茶餐廳のようなカフェのようで、やっぱり餐廳~Mr. S.Y. Punti
2017年 06月 18日
といっても坂道が激しいのが特徴でもあるこの町、
地図上に地下鉄出口があるので便利かと思いきや、改札からすごい距離を歩いて驚く人も多いはず。
出口によってはエレベーターを乗り継いでという場所もあり、その高低の差を実感したりもします。
その西營盤を南北に走る1本坂道、正街。
これを交差するように走る第一街、第二街、第三街は初めてでも覚えやすい通り名ですよね。
私も利用したことがありませんが、今日はそのトイレの奥に侵入してみることにしました。
といってもトイレの中ではありませんよ。
その横にある細い路地の一番奥の奥のお話なのです。
以前この場所の写真だけ見た時は別の場所のものかと勘違いしたのですが、
公衆トイレの奥にこんな空間が広がっているとは、行ってみないと分からないものなんですね。
外にもテーブルと椅子があり、到着時には欧米人のご夫婦が座って寛いでいました。
樹の下も気持ち良さそうだと思ったのですが、今の季節は夏。
暑さと蚊にさされやすい体質を考え、やっぱり迷わずに店内に入ることにしました。
なぜならこちらのお店の名前は“Mr. S.Y. Punti(本地茶餐廳)”
ちなみに英語部分のSYPとはこの場所西營盤(Sai Ying Pun)の頭文字をとっているんですね。
Puntiとは本地の発音、日本語で言うところの“地元”というところでしょうか。
店内はテーブルが2つとカウンター席のみ。
通常なら1人だとカウンター席を選ぶのですが、人も少ないのでテーブル席に着くこととしました。
1人でテーブル席、香港ではなかなかの挑戦的選択ですよ。
西多士などの茶餐廳メニューもあれば、
ワンタンや水餃子のような点心、それから芝麻湯圓などのスイーツメニュー、
また本格的な珈琲に中国茶も取り揃えているんですよ。
別のお店と違い興味深いのが、ここはすべて地元の老舗などから食材などを仕入れているとのこと。
お客さんが自分で好みで入れる調味料だって例外ではありません。
余均益の辣椒醬
同じくここ西營盤にある昔からのお店のひとつです。
その他にも友記麵粉廠や關興記などなど、なるべく可能な限り地元の味を取り入れているとか。
昔ながらの香港の文化や味が今の若い世代にも受け継がれるように、
そして昔から頑張る老舗の味をより多くの人に知ってもらいたいと開いたのが、この店なんですって。
茶餐廳スタイルのこのテーブルもいわば香港の特色のようなもの。
でも実際は長居が出来ないような座り心地ですよね。
なのでこの店はその椅子に座りつつも寛いでいられるような、そういうカフェ的要素も取り入れているとか。
実はここの珈琲はその店から仕入れているそうなんですよ。
というのを後から知ったというのもありますが、この日は珍しく中国茶を注文。
こうやってメニューにポットで中国茶がいただける店、なかなかありませんものね。
でもしっかり香港の味も楽しめる。
たとえば地元のお店って初めて香港に来た友人を連れて行くには勇気が必要なもの。
そういう時にはこんな店なかなかいいかもしれません。
お腹に余裕があれば自家製という水餃子も試してみたい、
でもやっぱりシェアできるように3-4人で来るのがベストかもしれません。
そしたら堂々と、そしてゆっくり座れますもの。
座り心地が決して良くはない、でも本地(香港)の特徴でもある卡位にね。
Mr. S.Y. Punti(本地茶餐廳)
西環西營盤爹核里4號地舖
(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)
【香港~7月】10:30~12:30
平日:6日(四)11日(二)17日(一)18日(二)26日(三)
週末:15日(六)23日(日)
参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪
by mangonaoko
| 2017-06-18 00:00
| 香港cafe