勝利の道でいただく真っ赤なスパゲッッテイ~奇香冰室
2014年 06月 25日
今回の開催地は遠い遠いブラジル、そのため時差も大きく試合を見ようとしたら毎日徹夜状態。
さすがに全部の試合をオンタイムで見てる人は少ないでしょうけど
この時期だけはサッカーファンじゃなくとも、その試合の結果が気になる人も多いですよね。
たった1つのゴールの差で決まる勝負。
人生の中で勝ち負けをつけるのはよくないかもしれませんけど、
「勝利」って言葉はなんとなく力強いものです。
今日はそんなワールドカップにちなんでこちらの「勝利道」
英語表記はなんていったって「Victory Avenue」ですよ、Victory!
まぁその前に香港の道、以前の私のイメージのAvenueとかけ離れてることも多いのですが
そんなことはさておき、目的地に向ってズンズン進んでいきますよ。
何文田に属するこのエリア、あまり便利な場所ではないこともあり
お昼時の訪問なのに余裕で座れる、私にはありがたい環境です。
香港は相席が当たり前、今は空いていてもいつ人で溢れるか想像できません。
そんなときは誰もが好む卡位がいの一番に相席になることが多いのです。
郷に入れば郷に従う方式でそれは構わないのですが
その順位がなるべく低い、狭い入り口近くの席に座る気持ちも察していただけます?
まぁこの狭さで相席になったら距離近すぎて困っちゃうんですけどね。
とりあえず注文を伝えフト顔を上げれば・・・・まぁなんて冷えている店内ですこと。結露でいっぱい。
些細なことですが、こういうお店では珍しいフチの薄いカップ。
香港のカップは気をつけて飲まないと、うっかり口元からミルクティーがこぼれちゃう
そんな「飲みにくい」厚さのカップが大半だったりしますよね。
でも薄いほど割れやすい。
こちらのカップも、堂々と2-3箇所欠けた状態でもまだ現役です。
イタリアンなんて文字も少ない、洋食のスパゲッティ。
種類といえばナポリタンにミートソース、今みたいに「ボロネーゼ」なんて名もなく
家庭科の調理でも「今日はミートソースよ」というような、もっと家庭的な味でしたよね。
お母さんが台所でケチャップをドバドバ絡めてつくるような、ちょっとベチャッとしたスパゲッティ。
お洒落なイタリアンレストランで出会うことはないのだけれど
今思うと、この「本来の料理を自国で勝手にアレンジ」するあたり、
茶餐廳のメニューに通じることが多いような気がするのです。
あの懐かしいナポリタンに絡まるのは、ハムと卵と鶏肉の細切り。
そしてお家のフライパンで炒めたような、ケチャップの水分が残るベチャベチャ感が懐かしや。
こんな昔懐かしい料理を前にしたら、思わずこんな風にフォークでポーズとりたくなりますでしょう?
右利きにもかかわらず左手なのは、カメラの重みに耐えるためですのでご了解を・・。
なんだか動物の匂いでいっぱい
動物飼ってるのでこのあたりそんなに敏感じゃないのですが、それでも鼻先に香る動物臭。
と思ったら、あらお隣がペットショップだったんですね。
懐かしさで刺激されてお鼻が敏感にでもなったんでしょうか、だとしたらあのナポリタン素晴らしい。
そんなはずはありませんでした。
実はその隣も・・・またまたお隣もペットショップ。きっとさっきのお店は風下に位置していたに違いありません。
そうなんです、この勝利道・・・やたらペットショップが多い道でもあったんですね。
ペットショップが多いといえば太子が思いつくのですが、
いやはやこちらも負けず劣らずの店舗数です。
帰り道にはこんな不機嫌じゃないはずなのに不機嫌にしか見えない看板猫ちゃん。
「あなたどこに住んでいるの?」
「Victoryよ」
ってこの猫ちゃん、誰かに聞かれたら(誰に?)毎回そう答えるんだわ。
いつもいつも勝利に満ち溢れている1本道。
人生に勝ち負けはないはずだけど、でもやっぱりこの言葉・・・前向きに力強くなるものですよね。
奇香冰室
何文田勝利道26號B
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日時: 3日(木)4日(金)8日(火)9日(水)
14日(月)16日(水)18日(金)
22日(火)24日(木)28日(月)30日(水) 各日 10:15~12:30
6日(日)20日(日) 各日 9:30~11:30
場所:太子
費用:3回500ドル 1回200ドル (2回・4回などのご参加も歓迎です)
※ご旅行の方のご参加もご好評いただいております。
by mangonaoko
| 2014-06-25 21:04
| 餐廳