お魚泥棒の現場押さえました!~大澳のニャンコたち
2015年 04月 16日
なぜならこっちの意図するようにいかないから。
まして人間の子供と違い「逃げる」という選択もある猫はもっと大変。
視線も気持ちもなるべく地面に近いように・・・って努力しているものの、
やはりそう簡単にいかないものなのです。
こちら大澳は猫の楽園としても有名ですが、その中でも街市は遭遇確立高し。
こちらのお二人、この3分後には尻尾膨らまして「フッ~~!!!!」
なぜならここをワンコが通過したのでね。
本人たちは身を守るために必死なのでしょうけど、まるで漫画のようなあの姿勢。
ちょっと微笑ましくもなっちゃいました。
でも外の猫は爪切っていないのでね、手は出さないほうが賢明です。
出さなくても不意にケガすることだってあるんですから。
明らかに狙ってます。
その瞬間を捉えたくてカメラを構えつつ、お願いだから見つからないでと
店番のおばさんが戻らないかヒヤヒヤ私もチェック。
もうこの時点で猫と共犯。
さっきのプニュプニュ肉球のお役目発揮というところでしょう。
音で脅かしたら可哀想なのと、おばさんに見つかるきっかけになりそうなので
その瞬間にシャッター切るのは控えましたが、この後素早く獲物をキャッチ!
“お魚くわえたどら猫~♪”
って歌を心の中で歌いつつ、“よっしゃぁ!”とこれまた心の中でガッツポーズ。
手は加えてないけど、あきらかに共犯ですね。
ちなみにさっきの2匹が“なになに~~~?”とその後で近寄っていましたが、
その時点でおばさん登場。
“哎呀!!! (あいや~)”と、急いでお魚片付けちゃいました。
きっとどこかで落ち着いていただいているのでしょう。
その現行犯現場から西に少し歩いた場所には郵便局。
こちらも出没・・・というより、常に待機しているニャンコ多し。
そのため逃げられるように太るほどはエサを与えないそうです。
ワンコに噛まれるのは可哀想だけど、でも人間に虐待されるよりはいいですよね。
本能ですることはまだ許されること。
左耳がカットされてるということは女の子ということ。
それによく見たらこの子三毛猫かな。
三毛猫は遺伝子的にメスが基本なんですものね。
おっぱいが大きいので、おそらく出産後なんでしょうか。
でもこんなに甘えてきてもやはり外の子。
カメラに気を取られ思わず出した私の手に、すごい勢いで猫パンチ。
一瞬のことだけどあの長い長い爪、あっという間に血だらけです。
こういう時はすぐに水でよく洗ってくださいね。
可愛くても外の子は外の子、何を持っているか分かりませんから。
しかもね、一瞬でも深く爪が入りますから・・・痛いのなんのって。
でも触れずに写真撮る程度が安全ですよ。
遠くから見ても毛並みの良さが分かりますもの。
猫の手も借りたい・・って言葉ありますが、基本猫に手伝う気持ちありません。
期待するほうが間違っているというものです。
あの子たちにはどんな世界があるんでしょうかね。
私は猫が大好きです。
そして一番人間が嫌いです。
地球を自分だけのもののように使い、他の動物や自然を迫害する人間が嫌いです。
本能とは関係ない場所で、不必要にそして残酷に他の命を奪い続ける。
今の便利な生活の裏では様々な犠牲や悲鳴があり、その中で生きてるけれど、
様々な命をいただいて今もこうやって生きていけるのだけど、
やはり必要以上にその行為を行い続ける人間は、時に異常にさえ感じます。
だからこういうのんびりした場所で暮らすニャンコを見るとホッとし、
でもビクビクしながら生きる姿を見ると申し訳ない気持ちにもなります。
だから人間の姿を見て逃げたり怒る動物に出会ったら、こう思うのです。
ちゃんと理由があるんだよねって。
そして基本的にはきっと人間が悪いんだよね。
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by mangonaoko
| 2015-04-16 17:39
| 香港だより