香港各地のニャンコより
2017年 11月 24日
という声をよく耳にします。
おそらく店舗にいるニャンコが多いからそう感じるのかもしれません。
全体的な数が果たして多いのかは私も定かではありませんが、
でもその反面ニャンコに関するニュースなどは決して楽しいものばかりではありません。
先日も私が住むエリアで、ニャンコに餌をあげる女性が別の住民に訴えられたと。
政府の機関に連絡したらしく、早速役人が来て猫捕獲の話を進めていたとか。
少し前に香港を賑わしたのは、店舗ニャンコがお客に傷を負わせた何だという話。
実際にはケガなどしていないのですが、要は大げさに騒いだということなんですね。
それらの多くは猫、すなわち動物は問題があって面倒を起こすという理由なんでしょう。
何を言っているのでしょう。
面倒なのは人間です。
問題を起こすのも人間です。
好きではなくてもいい、でもそれを排する権利も必要もないはずなのです。
隣に住む人がキライだったら、警察に電話して逮捕して殺してくれとと頼めるのでしょうか。
あの人はトイレをするから臭いと。
あの人はご飯を食べるからその残飯が不衛生だと。
あの人がいると問題起きる可能性があると。
でも結局訴えが起これば政府機関は動くのです。
なぜなら人間が面倒だから、やらないともっともっと面倒なことを起こすから。
その人間の問題を解決するのに、なんで動物の命が使われなければいけないんでしょう。
地球を汚しているのは誰か。
人間です。
地球を破壊しているのは誰か。
間違いなく人間です。
昨日大澳の友人が突然連絡をしてきました。
毎日のように猫が犬にかみ殺されると。
その現実を連日のように目の当たりにして、耐えきれず言ってきたのでした。
日本ではあまり聞かないことですが、野良犬がいる香港の郊外や台湾ではよく聞く話です。
でも考えてみたら野良犬だって人間が作り出した問題とも言えるのです。
だってワンコだって十分私たち人間の迷惑を被っているんですから。
そしてニャンコだってネズミやウサギなど小動物を捕獲することもある。
食べるわけでもないのに、ただ本能で殺してしまうこともある。
もちろんニャンコが全身ビショビショに濡れてぐったり息絶える姿には心が痛むけど、
でもそれはまだ動物の世界のことだから、人間に何かされるよりはまだマシな気がするのです。
熱湯をかけて苦しめるとか
ストレスのはけ口に虐待して殺すとか
ただキライだから捕まえて処分してくれと
汚れたティッシュをごみ箱に捨てるように簡単に言えるとか
人間が動物にすることのほうがよっぽど酷い。
結局こんな話をしたら途中から切り替えることができなくなってしまいました。
夜中に複数のワンコの吠える声が聞こえると心配になるけど
でもいつも家の近所にいたニャンコの姿が数日見えないともっと不安になる
そして街でニャンコに会ったら思わずこう言ってしまうのです。
人間にはくれぐれも気をつけなさい。
人間が何よりも恐ろしい動物なのだから。
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by mangonaoko
| 2017-11-24 09:56
| 香港だより