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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港夫とのんびりアジア生活・・・茶餐廳の如く 様々な異文化メニューお届けできれば・・


by mangonaoko
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香港で初の台湾ワークショップ体験~羊毛氈香港手作課


ある日の夜、ちょっと興味深いワークショップの記事を目にしました。
“面白そうだなぁ・・・”
と思うものの、Facebookでいいねを押す程度でおしまい。
そして押した後も、またページに戻っては開始時間や内容を確認すること数回。
“この日行けるけど、でもやったことないし。それにお金かかるしなぁ・・”
結局それ以上何をすることもなく、その日は眠りについたのでした。

翌朝出かけた先で時間潰しに朝ご飯を食べていたら、主人からのLINEの連絡。
“老婆の好きそうな講座があるよ、参加してごらんよ”
送ってきたリンクは、昨日私が見ていたまさにあの講座。

“もう見たよ。でもいいよ、大丈夫、今回はいいよ”

我ながら何が大丈夫なのかと突っ込みたくなる返答ですが、
なんだか昨晩の行動を見透かされたようで、急いでそう切り返したのです。

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私が興味を持ったのは、台湾から来た講師が開くワークョップ。
日本でも人気の羊毛フェルトの作品をたくさん創作している方で、
今回金土日と3日間限定で、ここ香港で特別に開催するというものでした。
しかもその最後の日曜は、私にも縁のある白紙工作室が開催場所。

“白紙だよ。彼らに参加するって言っておきなよ”
“開催場所と申し込み先は別だって。言う必要ないってば”

そしてその3日間がそれぞれ異なる作品を製作することを知った主人は、
土曜日曜と2回続けて参加するよう促してきます。
もちろん2回参加するには当然ながら2回分の参加費が必要。
出せるけど安くない、それにそんな必要性があるかも分からない。
するとプレゼントするから、迷わないで早く申し込みしろと更なる促し。

“大丈夫、自分で出せるから。参加するなら日曜日がいいから!”

と、ネイザンロードを見下ろすマクドナルドのカウンターで、
私は携帯をカチャカチャと操作し、あっという間に申し込みを済ませていたのでした。
“申し込んじゃった・・・”
あれだけウジウジ迷っていたのに、なんだか最後は勢いで送信した申込書。
そしてしばらくすると受付完了と参加費入金案内のメールがピロロンと届いてました。

今思えば、なんだかこれも見透かされた私の行動だったのでしょうか。
でも、ちょっと先の週末に突然決まった参加のスケジュールが嬉しくて、
携帯を握り締めては意味もなくニヤニヤニヤニヤしていた自分だったのです。

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そして当日日曜日の午後。
昨年私が個展を開かせてもらい、その後も友人として付き合いのある白紙工作室。
実は現在はドライフラワーのみという、昨年とはまた違った空間になっています。
開催時間よりちょっと早く着いたものの、日曜のこの付近に時間潰しに適した場所もなし。
だったら白紙でゆっくり座ったほうが・・・と思い、早めに向かうことにしました。

案の定誰もいません。
奥のテーブルで忙しく準備してる人がいるので、これが先生だろうと声をかけると

“お、早いね。あ、日本人の方?”

何も名乗ってないのだけど、30分以上も前に到着したからでしょうか。
こういう時間に正確なの、たしかに日本人の特徴だったりしますものね。

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今日の参加者は9名とのこと。
“一番に着いたんだから、好きな席確保していいよ”
と言ってくれたので、遠慮なく座りやすそうな明るい席ゲットしちゃいました。

参加費には材料費以外に、こちらの先生の本も含まれています。
材料は白い紙袋にセットされていたのですが、先生曰く中身がちょっと違うとのこと。
台湾で個展を開いた時の栞が余ったから入れたけど、実は入ってるのは一部のみ。
でも香港に来る前に全部袋詰めしてきちゃったそうで、外側から触っては

“あ、これ入ってる入ってる。じゃこれあげる”

たしかに現地に来てあれこれ忙しくないよう、事前に準備しておきたいですものね。
分かります分かります、私も同じようなことしますから。
でも準備しすぎて現地で逆に確認ができない、ということも多々あります。

そしてその袋から取り出した栞がクチャッと少し曲がってしまっていました。

“ごめ~ん!そのままスーツケースに入れたから歪んじゃった”

いいんです、いいんです。おまけが入ってるだけ大人でも嬉しいですもの。

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私が参加した日は、このようにトートバッグに羊毛フェルトで動物を付けていくもの。
何の動物でもいいようで、事前に写真やイラストを用意しておくよう指示がありました。

ちなみに私、羊毛フェルトに関する知識も準備もまったくゼロで当日迎えてます。
別に胸を張って言うようなことではないのですが、
だって初心者オッケーって言ってたし、きっときっと当日どうにかなるでしょう。
と、完全に下駄を預けた状態で言われたイラストだけ準備してやってきました。

可愛らしい先生の作品の数々。
全体的にぺったんこのものと、ふっくら立体的なものに分かれていますよ。
“どっちのほうが作りやすいんです?”
と基本的な質問をしてみると
“自分がどっちの雰囲気にしたいかで決まるよね”との答えが。

だよね~

そしてあれこれ無駄話を先生としていたのですが、
開始時間10分前だけどまだ私ひとり。
忘れちゃいけない、ここはそう香港。

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羊毛フェルト
中国語だと羊毛氈

見てるだけでほっこりな気分にある優しい肌触りと色合い。
ちなみにこの段階では、これをどうやってバックに付けるのかまったく分からず。
後から思ったのですが、最初の案内の際に刺繡課って書いてたんですよね。
この刺繍という文字が私の脳みそを違った方向に向かわせていたそうで、
“このホワホワどうやって刺していくんだろう”
と、本当にきょとんとそう疑問に思っていたんです。
その“刺す”が私の考える“刺す”とちょっと異なるだけの問題でしたけどね。

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渡されたトートバッグに直接チャコペンで描くか、
それに抵抗ある人はトレーシングペーパーを使っての転写。

でもいざ直接描くとなるとちょっと緊張するものです。
でも羊毛フェルトの場合、あくまでも参考までの線だとのこと。
あとでいくらでも大きさも位置も変えられるから心配無用ですって。

ちょっと下に描きすぎたけど・・・ま、いっか。

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私は実際の猫の写真などではなく、自分のイラストを選びました。
最近の商品にも使用している、蒸篭に入った我が猫ジーマ。

猫部分はちょっと緊張するから、とりあえず蒸篭の蓋部分から始めてみようっと。
最初先生のやってるの見てるときは“そんなの自分にできるのか”と思ったけど、
実際やってみるとその出来とか技巧は別にして、うん、面白い面白い。

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集中してたので、途中写真撮るのも忘れてここまで仕上がりました。
たしかに最初に描いたチャコ線は本当に参考程度。
私もその線より確実に大きなジーマになっていますもの。

自分の好きな羊毛フェルトの色を選び、針でチクチク刺して固定・・
それにしても目が乾くこと乾くこと。
人間集中すると瞬き忘れちゃうんでしょうね、イラスト描く時と同じです。

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猫と蒸篭とマント部分で膨らみの差をつけたかったのですが、
結局なんとなく同じような感じになっちゃいました。
でも膨らみを平たくする分には、時間ある時にさらに針で刺すか、
アイロンで寝かせることで変化を持たせることも可能とのこと。
もちろんその逆は難しいんでしょうけどね。

水彩の色を薄くから濃くするのは簡単だけど、逆は無理なのと同じかな。

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あっという間の2時間半。
でも先生とお喋りしながら、楽しい楽しい時間となりました。
そして何より嬉しい、初めて作り上げた自分自身の作品。

羊毛氈

聞いたことはあったけど初めての試みでした。
もちろん自分の知らない分野を覗くのが一番楽しいのだけど、
色々な意味でいつもと違う角度で物事を見ることが出来るのが嬉しい。
人間すぐに色々なことに慣れてしまうでしょ。
慣れてしまったら見えなくなることってたくさんあるんですよね。
でも何が見えないかさえ気づかずに、ただただ日々をこなすだけになってしまう。
目の前のことを要領よく済ませ、新しいことに手を出さなくなっていく。

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講座の時間中に白紙の友人がこの場所にやってきて
遠くから“naoko~、がんばれ!!”とエールを送ってくれたり、
出来た作品を見せたら“いいじゃんいいじゃん、可愛いじゃん”と褒めてくれたり。
そう、こんな風に誰かに背中押されたり褒められたりするのだって久しぶり。

そして頑張って作った自分の作品を見て、手で触れると何かがフワッと生まれるんです。
何か新しいこと、もしかしたら見つけられるかなぁ・・・。
新しいことは頭が固くなっては見つからない、
さっきの羊毛フェルトと同じように、一度固くなったらなかなか柔らかくならない。
そしたら・・・そっか、また新しい羊毛フェルト足してみればいいんですね。
フワッフワッと、どんな形にでも変われる新しいものを。

香港で参加した、台湾のワークョップ

私にとってはどちらも初めての試みでした。
あの時やっぱり参加申し込みしてよかった。
気になったものは、とりあえずコンコンってドア叩くのがいいものなんですね。

っていうことだって、ホラ久しく思い出してなかったですから。






【好評受付中】鴛鴦茶會(水彩ワークショップ)詳しくはこちら
(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)




【香港~6月】10:30~12:30 (佐敦)
平日:1日 (三)3日(五) 6日(一)8日()14日(二)
15日(三) 22日 (三)23日(四)28日(二)
週末:11日(六)25日(六)


参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪









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Commented by みら at 2016-05-28 01:52 x
普段は「先生」のnaokoさんが生徒役、ってなんだかちょっと不思議な感じもします。
でも絵を描く以外で手を動かすのも、面白いものですよね。

参加するときのわくわく感、正にこれ毎回のお茶会で頂いているお楽しみ感そのままです。
いつもこの、楽しい気分をありがとうございます。
Commented by みーこまま at 2016-05-28 08:50 x
可愛い♪そして世界に一つだけのバッグですね(^^)
因みに「羊毛」じゃなくて「猫毛」でも
同じ様に作れますよ〜
Commented by mangonaoko at 2016-05-30 09:51
>みらさん
去年本当の(?)小学校と中学校の先生が水彩参加されていたことがあって、彼らが「先生」って私を呼ぶのにすごくすごく抵抗があって(笑)お願いだからやめてください・・・って気分だったんです。でも「先生にも先生がいるんです」って。もちろん私は同じラインに並ぶ資格はないのだけど、でもこういう出会いも面白かったです。色々は話聞けますね!
初めてのことってワクワクしますよね。こういう気分年に数回自分にもいれないとなぁって思いました。
Commented by mangonaoko at 2016-05-30 09:54
>みーこままさん
そうそう、この間「猫の毛でも・・」ってイラストのときにそんな話になったんですよ。その方も作られたことあるって言われてました、でも毛の事前処理(洗うとか)がちょっと面倒だって。たしか私も聞いたことあるのですが、細かいこと忘れてしましました(笑)
羊毛はちょっと面白そうなので、今後何かのアイデアにならないかなぁ・・・・って漠然と試案中です。何でもやってみると少なからずとも経験になって面白いですよね!
by mangonaoko | 2016-05-27 21:34 | 鴛鴦茶餐廳より | Comments(4)