ブログトップ

鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港夫とのんびりアジア生活・・・茶餐廳の如く 様々な異文化メニューお届けできれば・・


by mangonaoko
プロフィールを見る
画像一覧

東高円寺の新緑と一緒に最初の一歩~ポストカード展

私の日本滞在は毎回決まって1週間。
移動日を除くと、5日間というあっという間の短い時間です。
あれもやりたい、これもやりたい。
あの人にも、この人にも会いたい。
あれも見たい、これも買いたい。
当然ながら時間が足りるわけがありません。
どう頑張ったって1日は24時間、その内元気に動ける時間は更に短いですものね。

a0132659_09240407.jpg

以前仕事で一緒になった香港人の男性にこう尋ねられたことがありました。

“香港に行ったことを後悔していますか”

私は香港での生活がまださほど長くありません。
何事もそうですが後悔するというのは、何か結果が見えた後に感じること。
毎日ただただ目の前にあることをこなすだけの私には、
まだその質問に答えるだけの“何か”が揃ってさえいないのでしょう。
なので私は静かにこう返しました。

“香港に来たことを今の時点で後悔はしていません。
でも、日本で過ごした時間に対しての後悔はたくさんあります”

結婚して香港に来るまでの間過ごした東京での生活。
会社員として働き、主婦として家事をする365日。
天気だけでなく、私自身の中にも繰り返される晴れの日雨の日、曇りの日・・・。
それでも振り返れば全体的にいつもいつもこう感じていた気がするのです。

“平凡で変化のないこの生活がつまらない”

a0132659_09240130.jpg
人間誰でも気分の落ち込みがあるのは当然のこと。
その気分が下がっている時にはそんな風に感じていました。

時には友達の家庭が自分より安定して素晴らしく見えたり、
主人と日常的に足を運ぶ場所を、いつも同じでつまらないと思ったり、
節約生活の中で選ぶ食材やレストランが、なんだか惨めに感じたり、
それが普通なのになかなか旅行に行けないのを人のせいにしていたり。

でも日本を離れ香港に移った後、自分が一番恋しく思う日本での生活
それは当時つまらないと言葉にしていた、なんてことない場所ばかりなのです。
会社帰りに待ち合わせしていった食堂、
一緒にカート押しながら買い物した大型スーパー、
見るだけで楽しかったデパ地下の食料品売り場、
いつもいつも同じものを注文していた、駅近くのファーストフード。

いつもいつも同じでつまらないと思っていた日々は、決して半永久的ではない。
今となってはもう2度と同じような日々を過ごすことはできないのに、
自分の旦那さんと日本で過ごす唯一の時間だったのにね。
なんでなんで文句ばっかり言っていたのかなぁ・・・・・。

a0132659_09575045.jpg
だから日本に帰った時、小さなことが喜びに変わることが多々あります。
今まで見過ごし、気にもしなかったことにも気づくようになったのでしょうか。

滞在中最後の時間の中で訪れた東高円寺の街。
久しぶりの通勤時間帯の地下鉄に揺られ、到着したのは9時過ぎでした。
朝でもなくお昼でもないこの時間帯の初めての街、
気持ちのいい晴天ということもあり、なんとなく足取りが軽くなるものです。

地下鉄駅から歩いてわずか2-3分、住宅街の路地に佇むのは小さなブックカフェ。

a0132659_09232698.jpg
半開きになっているドアを開けて入ると、先客は女性1人のみ。
“いいですか?”
と念のため尋ねると、どうぞどうぞと男性が店内に案内してくれました。

写真で確認していたけれど、やはり自分の目で見るのは違うもの。
そう、写真ってどんなに上手く撮ってもやはり平面。
自分で感じるのは空間としてですから、その感覚の差は大きいですよね。

a0132659_09250501.jpg
ご夫婦2人で営まれている小さなカフェ。
ブックカフェという名の通り、店内は本でいっぱいです。
展示用と販売用と分かれているようですが、なんだか本好きの友人宅のような空気感。

a0132659_09234225.jpg
モーニング時間帯でしたがあいにく朝食は自宅で済ませいますのでね、
日本らしく抹茶黒蜜ラテなんて注文しちゃいました。
注文が入るとご主人がキッチンにはいり、カチャカチャカチャと用意しています。
こういう音を聴きながら待つひとときもなかなかいいものです。

a0132659_09233516.jpg
奥の席から見えた雑誌の数々。
香港で日本の雑誌や本を手にすることはほとんどありませんので、
こんな風に「取り放題見放題」で並んでいるだけでテンション上がります。

a0132659_09233871.jpg
実は今回訪れたのは来月開催されるポストカード展に参加するため。
ひょんなご縁で参加が決まったのですが、あいにく開催中には足を運ぶことができません。
写真で確認は取れますし全て郵送で手続きは済ませられるのですが、
自分の作品が飾られる場所、それがたとえポストカード1枚だったとしても、
やはり自分自身で一度体験しておきたいと思うのは当然だと思うのです。

a0132659_09234642.jpg
本来ならポストカードなども郵送受付なのですが、直接受け取っていただいちゃいました。
後で来た奥様としばし高円寺談義。
神奈川県で育った私にはこのエリアは未開拓、何を聞いても新鮮です。
残念、これが東京に住んでる頃なら週末1日ゆっくり散策できたのにな。
あれだけ住んでいたのに1度もないのだから・・・・
って、いけないいけない、またため息。

a0132659_09235734.jpg
帰り道ちょっとだけ寄り道した、大きな公園。
あいにく櫻には間に合わなかったけど、新緑と躑躅が綺麗に風に揺られていました。

新緑が美しい5月、もしお時間ありましたら東高円寺にいらしてくださいね。
たくさんの作家さんと一緒にポストカード展参加いたします。
日本人だけど、香港の景色掲げて東京での第一歩、
そして見れない私の替わりに、展示会の様子教えていただけたら何より嬉しいです。

a0132659_09233107.jpg


Book Cafe Diner イココチ
東京都杉並区和田3-57-5 1F






【好評受付中】鴛鴦茶會(水彩ワークショップ)詳しくはこちら
(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)



【香港~5月】10:30~12:30 (佐敦)
平日:3日 (二)5日(四) 11日(三)12日(四)16日(一)
    17日(二) 25日 (三)26日(四)31日(二)
週末:14日(六)28日(六)

参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪






[PR]
Commented by いつまで香港の亭主 at 2016-04-30 00:10 x
前世紀後半に初めて香港に来たときにこれはディズニーランドより面白いやと思ったのが縁でここで働こうと思ってから20数年、今となっては香港に馴染みすぎ、感慨もない日常になりました。今TVで日本のたたずまいを見て行きたいなあと思うところなどは日本に住み続けていても行けたかどうか、何しろ日本は、東京は大きい。
懐旧の念や行けばよかった悔恨ってつまりはあのときっていう時の喪失感なのでしょう。
高円寺、中央線回りしか知りません、隠れ家みたいな飲み屋がたくさん。昔北口正面にここでも世話になるドンクがあったなあ。
Commented by mangonaoko at 2016-05-02 09:12
>いつまで香港のご主人さま
東京近郊だけでも行ったことのない場所はたくさん、日本全体レベルで言えば行ったことある場所なんて数えるほどです。広い上に交通費が安くない日本、なかなか簡単には出来ないですよね。東京から北海道なんて、台湾や香港のほうが安く行けることがほとんどでした(今はどうなんでしょう)
高円寺方面は行ったことがありませんでした。初めての場所って新鮮ですよね。
Commented by To_No at 2016-05-25 18:28 x
こんにちは。
イココチさんに行って来ました。
素敵なカフェでしたね!モーニングをいただいて、のんびりしてきましたよ。
ポストカードはもちろん、面白そうなエッセイも一緒にいただいてきました。
古書とイココチさんの蔵書が渾然としているのが面白かったです。いいな!と思う本に限って蔵書だったりしてw
仕方がないので今度は読書しにいこうかな、なんて思っています。
Commented by mangonaoko at 2016-05-26 23:08
>To_Noさま
ありがとうございます!足運んでいただけたんですね♪
もともとは自分たちの好きな本を置いていたのは始まりって聞いた気がします。本に売り物かどうか書いてるんでしたっけ?
私は開催前に1度行ったきりなんですが、お店の方からも「無事開催してます」とご連絡いただいたんですよ。離れてる分嬉しかったです。
時間があったら私もまた行きたいなぁ。
by mangonaoko | 2016-04-27 10:26 | 香港水彩畫 | Comments(4)