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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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聞こえるのは街の声と自然の声の静かな冰室~永生冰室

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先日台湾のニュースを見ていたら、日本各地で冬日を観測したという話題が。
気づけば来週末は12月なんですね。
日本に比べればまだまだでしょうけど、香港も肌寒いという言葉を言える空気感になりました。
日本にいたころは寒いのがイヤでイヤで“もういい加減にして”と何度も思ったものですが、
半年以上も夏気温が続く香港にいると、この短い“寒さ”がなんとも嬉しいものなのです。

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ここ数年商品関係のことで何度も足を運ぶことになった大澳。
また別件の仕事が加わったこともあり、夏以来久々に訪れることとなりました。

観光でないのでたいていは平日の日中に来る、ここ大澳。
週末の感じを若干忘れつつあるのですが、平日は本当に静かでのんびりしている小さな町なのです。
ところがアポイントの相手と連絡がつかず、手持無沙汰状態に。
到着してからずっとあちこち歩き回っていたのでね、ここはやはり座って休憩するのが一番でしょう。

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大澳の友人から以前聞いていた50年ほどの歴史があるという冰室。
郊外にあるということと、古い造りということもあり、店内はなんとも贅沢な配置です。
テーブルとテーブル間の間隔といい、全体の面積といい、街中の新しい店じゃありえません。

それにしてもピンクのタイルが可愛らしい。

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聞いてはいたのですがここのメニューは限定的。
飲み物の種類も食べ物の種類も、本当に簡単なものだけ提供という感じなんですよ。

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なんでも名物は水餃子なのだとか。
あいにくこの後他の人と一緒に食べる(であろう)予定だったため、今回はオーダーとはならず。
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年老いたご夫婦で経営している古いお店。
まして大澳ですもの、平日なんて近所の人が来る程度なんじゃないでしょうか。
もちろん週末はそれなりの人で賑わうのかもしれませんが、それだっておそらく限られた程度。

ほら、そんなこと言っていたらお客さん自分ひとりになっちゃいました。
店内貸し切り、まぁ贅沢なこと。

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何を思ったのかまた頼んでしまった菠蘿冰。
ここでも「菠蘿冰???!!」って反応だったのですが、注文する人稀なんでしょうか。
いいんです、別に何か飲みたくて入ったわけじゃないんです。
ただちょっと腰を落ち着けて、今日1日やらなければいけないこと整理したかったんです。

それにピンクのタイルに黄色のパイナップル、というのもなかなかいい色合わせでしょう?

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振り返ると隣のテーブルに可愛いレトロなポットが。
私の飲み物を運ぶと、ここでお二人が朝ご飯なのかお昼ご飯なのか食事を始めていました。
ということは、日常使いのものってことですよね。
おそらく相当年季が入っているであろうポット、いい味出していますよね。
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タイル貼りの厨房カウンター。
昔の香港はこういうタイル使いがほとんどだったそうです。
高温多湿の気候に対応したものですが、それに加え耐久性にも優れていますから。
でもコストがかかるということで、最近はペンキ使いが多くなったとか。

お店の内装外装も、団地などの外装も新しいものはほとんどペンキ。
なので全面タイル使いの場所を見かけたら、それはイコール歴史があるということなのです。
だから古いお店ってなんとなくひんやりした感がするのかもしれません。
もちろんここも例外でなく。

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店内に音楽もなく、お客もいないので話し声もなく。
タイル貼りの広いお店で聞こえるのは、目の前の通りを通る人の話し声や鳥の声。
珍しくテレビもついていないので、本当に静かな静かな空間なのです。

これが街中だったら家賃の高さに勝てないでしょうけど、ここは郊外。
というより、一昔前だったらこういうのも普通のことだったのかもしれません。
たとえばすでにお店自体を買っていたら、必要なのは夫婦二人の生活費。
食べていける売上があればそれでよし、そんな風にゆったり経営できたんでしょうね。

ゆとりはないけど、でもゆとりがある。
今は昔より生活にゆとりはあるけど、精神的にゆとりがない。
おかしなものです。

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お店を出て、近くにいたニャンコに友人の捜索願依頼してみました。
“ねぇねぇ、そのへんで見なかった?”

結果的にはなんてことない寝坊とのこと。
前の晩友人と夜中3時まで麻雀をしていて、起きられなかったそうです。

前の日に私着く時間言ったじゃん!
って思ったけど、まぁそれも些細なこと。自分ひとりでも出来ることは山ほどありますから。
そんな風になんとなく自分も大らかな気持ちになれる、
やっぱり流れる空気感って大事なのかもしれませんね。






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【香港~12月】10:15~12:15 (15分早くなります)
平日:
5日(二)11日(一)19日(二)28日(四)

週末:2日(六)17日(日)30日(六)

参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪
(お申込みお問合せは watercolor.yuanyang@gmail までどうぞ)







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by mangonaoko | 2017-11-22 09:33 | 餐廳 | Comments(0)