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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港夫とのんびりアジア生活・・・茶餐廳の如く 様々な異文化メニューお届けできれば・・


by mangonaoko
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地球と生産者に優しいフェアトレード茶「細味公平」~本日は大暑

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暑中お見舞い申し上げます

という言葉の「暑中」の通り、本当に暑さ真っ盛りの毎日ですよね。
本日7月23日は二十四節気の「大暑」
1年でもっとも暑い時期ということですが、もうこの2文字見るだけで汗かきそうです。

梅雨明けした日本も暑いとのことですが
こちら香港はもう随分前から「夏本番」、連日33-35度の気温と高い湿度に加え
強い日差しと照り返しでちょっと歩いて行動するのも辛く感じる毎日なのです。

熱中症(中国語では中暑)予防のためにも、こまめに水分補給はしたいもの。
私もボトルに入れたお茶を持ち歩いていたりします。
もちろんコンビニに行けば手軽にペットボトル飲料を買うことはできますが
「適当に買って、適当にゴミになる」というの、あまり好きではないのです。
そうそう、最近は香港も健康志向が強くなったせいか割合が少なくなりましたが
「香港の甘いペットボトルのお茶」に驚かれた方少なくないのでは?
日本では考えられない「砂糖入りのお茶」
割合が少なくなったとはいえ、香港では「無糖」表記ちゃんと確認してくださいね。


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今日は涼しいお茶と、貿易に関するお話をちょこっとさせてくださいね。

私は香港のカフェであまり冷たいものを注文しません。
なぜなら冷房が強い店内、到着したときは暑くてもすぐ寒くなるのが分かっていますから。
ところがあるカフェに売られているお茶のボトルに惹かれ、思わず買ってしまった日がありました。
カフェでカップに入れた珈琲を飲むのではなく、ボトルのお茶を飲む・・・・あまりない光景です。
でもそのお茶の味が、コンビニで売られているお茶より「お茶の味」がする美味しさ。
またスリムなボトルを捨てるのがもったいなく、そのまま持ち帰ってしまったのですが
結局その後もそのカフェではそのお茶を買い持ち帰る・・・・ということが幾度と続いたのです。

私が手にしたお茶にはこう書かれていました「公平茉莉」

別にアールグレイもあったのですが、中国茶が好きな自分にはやはりジャスミン茶。
そしてそのカフェにはこのボトル以外にも「公平」と書かれた商品が幾つも並んでいたんですよね。
お茶に珈琲にチョコレート・・・・後から考えれば納得のラインナップ。

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公平貿易

フェアトレード(fairtrade)と聞けばお分かりでしょうか。
これは発展途上国の原料や製品を、適正な価格で継続的に購入すること。
なぜなら弱い立場である生産者に安い対価しか支払わない環境が存在するのです。
生産者が安心して生産する環境が整わなければ、良い製品や原料が作られないのは当然のこと。
努力してもわずかな金額しか得られければ、生産性を上げるため必要以上の農薬を使用ということも起こりえるのです。

私が手にしたお茶はこの「公平貿易」で生産されたもの。
香港でもこの「国際フェアトレード認証ラベル」が貼られた商品が幾つも販売されています。
でもペットボトルのお茶としては、このお茶が初ということなのです。

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大暑の前日でもある昨日、神様がプレゼントしてくれた「縁」により
このお茶の新作発表会にお邪魔させていただく機会がありました。
捨てるのがもったいない・・・と持ち帰った幾つかのボトルたちも一緒ですよ。
なぜなら後で知ったのですが、このボトルちゃんと再利用ラインが準備されているんです。

ご存知の方もいるかと思いますが、香港のゴミは日本よりずっと遅れています。
街中に分別のゴミ箱が用意されている箇所もありますが
家庭ゴミなど分別をまったくしなくても捨てられる環境が続いているのです。

ペットボトルの蓋とラベルとボトルを分けて捨てるのに慣れている自分には
そのボトルを紙や生ゴミと一緒に捨てるということは、どうやっても慣れません。
日本で時には面倒と思った分別も、慣れてしまうと感じる「やらないことの罪悪感」

このボトルをデザインしたManfred氏もこの点には触れていました。
香港のゴミのうち20%はプラスチック、しかもその量はこの5年で40%も増加してるとか。
その環境を見て、新しいボトルの開発に半年かけたそうです。
その結果生まれたこのボトルは回収したプラスチック粒を使用、しかも更に再利用の計画があるのだから驚きです。

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自宅から持参したボトルをこの日直接担当者に「お返し」することができましたが
あの子がいつか姿を変えるのが・・・このボディソープのボトル。
「檸檬紅茶」のソープなんて中身も気になるところですが
これもさっきのお茶を作る時に使い残った茶葉を使用しているということなのです。

なんでも簡単にお金で手にはいり、何でも無料で捨てられる香港
(香港は粗大ゴミでも無料で捨てられるのです)
もちろん香港だけでなく、先進国のほとんどの場所で毎日出続けるゴミ
生活の中でゴミを出さないようにするのは無理だけど、
でも出来るだけ少なくするよう努力するべきですものね。

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2年近い歳月をかけて作られた「細味公平」はジャスミン茶とアールグレイ茶の2種類。
もちろん砂糖も防腐剤も何も加えられていません。
私が最初に手にして飲んだときに感じた「家で淹れたお茶と同じ」の味
言葉で言うのは簡単だけど、商品として生み出すのはきっときっと大変なんでしょうね。

実際にこのお茶を作る方のお話も聞けましたが、農民の生活は決して楽とはいえず
子供の頃収益が上がらない時期はじゃがいもご飯だけ食べていたこともあったそうです。
私たちが手にして口にする食べ物や商品の向こう側に存在する・・・作り手たち。
見えないけど彼らにも私たちと同じ生活がある、そして彼らも私たちも同じ立場の人間なんです。
弱い強いということはない、担うことが違うだけの同じ地球で暮らす人間なんですから。

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今回の新作発表会が開催された油麻地百老匯電影中心

偶然にも先日ここで見た映画「看見台灣」
全部をヘリコプターの上から撮影し、台湾の美しさと共に台湾が抱える問題を提起する映画です。
その映画を見て自然と思いました。
地球にとって一番の災難は私たち人間
なぜならこんなに多くのものを地球から得てるのに、地球に返すのはゴミばかり。
返されても地球が分解できない化学物質ばかりを作り続け
ゴミを返すだけでなく、その環境を破壊し自分たち以外の動物を迫害する。

お金のために、お金を得るために後世のことなど考えず破壊し続ける
自分達は地球にとって「ただの通りすがり」に過ぎないのに
自分達だけよければいい、多くの問題は「見えない振り」をするだけ。

でも・・・私たちは昔の生活には戻れない。
エコと叫びつつ、毎日クーラーをつけ、冷蔵庫から飲み物を出し
汚れた水を「家の外」に流し続ける。

自分たちに出来ることが本当に僅か、でもその僅かはゼロより意味があるはずです。
商品の向こうにいる人のことを考え、地球のことを考えて作られた「細味公平」
まだまだ香港で売られている場所は限られているけれど
夏の香港で喉の渇きを覚えたら、公平貿易のマークがついたこのお茶ぜひ思い出してくださいね。

最後に・・・私に参加の機会をくださった関係者の皆様にお礼申し上げます。


「公平茉莉」 「公平伯爵」  販売箇所(2014年7月現在)

百老匯戲院 (IFC, 數碼港 The ONE, 油麻地,旺角,荷里活,PALACE apm, 荃灣,葵芳,嘉湖銀座)
cafe330(香港大学・香港中文大学) Kubrick(油麻地) Cafe Hay Fever(太子) AMC又一城
Silk Road Cafe(屯門)Club 71(中環)など







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【鴛鴦茶會~香港8月】 赤:満員 青:開講決定

日時   15日(火6日(水)13日(水)
      15日(金)19日(火)21日(木)
      27日(28日() 10:15~12:30

      3日(日)17日(日)31日(日)  10:30~12:30
場所:太子
費用:3回500ドル 1回200ドル (2回・4回などのご参加も歓迎です)
  ※ご旅行の方のご参加もご好評いただいております。


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(過去の依頼例:帰国の友人へのプレゼント・誕生日プレゼント など)


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Commented by TOUKO at 2014-07-23 22:58 x
なんて涼しげで美味しそうなグラスに入ったお茶の写真~
梅雨明けした途端暑さがいきなり変わった感じ・・暑中見舞いも今日やっと出しました。
日本で見かけるのは蛙のマークの付いたチョコなど・・これはアメリカの団体のようですが多分同じ取り組みなんだと思いますが香港でもこういう考え広まるといいですね(日本も全然だけど)
不景気だし、より安くて便利な物・・分かるけど、その影で生産者さんや職人さんがどれだけ苦労しているか・・
生活全て、は無理でも財布のゆるす限り体力と時間のゆるす限り出来る事はしたいものですね・・ほんとに地球の自然や生き物にとって1番の毒は人間なんだと思います。

レモンティー石鹸・・
Commented by nicho at 2014-07-24 07:58 x
とっても考えさせられました。
作り手の方にもお会いしますし、リサイクルに携わっている方々にもお会いする事が多いのですが、イマイチ上手くいかないようですね…色々取り組んではいるけど、消費者である私達の意識も変えないと駄目ですよね。
ドイツを訪問した時、無理せず皆が当たり前のようにゴミ等をちゃんと考えて生活していたのを見た時本当に感激したんですよね。
日本もまだまだ沢山のゴミばかり、まだまだ使えるモノ再利用出来るモノ、ちゃんと国で取り組めるようになると良いですよね。
Commented by hongkonggaffe at 2014-07-24 10:54
不要なゴミは出さなくて良い・・・日ごろの買い物では、詰め替え用製品しか買わないウチです。(笑)詰め替えといえば、訪港する時には日本製のカラのペットボトルを2本だけ持参するのが恒例。ホテルで淹れたお茶や紅茶を入れて、街歩きに持って出て。(香港のペットボトルより日本のソレのほうが厚みもあり造りがしっかりしてて、鞄に入れておいても平気っていう理由もありますけど)。帰国の際のパッキングでは、そのボトルが緩衝材に。・・・使い倒してます。(笑)
フェアトレード・・・いつもスタバで豆を買うときは、このフェアトレードコーヒーを選ぶことが多いですよ。美味しいし。
Commented by mangonaoko at 2014-07-25 08:47
>TOUKOさん
梅雨明けしたら暑さがいっきに厳しくなった・・・・って私のもとにもそんな声がチラチラと届きますよ~。本当に夏本番ですよね。でも・・・最初日本では今年の夏は冷夏なんてニュースありませんでしたっけ?

東南アジアとかの商品がすごく安く売られている場合は、その背景には必要以上に安く現地で買っているという現状が隠れている可能性もあるとか。フェアトレードのこととは全く別背景ですが、香港では(たぶん日本もよね)今はマックのナゲット問題が大変。「またか・・」という感じですけどね。発見されてない食べ物、どれだけあるんだろう・・。
Commented by mangonaoko at 2014-07-25 08:50
>nichoさん
香港ではレストランとかで持ち帰りが日本以上ですけど、でも全部プラスチックの容器なんですよね。あれ食べたらすぐポイッとなるわけじゃないですか。1日でいったいどれだけの容器がゴミになってるんだろうなぁ・・・と思うと、便利さと無駄って紙一重なんだなって思います。
物が豊かすぎるんですよね。だから忘れちゃうんです。
でも本当に豊かなのかな・・と思うときもあります。資源には限りがあるから、実はいつまでもこんなに使えないんだけど、そのことを一般人である自分たちは見えてないだけなのかも。
Commented by mangonaoko at 2014-07-25 08:54
>こえださん
香港って詰め替えないんですよね・・・・これ不思議なんですが。
シャンプーとかも全部ボトル、毎回買いたくないんだけど・・って思うんだけど売ってないんですよ。柔軟剤も一応詰め替え用的なのがあるんですが、それも形違うだけでボトル・・・それじゃ意味ないじゃん!って思うんですが(笑)
関係ないですが日本のものって色々な意味でクオリティー高いですよ。パッケージとかもスルスルって開くのだって、現地産のはそうはいきません(笑)途中で切れるとか、剥がれないとか・・・・・今まで普通だった「スムーズ」が普通じゃないんだって・・・あらためて日本のはすごいな~って感動してます(笑)
Commented by mimi姐姐 at 2014-07-27 10:57 x
本当にそうですよね。 神様が創ってくれたものはすべて土に返ります。ですが人間が作り出したものはリサイクルしない限りごみになってしまいますもの。各自が自意識が高い人になって、エコに取り組まないことには手遅れになっちゃうよね。
Commented by mangonaoko at 2014-07-27 22:18
>姐姐
木や土で作ったものや、植物から作ったものはちゃんと自然に返りますものね。
でも人間が作ったものは、もともと地球から取ったものでも地球には返せません。台湾のそのドキュメンタリー見てると、人間はお金という病気にかかっているんじゃないかって、終わりを知らない欲望という病に冒されているんじゃないかって・・・・本当に本気でそう感じました。自分もその人間なんだけど。
by mangonaoko | 2014-07-23 11:24 | 香港だより | Comments(8)