豚肉を使わない特別飲茶~伊斯蘭中心餐廳
2017年 06月 04日
ちなみに私は子供時代野菜が大っ嫌いでした。
なので小学校に入ってからの給食なんて地獄のような時間帯。
野菜が入った焼きそばとか、そのままスライスしてでてくるトマトとか、
当時事前に配られていた献立表を見ては、イタタタと不思議とお腹が痛くなる日々だったのです。
セロリとか、大きいピーマンとか、
大人になってもあまり克服できていないものも一部ありますが、
まぁこういう子供時代の好き嫌いというものは成長につれて少なくなっていくもの。
幸いにもアレルギーもないので、基本的に何でもウェルカム。
ところが私のおこちゃまレベルとは違い、人によってはどうしても食べれないものってあるんですよね。
これは無宗教の中で生きている自分にとっては、正直ちょっと遠い話かもしれません。
休みを使って初香港の旅を楽しんでいるのは、主人の東京時代の同僚。
何年振りの再会、香港の食を囲んで積もる話もしたいところ。
ところが彼はエジプト人の男性、そして豚肉を食べることができません。
香港にはさまざまな宗教の人が住んでいますので、選択肢がなくなることはありません。
ところがいざ除こうとすると思い知らされるのが、中華料理では豚の使用率がとっても高いということ。
そう、それは肉だけに限ったことではなく、油という一見見えない場所にも及ぶのです。
でも飲茶の点心には、油としても豚肉がたっくさん使われているんですよね。
ということで足を運んだのは、灣仔にある伊斯蘭中心。
名前からお分かりいただけるように、こちらはイスラム教の礼拝なども行われている場所になります。
そのワンフロアに入っているレストラン、名前もそのまま分かりやすい伊斯蘭中心餐廳。
もちろんここで提供される料理、豚肉は一切使われていません。
お肉だけを除くのであれば普通の場所でもいいのですが、油まで考えるとほとんどの品がアウトかも。
単純な好き嫌いであればある程度は頑張ってもらうのですが、宗教上のこととなると話が別ですものね。
パッと見ると変わりありませんが、やはり違うのが皮。
飲茶の点心って蒸してるのでヘルシーに感じますが、いやはやかなりの油を使用しています。
朝飲茶をお腹いっぱい食べると、午後までなかなかお腹が空かなかったりしません?
そう、かなり腹持ちがいいのが点心なのです。
これは蝦餃以上の差を感じたかもしれません。
粉を感じるというか、もちもち感が強いというか。
これはあまり変わりなく。
でも全体的には少々淡泊な味な気がしました。
それでも頑張って近づけているような努力を感じます。
そう、ここの子たちは全体的に透明感が少なく白に近いんですよね。
やはりこのあたりは油に関係するのかもしれません。
豚肉点心の王道のような存在、ある意味ここのメニューにあることが驚きです。
ここはイスラム教のセンターなので、人が多い場合はイスラム教徒が優先されるとのこと。
もちろん今回の私たちのように一部の人でも大丈夫とのことです。
結果的には空いていたのでノーチェックで入れましたが、教徒が優先されるのは当然ですよね。
この空き空き感といい、テーブルとイスの組み合わせといい、
昔ツアーで参加した際に連れていかれるようなレストランを彷彿とさせました。
こういう場所で食事した経験、ツアー参加者なら1度はあることでしょう。
ただ香港で美味しいもの、残念ながら豚使っているものが多いこと多いこと。
茶餐廳のメニューも、豚肉がなくてもおそらく油がダメなんでしょう。
同じような鍋とか使い回してることもありますし、その辺は彼もかなり敏感でした。
結果一番笑顔で食べていたのはデザートの糖水。
なるほど、たしかにこれは1%も使用していませんものね。
中華料理に豚多し。
あらためて気づかされたこの事実、彼の目には香港の街どんな風に映っていたことでしょう。
そういえばバスがアトラクションみたいだってかなり喜んでいましたっけ。
なんて、諸々新鮮な気分にさせてくれた1日アテンドだったのです。
(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)
【香港~6月】10:30~12:30
平日(佐敦): 13日(二)15日(四)19日(一)20日(二)
週末(尖沙咀):11日(日)25日(日)
参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪
by mangonaoko
| 2017-06-04 08:51
| 餐廳