香港の街に欠かせないこの文字~「押」
2010年 09月 13日
おのずと目に入ってくるこの1文字・・・・・「押」
「押」とは、中国語で「抵当に入れる」という意味
日本だと代わって「質」の文字になりますでしょうか
そう・・・「質屋さん」
今も昔も香港の街にはかならずあるこの「押」
たとえこの意味を知らなくても、「あぁ香港っぽいなぁ・・」と連想する方もきっと多いはず
まるで香港の何気ない景色に
“はいっ!これで香港の景色の完了ね”
と承認スタンプをまさに「押す」・・・そんな感じ
以前着ていた着物を手放したことはあっても、質屋に入った経験はありません。
最近の東京では、プレゼントのブランド品を質屋に売る女性も多いみたいですけど
昔は生活のために足を踏み入れる場所だったのでしょう・・・
歴史博物館で展示されていた当時の店内の様子は
殺風景で、品物を受け渡す小さな窓口があるのみ・・・・・高い高い格子の真ん中に。
灣仔にある「和昌押大」ビルは、改装されてレストランになっていますよね。
1888年に建てられたこの建物の中は
新と旧、西洋と東洋が融合された空間と様変わりし、120年の香港が凝縮されてるようだとか。
質屋で使われていた金庫や階段もそのままあるということなので
この建物の「本来の姿」も垣間見れるということですね。
その洒落た空間でいただける見た目も材料も豪華な点心・・・・・
1個50ドルもするというその点心
100年前にここに自分の品を持ち込んだ香港人がそれを見たら・・・きっと卒倒するのでは。
現代に生きる私でも「1蒸篭と同じ(いえそれ以上)の1個の点心」に驚くのですもの
こんな高級点心・・・よほど特別な日でないと勇気がでないかも。
ちなみに今日は結婚記念日・・・・
10年経ったらそんな「特別ディナー」もいいかしら。
ポチッと応援なでなでしてください
看板娘です
by mangonaoko
| 2010-09-13 12:45
| 香港だより