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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港夫とのんびりアジア生活・・・茶餐廳の如く 様々な異文化メニューお届けできれば・・


by mangonaoko
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香港人が50年楽しんできた香港洋食~森美餐廳

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頻繁に行くわけではないここ西環。
今は地下鉄も延線になり、昔に比べてアクセスは便利になりましたよね。
でも古い街並みの中に突然キラキラした機械的な地下鉄入り口が登場すると、なんとなく違和感を感じたりも。

大きな牛の看板が目を引いていた森美餐廳。
聞けば2年前にすでに博物館に寄付しているとか。
古くて落下の危険を危惧してとのことですが、でも歴史ある看板、こうやって残っていくのはいいことですよね。

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昔ながらの洋食屋さん、日本でもありますよね。
思えば子供の頃に好きだった洋食って、日本風洋食だったような気がします。
ナポリタンにミートソース、オムライスにハンバーグ。
ミートソースやハンバーグは決して100%が日本風ではないけれど、ケチャップ味が主流なのは日本ならでは。
デミグラスソースなんて言葉はある程度大人になってから知った味ですものね。

それは香港だって同じこと。
昔は高くて手が出なかった洋食を、一般庶民でも楽しめるようにと良い意味で工夫をこらしての登場。
今の大人が覚えている洋食の味って、よほどのお金持ちでない限りこういう味なんじゃないのかな。

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森美餐廳

ここ西環で48年営業している洋食レストラン。
久々に皇后大道西を通ったら、お店の目の前に地下鉄駅入り口があって驚きました。
なんだかパソコンで加工して、貼り付けたように存在する入口。

そしてその地下鉄延線決定からジワジワと始まり、開通した後も心配されていたことが表に出てきてしまったのです。
9月15日閉店。
そのニュースが出たのは7月中旬頃でしょうか。
もともと近くの正街で開業した森美餐廳、この場所に移転したのは1978年のこと。
39年借りていたこの場所、実はオーナーから友達価格として月8万ドルで借りてこれていたんですって。

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ところが今年6月にこの場所が売却され、新しいオーナーから約2倍の新家賃を出されたのだとか。
8万が15万、今までが相場より安いとはいえ2倍の値上げ幅は尋常ではありません。
でも最近の香港では決して初めて聞くことではない、異常が尋常になる状況なんですよね。

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せめて最後にと訪れた店内は、昔ながらの古い内装。
イギリス植民地時代が一番輝いていた時代だという森美餐廳、壁にはたくさんの写真が飾られています。

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羅宋湯
もともとはロシアのボルシチ。
今では香港定番のスープになりました。

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なんとなく子供時代の給食を彷彿とさせるパン。
あれ?コッペパンって日本ならではの言い方なんでしたっけ?

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カレー味のポークソテーなんて、いかにも香港風ですよね。
日本の洋食もそうですけど、その国でアレンジされる味の鍵ってきっとこういうソースなのかも。

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飲み物はプラス9ドルで紅豆冰。
これもまたクリームソーダ的にちょっと懐かしい味。
香港ではまだまだ現役で活躍している人気メニューですけどね。

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古いのが味だけど、それにしてもダイナミックなあのクーラー。
一応落ちたり水漏れがないようにDIYで修理されてますけど、こういうの香港ならではの光景かも。

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とその時、視界になんか動くもの発見。
あ、ニャンコ。
店員さんが思わず“え??”と反応していましたが、その反応からして常駐じゃないんでしょう。

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ご挨拶したら一応写真撮らせてくれました。
なんでも誰かが上の階のドアをきちんと閉めていなかったとかで、ニャンコが紛れて来ちゃったらしいです。
それじゃぁ人間が悪いですものね、やったぁ~って感じでやってきたんでしょう、きっと。

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現在86歳という高齢の葉さん、この日は厨房ではなくレジ台に静かに座っていました。
SARSの時でもなんとか立ち向かって経営を続けてきたけど、今の家賃の高さにはお手上げだそうです。
家賃だけじゃなく食材なども全てが年々値上げ、個人商売はどんどん難しくなるんでしょうか。

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バーバリーチェックのテーブルクロス。
家賃が倍になったからといって、料理の値段を倍にするわけにはいかない。
それと同じように家賃も倍にするわけにはいかない、って風潮にならないのはどうしてなんだろう。

森美餐廳

難しいけど、現在移転先を探しているとのこと。
たとえ規模が小さくなっても、いつかまた会える日がやってきますように。






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(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)

【香港~9月】10:30~12:30 
平日:1日(五)7日(四)12日(二)25日(一)26日(二)
週末:3日(日)17日(日)30日(六)

参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪






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by mangonaoko | 2017-09-06 09:55 | 餐廳 | Comments(0)