから・・・・・
表現者としてとっても優れている方なんだと、そんな風に感じながら拝見しておりました。

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住民に楽しんでもらうイベントなので・・・途中子供が参加できるこんな場面も。

“私もやりたい・・・・”

なんて思いながら見てるんでしょうかね。

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短いのと長いので合計3本の物語を上演。
あいにく私もそのストーリーまではきちんと理解することは出来ませんでしたが
こういのって見ているだけでも十分楽しめるものなんですよね。

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途中こんな風に旧正月のシーンまで登場しました。
芸が細かいというか獅子の中の人間までちゃんといるんですもの。
1人でなく2人で操るのはその呼吸も大切なところ
幸い風のある比較的気持ちのいい夜だったのですが・・・・動いていると暑いですよね。

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こういう方たちって本業ではなく活動されているんでしょうか。
芸事は分野を問わずその活動は簡単なものではありません。
それだけで「食べていく」って本当に大変・・・・よほどの援助とかない限り難しいですもの。

もちろんこういう上演にはそれなりに報酬とかバックアップがあるんでしょうけど
90分間こんなに楽しませてもらったのに、タダっていうことが本当に申し訳ないくらいです。

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公演が終わると観客はあっという間にいなくなっていましたが
スタッフの方たちはこのパペットを前に記念撮影を繰り返していました。

こういうときの笑顔っていいですよね。
大学時代とその後のお仕事で携わった表現の世界
稽古やその準備は本当に大変なんだけど、幕が無事下りたときの感激はなんとも言えません。
でも、あの感動があるからこそ誰もがまた次を目指せるのでしょうけど。

夏の夜の中国木偶

短パンにサンダルという人生最大の軽装で楽しんだ、伝統芸能なのでした。


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Commented by nicho at 2013-09-02 19:04 x
「中国木偶」世界街歩きだったでしょうか?一度テレビで見た事があります。一人であの何本もの糸を操る姿は「凄い!」の一言ですが、実際目の前で見たら私もきっと口が開きっぱなしの気がします(笑)
あ~私も子供達に混じって習いたい!
「やりたい人~!」って言われたら即「ハイッ」て立って手挙げちゃいます(笑)
伝統をこんなに身近に感じられるなんて素敵ですね(*≧∀≦*)
Commented by TOUKO at 2013-09-03 00:38 x
伝統芸能を小さな時から気軽に接する事が出来るなんていいですね~
たまに小さな劇場でのお芝居を観る事があるのですが先日は脚本演出をした若い俳優さんが最後に笑顔でご挨拶~と思ったら涙ポロポロでこっちまでウルウルしてしまいました。最後の皆の清々しい笑顔とか、なんていうのかな、ああいうの、見ているこちらも気持ちが上を向いてきます♪
Commented by mangonaoko at 2013-09-04 09:22
>nichoさん
世界街歩き・・・・懐かしいですね!あのメロディーが流れてくるようです。
今回私が見たのも指先まで表現していて、物を拾ったりするんですよね~どうしてそんな器用なことができるのかと集中して見てしまいました。たくさん練習されているんでしょうけど・・すごいですよね。人形によって糸の数がけっこう違ったので、最初は少ないもの担当するんでしょうか。
こういう市民レベルのイベント、たくさんあるといいなって思います。私も見たいし(笑)
Commented by mangonaoko at 2013-09-04 09:25
>TOUKOさん
ここにいる子供たち・・・後半はだいぶ飽きている様子でしたよ(笑)見てはいるけど集中力散漫なのが見て分かりました・・・子供には90分は長すぎるのかもね。
私も友人が劇団で活動してるので今まで小劇場に通うことがたくさんありました。大劇場の興行よりもそういう感動は近く感じることができますよね。やはり空間が狭くて距離が近いせいでしょうか。
何かをやり遂げた後の涙って素敵。感動とホッとする気持ちが入り交ざる・・・でも清清しい気持ちですものね。
by mangonaoko | 2013-09-01 20:27 | 香港文化 | Comments(4)