春になったら一度お別れです~大澳貓社
2015年 01月 30日
バスを乗り継ぎ、片道2時間半~3時間かかる大澳。
北から攻めればバス、南から攻めてもフェリーにバス
大嶼山に住んでいない限り、1時間以内で着ける人なんていないんじゃないかしら。
いい大人になっても気分は遠足。
幸いにも平日に行くことができるので「時間」に疲れるだけですが
これが週末だとバスに乗るだけでも大行列なんですものね。
決して大きくないこの街、ハイキングや山登りしない限り
グルッとゆっくり回っても半日あれば十分な広さです。
でもいつ訪れても心地良いのは・・・・この何ともいえない空気の緩さ。
日本と台湾・・・いずれも地震国。
こういう水上住宅を見て2人が口を揃えて言うのは「もし地震あったら・・・・」
感覚って環境が似てると同じようになるものなんですね。
平日は観光客も少なく日常生活の様子が見られるのが、これまたのんびりで気持ちがいい。
ここで「危ない」なんて言葉ないんでしょう。
広場ど真ん中で寝るなんて、なんて贅沢。
許されるものなら、隣で大の字で添い寝したいものだわ。
あ、もちろん仰向けでね。
定休日の訪問だったので、開けてもらって入ったのですが・・・・ニャンコがお留守番中。
こらこらこら、人のバッグで遊んでいるのは誰ですか。
一通り荷物をチェックをしないと気が済まないのは、どこのニャンコも同じ。
まして私は他の猫の匂いがあるから尚更のこと。
・・・・ということは、帰宅後も我が家で同じチェック攻撃にあうということよね。
野良猫が多いことでも有名な大澳。
最近はちょっと病気が蔓延したせいで、何匹もの猫が旅立ってしまったとか。
ここ猫社にいる子も、1匹、1匹と天国へ行ってしまいました。
そしてそれとは関係がないのですが、この猫社今年の3月で一度クローズとなるそうです。
詳しい閉店日や、この後のことは私の口からは今お伝えすることは出来ないのですが
新天地でまた猫が暮らせるよう、頑張って準備中だとか。
野良猫のお世話をすることも、こうやって店を経営することも・・・容易ではありません。
いつか「もう続けられない」と言われても、ある意味仕方がないことでしょうし
応援しようと思っても個人の力だけではどうしようもないのも事実。
ただここがなくなってしまったら、ここで暮らすこの子たちはどこへ行く?
一番心配なのはやはり猫だとか。
「(野良猫世話すると)文句言われることとか多くて凹むけど
でもこの子たち見ると、頑張ろうって思えるのよ」
3月でこの空間がなくなるのは残念だけど、でも大丈夫、きっときっと次があるはず。
「日本人が来て、バッグ買ってくれたんだよ~」
と、嬉しい知らせが届いたりもしておりました。
日本人の私にとっては別れと出会いの季節でもある春。
年度末だものね、一度仕切りなおして再スタートだと思うことにしましょう。
新しいお知らせありましたらまたここでお知らせしますね。
また3月中旬以降大澳へ行くご予定ありましたら、先の確認をお薦めいたします。
代わりに確認することも可能ですので、いつでもお声かけてくださいね。
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by mangonaoko
| 2015-01-30 09:27
| 香港だより