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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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香港人の手で作られるMade in HongKongのギター~Elmo Ø Snowpeace Guitars

香港は家賃が驚くほどの値段なので、個人の商売は大変。
そのため比較的安い郊外や工業ビルに集中するのが最近の傾向です。
それでも“これで商売していけるの?”と驚く場面に遭遇することがあります。

どうみても利益が少なさそうな店
どうみても趣味でやってるとしか思えない店

すでに個人所有の場所だとか、本当に余暇で楽しんでいるとか
それぞれの背景は分かりませんが、いずれにしても商売は楽ではありませんよね。

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Made in HongKong

最近、特に若者の間では大切にされ、誇りにされていること。
スーパーなどで売られる品にもこの文字が表記されていることがありますが、
ここで指すのは大量生産ではなく個人生産、
つまり“香港人である自分の手で作っている”という意味が大きいのです。

どんなものでも手作り、オーダーメイドといいうのはワンランク上。
でもその分コストが高いので、割高ですものね。
ただ工場生産に比べ作り手の顔が見えたり、直接会話できるのは嬉しいこと。

特に自分が大事にしているものであれば、時間をかけ作ってほしい
そんな風に望むのかもしれません。

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ギターが趣味の主人の希望でやってきたのは、火炭にある工業ビル。
工業ビルばかりという無機質なこのエリア、ビル名を確認しないと迷ってしまいそう。
週末なので人もまばら、ビルの中は私たちと警備員のおじさんのみという静けさです。

街中のショッピングセンター内ではないので、個人の場所はやっているかの確認は必須。
急遽今日は開けません、ということだって十分にあり得ますから。
ということで事前にやっていると確認したものの、到着するまでは若干不安。
ここまで来て閉まっていたら泣いちゃうもの。

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し~~んとしたビルの中、その中で扉が開いていたのでひとまずホッ。
中では若い男性がちょうど何かの作業をしているところでした。
広いとは言えない室内、でも壁にはスラリとギターが掛けられています。

こちらではこの男性が自分の手で作ったギターが売られています。
もちろん100%手作り。
出来ているものだけでなく、自分仕様でのオーダーも可能ということです。

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壁には基本的な価格表が貼られていました。
専門的なことは分かりませんが、腰が抜けるほどの値段ではありません。
好きであれば一般人でも普通に手が届く、そんな程度の値段。

以前ヴァイオリンを作り、そして教えているという男性に会ったことがありました。
もっと街中のビルの中に工房兼教室を持っていましたが、
ある日Facebookの中でぼやいていたことが印象的で今でも忘れられません。
友人や家族に言われると、そんなお金にならないこと続けて何になると。
ヴァイオリンなんて作っていて儲かるのかと。
どこの場所でもそうですが、ここ香港はこういう感じが特に強い気がします。
自分の夢を持ち、お金がなくても続ける
どこだって大変、成功する約束も安定性も何もない。
でもそういう人を否定するような雰囲気がちょっと強いのかもしれません。
金融都市香港、不動産主義香港、仕方がないのかもしれないのだけど。

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なんて話が少々脱線してしまいました。
気になるギターがあったので音など確認中。
男性曰くこういう小さな部分もカスタマイズできるとか。
また雑談の中で猫が好きという話をしたら、ギター本体に切り抜きで入れられるとの。
男性が早速どんなか見せようとパソコンで作業始めてくれたのですが、
おそらく猫も飼っていないし、あまりじっくり見たことがないのでしょう・・・
“あれ?こんなだっけ?”と見せてくれたのは、アルパカのように首が長いニャンコでした。
ドラえもんやミッキーマウスも描けって言われたら変なの描いちゃいますものね。
描いてくれたけどごめんなさい、普通のギターで大丈夫です。

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ということで我が家にやってくることが決まったのがこの子。
すでに完成品ですが、一部のパーツは新しくしてもらことにしました。
でも見に来るだけと思って来たので2人の財布見ても現金が足りません。
こういう場所は現金のみが普通、結局“おろしてくるから待ってて~”と、
慣れないこの場所で急いで銀行のATMを探しに行くこととなりました。

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もうここで何年も続けているという彼。
でも1か月の間にギターを買う人ってどれだけいるんでしょうか。
自分でここの家賃を払い続けているのだとしたら本当に頭がさがります。
火炭という立地、多少家賃が安かったとしても簡単なことではありません。


火炭の閑散とする工業ビルの中、いつまでもギターの音色が響いていますように。
Made in HongKongの彼のギターは我が家でも元気に活躍中ですよ。



Elmo Ø Snowpeace Guitars
火炭 喜利佳工業大廈 6樓 C室 RoomC





【好評受付中】鴛鴦茶會(水彩ワークショップ)詳しくはこちら
(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)

【香港~11月】10:30~12:30 (佐敦)
平日:3日(三)7日(一)8日(二 ) 21日(一)23日(三) 29日(二)   
週末:13日(日)19日(六)27日(日)

参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪









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Commented by katcat2121 at 2016-10-13 17:08
イイですね! そーいうギターは 生涯の相棒になりそうです!
欲しい... かも... かも...
Commented by mangonaoko at 2016-10-21 11:53
>katcat2121さん
どんな品もハンドメイドやオーダーメイドって特別ですよね。
このギターはとっても弾きやすいそうです。
大事にしていきたいですね~
by mangonaoko | 2016-10-13 09:31 | 香港だより | Comments(2)