旺角の街角でちょっとアジアに立ち飲み気分~炸理滷味
2017年 06月 12日
私が言うのはコンビニで買った飲み物を歩きながら飲む「立ち飲み」ではなく、
あくまで店内でお酒を楽しむあの「立ち飲み」です。
別にアルコールなしでもいいんですけどね、ああいう場でアルコールが入らない時のアウェイ感、
その場にいるのに何かに参加できていないようななんとも言えない感覚なんですよ。
ということでそんな自分があれこれ言うことは出来ないのですが、
ここに入った第一印象は「ちょっと怪しい、でもちょっと懐かしい立ち飲み屋さん」。
香港なんだけどでも100%香港ではない、香港時々台湾、日本ってそんな感じでしょうか。
最近カフェやレストランでよく使われるこの照明、
ここで使われるといっきに黄昏時を演出するように感じるのだから不思議なもの。
そのゴチャゴチャ感を感じさせる理由はここのメニュー。
「炸理滷味」という店名なので、メニューの半分は滷味のものになります。
滷味って台湾で良く見かける、醤油ベースの煮込み料理のこと。
馴染みのある魯肉飯や茶葉蛋などもその一種と言えますよね。
醤油だけでなく八角など様々な調味料も入れますが、地域によってその味が違ったりもするそうです。
香港だと潮州料理の店でこれらの滷味を見ることが多いでしょうか。
そして面白いのがそれと並んで串揚げメニューも豊富ということ。
私の中で日本を感じさせるのはこの串揚げの存在のせいかもしれません。
香港は日本のような居酒屋というものがありませんので、飲むとしたらバーかパブ。
普通のレストランではお酒の種類思いのほか多くないんですよね。
そういう意味ではここは早い時間から「ちょっと1杯ひっかけて」というのが出来る貴重な場所。
しかもパブと違ってアジアな雰囲気が満々ですもの。
カウンターで自分で注文して、食べるというセルフサービススタイル。
なのでここでゆっくりというよりは、ちょっと1杯って感じが似合いますでしょ。
滷味雞脾、香港ではあるようでそんなに見かけないメニューかもしれません。
揚げたものは多いですけどね。
ビールと言いたいところですが、同じシュワシュワ系ということでお許しを。
こういう80年代の感じは、不思議と日本も香港もあまり変わらない。
洋服とか化粧の感じがなんとも似ているんですよね。
これが中環とかだと雰囲気も若干異なるのかもしれませんが、ここは旺角砵蘭街。
けっしてお洒落という場所ではなく、どちらかというと昼間から怪しさを醸し出す場所ですものね。
すでに真夏の香港。
とりあえずちょっと1杯、というビールがお好きな方だけでなく、
とりあえずちょっと1つだけ、というつまみ食いにもピッタリですよ。
炸理滷味
旺角砵蘭街147號祥興樓地下A舖
(夕方以降くらいに行くのが安全です)
(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)
【香港~6月】10:30~12:30
平日(佐敦): 13日(二)15日(四)19日(一)20日(二)
週末(尖沙咀):11日(日)25日(日)
参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪
by mangonaoko
| 2017-06-12 10:15
| 餐廳