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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

徒歩10歩のご近所お茶屋さん~無藏茗茶


以前は台湾に行くたびにこれでもかという台湾茶を買い求めていました。
とりあえず飲んでみて、自分が好きであればそれでよし。
難しいことを考える必要もない、知識よりもただ五感だけで楽しむだけの気楽な方法、
それは10年以上経った今でも何ら変わることがありません。

まぁ綺麗に言えば自分のスタイルを貫く
簡単に言えば進歩なしってとこでしょうかね。

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自分で買うのはいつもいつも同じ台北のお茶屋さん。
よほど人にプレゼントするとかでない限り、最近は新しい店で買うこともなくなっていました。
そんな中ひょんなことから見つけた1軒のお茶専門店。
思わず「おおっ」とパソコンの画面に見入ったのはそのラベルやパッケージの可愛さ。
ちょうどその時パッケージデザインの仕事を請け負うかも、という話があり色々模索していたのですが、
手書きの水彩イラストと、バックの優しい色合いが何とも自分好み。

半分仕事目線で見てしまうのですが、シンプルだけど目を引くものがある、
そしてそれぞれにきちんと意味がある、これって簡単なようで難しいんですよね。

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無藏茗茶

台北などでも販売されていますが、メインショップは実は台中のとこと。
作品展で台中に行くことが決まったので、時間が許せばぜひ足を運びたいと思っていました。
準備の忙しさにかまけてろくに所在地などの確認もしていなかったのですが、
到着してビックリ。なんと作品展の同じ場所、同じフロア、お隣のお隣という至近距離だったのです。

これなら100%確実に行けるってもの。
個展会場から徒歩で10歩、時間よりも歩数で計算できるのが嬉しい。

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ショップ兼アトリエという感じでしょうか。
もちろん商品の販売がメインなのですが、試飲や商品説明なども丁寧にしてくれます。
もともとここは綠光計劃という古い建物をリノベーションした複合施設。
なのでここのお店も御覧の通り、木造の温かい造りなんですよ。
商品の雰囲気にもマッチしていますよね。

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実はここにお邪魔したのは開催前日の準備の日。
当日は台北や基隆などが冠水するほどの、台湾全体が大雨に見舞われた時期だったのですが、
もちろん例外なくここ台中も傘が役に立たないほどの土砂降りです。

作品などが入ったスーツケースを持ち、やっとこさ会場のある2階へ到着。
ところが担当者がちょっと手が離せないらしく「10分待って、それまでぶらぶらしてて~」
という晴れの日だったらまったく問題ない指令が飛んできたのです。

土砂降り+スーツケースの荷物

ぶらぶらしようがありません。
かといって外で待つのも辛い、ということで非難のように入ったのが初入店。
思いのほか早く行けたのを喜ぶべきか、
こんなボロボロの状態で最初に行ったことを若干悲しむべきか・・・はてさて。

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こんな天気なので店内はお客さんゼロ、というより付近に人の気配すらないくらいですから。
お茶とお茶菓子を出してくれたので、とりあえずカウンター席に座らせていただくことに。
するとそこには見慣れた雑誌がドドンと開いて置かれていました。

「見てみて、日本の雑誌に載せてもらったの~」

ananの台湾特集。私も友人がプレゼントしてくれて家に置いてある1冊です。
でも台中という場所柄か日本人のお客さんはそんなにいないとのこと。
それでもやっぱり台中の紹介の中に入れてもらったのは相当嬉しいんですって。
そりゃそうですよね、その気持ちウンウンよく分かります。

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冷たいお茶をその時いただいたのですが、ティーパックでの水出しなんですって。
私も家でよく冷たい台湾茶用意しますが、たいていはお湯から冷やす方法です。
日本でも緑茶の水だしティーパック売っていますよね、以前はよく利用していました。

私が日本人だと知りあえて高山緑茶を出してくれたのだとか。
「日本人が一番慣れているのは緑茶でしょ?」
中国茶の緑茶と日本茶の緑茶は製造方法が異なりますけどね、そういう気遣いは嬉しいものです。

ちなみに私が一番好きなのは金萱茶。
最終的にはこのティーパックが自分土産のひとつとなりました。


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烏龍茶で作ったクッキーやヌガーも。
でもこれらの食べ物はこの台中とオンラインショップのみで販売らしいですよ。
台北などの場所は別の店での委託販売なので、取り扱い商品は限定的なのです。

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こういう1パックごとのお茶だったら、人へのお土産でも良さそうですよね。
中国茶って実はけっこう相手を選ぶもの。
好きな人は喜びまずが、馴染みのない人に茶葉ってなかなかハードルが高いものですから。
そういう点ではこういう手軽に楽しめ、尚且つ可愛いパッケージというのはポイント高し。
マグカップで気軽に飲めるための包装、シンプルなイラストが魅力的です。

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ひとつひとつのイラスト、それぞれにちゃんとストーリーがあるんですって。
台湾茶の種類ごとに描かれたという9枚のイラスト。

「このお茶は、どのイラストだと思う?」

というかなり難易度の高いクイズも出されましたが、残念ながら完敗。
でも丁寧に解説してくれるそのストーリーを聞くと、なるほどと思える面白さでしたよ。

準備期間を含め5日間の滞在。
その間果物の差し入れをしてくれたり、こちらがお茶を飲みに行ったり・・・と
他の店を見る時間がない中でここだけは楽しいご近所付き合いをさせていただきました。
店長さんとは個人的に友達という感じで、香港に戻ってからも連絡しあっているんですよ。

時間が許せば行きたいな

という願いは、サンダルで遊びに行けるような距離で実現。
それにしても土砂降りの中でお茶屋の外観見たときは驚きました。
だって写真と同じなんだもん。
「あったっ!!」ってこの喜び、探した苦労がなくても嬉しいものなんですね。

無藏茗茶
台中市西區中興1巷 綠光計劃10號2樓






【好評受付中】鴛鴦茶會(水彩ワークショップ)詳しくはこちら
(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)


【香港~7月】10:30~12:30 
平日:6日(四)11日(二)17日(一)18日(二)26日(三)
週末:15日(六)23日(日)

参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪


【水彩ワークショップvol 12】
7月1日(土)12:00~15:00 東京恵比寿 満席になりました♡
7月2日(日)12:00~15:00 東京恵比寿

参加費:各日ともに4800円(材料題材費・お茶代・プチお土産付き)
※パレット・筆お持ちでない方は別途実費(700円)でご用意します。






by mangonaoko | 2017-06-14 23:52 | 旅行