(デモのお話しは一番下の傘のおはなしからどうぞ)
イラストを描いてると、時には人からこんな質問を受けます。
“どこかで専門的に学んでいたんですか”
多分多くの方は美大とか専門学校を指していると思うのですがあいにく美術ではなく演劇を学んでいましたというと、ある人は更にこう尋ねてきました。
演劇は体全身を使う、活発的な活動なのに対してイラストや絵を描くことは、ひとつの場所に留まる“静”のイメージどうして演劇からイラストに興味が移ったのですか
決して今日から明日に移るようにすぐ移行したわけではなく長い時間の中の生活や経験の中で、自然に自分の中で生まれたこと。上手く言葉で説明できないけれど、でも私はこう考えています。
“ジャンルは違えど、表現するということに変わりはないからだからイラスト描くのも好きになったのです”
何かを表現するときに一番大切なのは、技術とか技巧とかではなくその人自身が経験し、感じてきた全てのこと。
一般的な日常生活でいいのです。誰だって1度は悲しい別れを経験し誰だって1度は嬉しくて涙を流すことがある笑顔の向こうで、何かの感情を抑えることもある何もない平凡なことが大事だと実感する時がある
春の日差しの暖かさや夏に海に行ったときの波の音秋に紅葉を見にいったときの自然の香り冬に外から家に帰ったときのあの温もり
そんな誰もが今までの数十年の中で感じてきたことが知らず知らず自分の頭の中の引出しに仕舞われている。それを「表現」するときに、ちょっと開けてみればそれは「感性」となるのです。
でも不思議なことに、その引き出しを豊かにするのは喜びより悲しみや寂しい感情かもしれません。なんて言うと、ネガティブのように感じられるかもしれませんが悲しみや寂しさの感情は、その後強さや喜びに繋がることがほとんどだから。だから喜びの向こう側には、かならず見えないその前の何かが隠れているのです。冬があるから春があるのと同じ、喜びだけでは薄っぺらい存在になるのかもしれません。
だからこそ、苦労してきた人の言葉には重みがあるし人を惹きつける何かを発することができるのでしょうか。
そして同時に人の心を打つのは「真」から出たものだけ聞くだけで涙が出るような素晴らしい歌も思わず感情移入してしまうような俳優さんの台詞もそこには表現といえど、その人の中の「真の感情」が込められているからこそ。
学生の言葉と、政府の人間の言葉の何が違うかはそういうことかもしれません。
新しいカフェに移り、今月も鴛鴦茶會(水彩ワークショップ)開催しております。色々なお喋りしながら、一人ひとりの楽しい「香港」の世界が生まれますよう楽しくお手伝いさせていただければ嬉しいです。また私も自分の中の軸をきちんと保ち、しっかりとこの足で進んでいきたいと思います。
ご参加お待ちしております。
【鴛鴦茶會~香港11月】 (赤:満員 緑:開講決定)
日時 3日(月) 4日(火) 12日(水) 14日(金)
19日(水) 20日(木) 25日(火) 27日(木) 28日(金) 10:15~12:30
16日(日) 30日(日) 9:45~11:45
参加費 1回200ドル 2回390ドル 3回550ドル 4回700ドル (いずれも水彩用紙・絵の具提供) 別途カフェでのお茶代
材料お持ちでない方は、こちらで水筆&パレットご用意します(実費50ドル)
場所 深水埗(平日) 太子(週末)
※一般のカフェでの開催になります。
各自ご注文いただくスタイルですので、お茶だけでなく
ケーキやお食事などご自由に楽しんでください。
ご参加ご希望の方おりましたら、以下の内容メールにてお申し込みください。
折り返しご連絡差し上げます。
申し込み先アドレス:watercolor.yuanyang@gmail.com
①お名前
②参加ご希望日
③水彩道具の有無
【好評受付中】
Shinonomeowグッズ 販売中 →こちらからも様々なNEWS発信しております!
2014年11月8日(土) 12:00~15:00 東京銀座 残席わずかお早めに☆
9日(日) 11:00~14:00 東京銀座
2014年12月6日(土) 12:00~15:00 福岡博多
7日(日) 12:00~15:00 福岡博多
【鴛鴦茶會~香港10月】
22日(水) 27日(月) 31日(金) 平日10:15~12:30 19日(日)26日(日) 週末9:45~11:45
レッスン費 1回200ドル 2回390ドル 3回550ドル 4回700ドル場所 深水埗/太子
【カレンダー販売に関してのお知らせ】
11月初旬販売開始予定でおりますカレンダー、概要は以下の通りです。
- 卓上カレンダー形式 (高さ20cm×幅15cm程度)
- 1ヶ月ごとに1枚のイラスト配置
- 香港の暦ベースで、日本の祝日を併記
- 価格1000円程度予定
現時点でご予約ご希望の方がおりましたらお知らせください。
watercolor.yuanyang@gmail.com
(現物を見て・・という方は、申し訳ありませんが販売をお待ちください)
【オーダーイラスト受付中】思い出の場所や、ご自身のペットを加えてのイラスト(香港・日本など)ご希望の内容でのイラスト承っております。日本からのご注文も可能です。内容やお値段・納期についてなどのお問い合わせは上記鴛鴦茶會案内内にあるメールまでお気軽にどうぞ。(過去の依頼例:帰国の友人へのプレゼント・誕生日プレゼントなど)
昨日、また市民と警察が龍和道で衝突し、多くのけが人および逮捕者が出る結果となりました。連行された後に、警察7名に蹴るなどの暴行を受けた市民の映像が朝テレビで流れた のですが実はそれはテレビ局の「政府に不利なものは流さない」という方針に我慢できなくなった記者が自ら撮影したそのビデオを、勝手に流したというものだったのです。
朝の記者会見で「ケガをした市民はゼロ、警官が数人負傷した」と堂々の発言していた警察上官。香港人だけに限らず、普通に普通の精神を持って生活してきた人ならば今の政府や警察がする行動にはかならず不信感を覚えるもの。市民を悪く言うニュースは即日報道し、長官の賄賂の件は一向に報道しないそんな局の方針に、数人の記者が署名をして抗議をしたという話も今日耳にしました。
怒りを通りこしたら、その時どんな感情が生まれるか。失望と不信感が混ざるとどんな感情に変わるのか。
平和な香港を返してください平和な香港を彼らに返してあげてください
私のイラストの中でも、可愛い猫の警官が歩けるような市民の猫と楽しく会話する、そんな構図を返してください。