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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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そぞろ歩きが似合う古い街~上海老街

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最初に訪れたのは2004年の年末、1人旅でした。
それまで台湾と香港しかしらなかった自分にとってはこの街の全てが新鮮、
って言うと美しいのですが、夜遅くについた上海は衝撃的なことが連発でした。

満員電車のようにパンパンの、どこに行くか不安なリムジンバス
東名高速道路のような片側4車線のバカでかい道路
11時過ぎですでに運行していない、今より少ない上海地下鉄
バスが停まるとどこからか群がる客引きの人々
そして白い蛍光灯が少しともるだけの、暗い暗い町並み

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今のように携帯でgooglemapを見ることもなく(今も基本的には見れませんが)
白く霞んで遠くが見えない大通りを、野性の勘だけでホテルに向かって猛ダッシュ。
途中途中休憩しながら目指したホテルでしたが、その時に心からこう思ったものでした。

台湾や香港と中国本土は全く異なる場所なんだと。

2004年12月末、息切れするとハァ~と白い息が出るキンとした寒さ、
そして中途半端な“慣れ”で緩んでいた自分の気持ちも、ググッと引き締まったのでした。

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2005年の元旦の便で日本へ帰国。
前の晩ホテルで見れた紅白歌合戦でマツケンサンバが流れていたことだけ覚えています。

滞在の数日間は何事もなく楽しく過ごした初上海の旅でしたが、
向こう見ずにも最初に1人で訪れて良かったと、今になってそう感じたりします。
何か特別なことがあったわけではないのだけれど、
あそこで自分の中の何かがギュッと締まったような、締め直したような気がするのです。

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台湾のように夢中になって・・・というわけでないけれど、
距離的に近いということもあり、日本にいる間に数回訪れた上海。
そして香港からは行くことがないと思っていたけれど、
不思議なものですよね、イラストが縁で2度も訪れるようになるのですから。

1人で来る上海は最初の2005年と今年の2回。
でも緊張感で見たら今回が一番だったかもしれません。

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理由は簡単、仕事だから。

経験したことのないプロジェクト、
何が起こるか100%予想ができない滞在中の行程、
会う人ほぼ全員が初対面、
ホテルではなくチームメイトと同室での滞在、
そして中国語がネイティブではないのが自分1人という状況

そしてそこに加わる、特別な方法を使わないと見れないネット環境。
いつも使うFacebookもGmailもLINEも、中国では基本見れません。
まぁ結局はたいした苦労なく見れたので若干取越し苦労で終わりましたが、
ネット連絡に頼り切る現在、この変化だけでも相当なストレスなのですね。

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あっという間でした、とは思わなかった1週間。
いつも以上に自分のバッテリー消耗が激しく、
そしてそう簡単にフル充電にならないまま次に動くという日々。

それでもいい経験をさせてもらえたと思える1週間だったでしょうか。
大変だったことも振り返れば全て想い出、全ていい話しのネタとなるのです。
なんて、この上海に限らず全てのことがそうなんですけどね。
そしてそう思えるようになると、たいていのことは何てことないって思えるんですよ。

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そしてわずかな自由時間を利用して散策した冬の上海。
いつどこで連絡が入り呼ばれるか分からない状況だったため、
気分的に比較的近い場所をウロウロしていましたが、それでも散策は楽しいもの。
観光名所を歩かなくても、その土地の生活が垣間見れる景色のほうが魅力的ですよね。

香港以上に古い建物が数多く存在する街。
角が丸いビルも頻繁に見かけましたよ。

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仕事の拠点が静安寺だったのですが、この付近は古い町並みが多いエリア。
最近は地下鉄も発達してるので、以前よりアクセスも随分楽になりました。

こちらは武康路にそびえたつ武康大樓。
イラストにしたら時間がかかりそうなスケールですね。

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もしイラストにするならって思うと、やっぱり生活感が見えるほうが素敵。

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上海でよく見る住宅形式。
古い建物は高さがないのが心地よいですよね。
その分空がたくさん見えますから。

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香港ではあまり行かないのに、滞在中ほぼ毎日行ったスターバックス。
(宿泊先の1階にあったという理由もありますが)
その中でも素晴らしい規模だったこちら、思南路に位置していました。
こういう特別な店が多いのは、やはり土地に余裕があるからこそ、ですよね。

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あ..........


という声が聞こえてきそうな顔なしさん。
観光地としても名高い田子坊にて。

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現在は地下鉄駅が目の前に出来てアクセスが随分楽になりました。
でもそんな景色の中に干される布団1枚、ある意味中国らしい景色かも。

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そして昔の雰囲気が残るエリアには欧米人が多いのは香港も上海も同じ。
アメリカ領事館がすぐそばにある東平路、お洒落なレストランなどもたくさんです。

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だからこそこんなテイストのお店も人気があるのかな。
中国風上海味、風と味って似てるようだけど味のほうが重点ですよね。


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そして毎日戻るのはひとつのレストラン。
まるで自分の家か友人の家に戻るように、とりあえず帰る場所です。
自分の電池が一番消耗するのもここだけど、でも充電できるのもここなのだから不思議。

上海の景色を見た後に食べる香港の味、日本人だけどなんとなくホッとする。
それは日常的に慣れた味があるからか、それとも自分を知る人がここにいるからか。
それとももしかしたら自分の描いた猫がここにはいるからなのかな。

最初に訪れた時、自分の何かがギュッとしまった気がした上海。
そのギュッがあったからきっとこの2017年の訪問があったんだろう、
って振り返れば何でもいい思い出、そして経験なのです。





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(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)


【香港~2月】10:30~12:30 
平日(佐敦) 7日(二)9日(四)13日(一)17日(五)21日(二)22日(三)27日(一)
週末尖沙咀5日(日)11日(六)19日(日)

【香港~3月】10:30~12:30 
平日(佐敦) 2日(四)7日(二)21日(二)23日(四)27日(一)
週末尖沙咀:5日(日)19日(日)25日(六)

参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪

【東京~3月】
3月11日(土)、12日(日)
各日12:00~15:00 東京恵比寿





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Commented by hongkonggaffe at 2017-03-02 16:52
そっかぁ…なんだか、こう…2004年の一人旅で初めて訪問した時とはまた違う意味での緊張感みたいなものが続いた滞在? 途中、【ホテルではなくチームメイトと同室での滞在・中国語がネイティブではないのが自分1人という状況】などなど「あぁこういうのも電池消耗するよなぁ」と拝見してたのですが、それはレストラン共々 ″ Homeへ帰還できたような居心地の良さ “ に変わったんですね?…なによりでしたね。
香港と違って、硬質でモノクロ的な街の風景写真に感じます。香港の石造り建物だって色が少なくモノトーンが多いけど、上海の街並みには、なんとなく温度を感じない。…完全に贔屓かも?だけど(笑)。
そんな中ふと柔らかさを見たのが最後の汁麺の写真でした。香港麺に似てるなぁ とか 汁麺ってやっぱ温かいよな とか、直感的に。敷いてある紙のイラストも和むね……と思ったらnaokoさんのでした(爆)。…これ、ほんと。ウハハと一人うけました。
Commented by mangonaoko at 2017-03-03 12:07
>こえださん
それはきっと行ったことのない場所だからだと思います、そこに想い出とかないからなんとなく中に入れ込めないような。ま、上海は香港よりずっと広いので、視覚的には隙間あること多いですけどね~。道幅も全然違いますし。でも散歩するには楽しい街ですよ、広いので多少移動に時間かかりますけど。
最後の写真はワンタン麺ですよ~。麺の下にワンタン隠れてます。すごくお腹空いてないときは1人でこれ食べてました。レストランで食べても飲んでもなんでも無料!というのも今回初めての経験です(笑)
by mangonaoko | 2017-02-17 23:14 | 旅行 | Comments(2)