蒸篭の中に立つ南国のペンギン~飲茶とPlanet Earth
2011年 01月 17日
動物飲茶・・・可愛いですよね。
初めて見たときは、その精巧な作りと
姿は可愛くても、中身はしっかり「飲茶の点心」の美味しい味に
声にならない声で感動したものでした。
さすがにこの動物飲茶はどこのレストランでも提供しているというわけでなく
私がよく行く鴻星や、行ったことはないけど映月楼などが有名でしょうか。
その時期にどの動物がお出迎えしてくれるかは・・行ってみてからのお楽しみ。
私が最初に出会った動物点心は・・・この子、ペンギンでした。
「立つ」という姿勢が、更に蒸篭の中でも可愛さ倍増で
蒸篭の中で立たせても、レンゲの上で座らせても、箸でこっちを向かせても
何をしても食べちゃうのがもったいないようなこの丸み。
ちなみに中は「蝦餃子」的な美味しさですよ、味も格別なんです。
温暖気候の国で育った私には、ペンギンは遠い遠い場所の動物
見たことはあっても、それは動物園の「作られた世界」でのペンギン
ヨチヨチ歩きのような可愛い仕草や、その風貌に魅せられたものです。
でも・・・・過酷な寒い寒い気候の中で暮らす彼ら。
実際の生活は動物園とは雲泥の差の、厳しい自然の中でのものなんですよね。
プラネットアース
イギリスBBCが作成した、ドキュメント番組。
映画にもなりましたが、何時間にも及ぶその映像は見事なものです。
その中で見た・・・ペンギンの姿がとっても印象的でした。
いえ・・・・印象的というよりは衝撃的だったのです。
マイナス70度という、私には想像のつかないその「冬」を越えなければいけないペンギン
どこを見ても白い氷だけの世界で、数え切れないほどのペンギンが円陣を組んでいます。
数ヶ月にわたるその冬を越えるために、皆が体を寄せて、お互いの体温を逃さぬよう
まるで石と化すかのように、ただじっとじっと・・・吹雪の中でも動かずに過ごすのです。
すると突然ペンギンが一定方向に動き始めます。
外側と内側の・・いわゆる立ち位置の交代。
風と吹雪を直接受ける外側のペンギンを、次はちゃんと内側にいれるのですね。
生きるための本能・・・・純粋なこの姿が、強烈にこの心を震わせます。
何も食べずに、水も飲まずに・・・中には足元に卵を抱えながらの厳しい越冬
このドキュメントの中では、子供のペンギンが大人の集団からはぐれる光景もありました。
群れから離れた子供たちは・・・その少ない数では体温が奪われていくだけ。
まるで親を探すように鳴くその声は、吹雪くその風の音でかき消されるだけ。
視界がどんどん悪くなるその白い世界の中、肩を震わせながらどんどん雪に埋もれていく・・・
可愛いというイメージだけだったペンギン
蒸篭の中で見るペンギンは、まるで温泉から出たばかりのように
湯気につつまれてポッカポカです。
“大変な自然の世界で活きているのよね・・・”
企鵝・・・中国語ではこう書くペンギン。
気温が一桁になっただけで寒い寒いと言う私と、あなたが過ごす冬の気温差って70度以上
1年中でさえ気温差40度も経験したことのない私なんて、まだまだよね。
ね・・・蒸篭の中の温度って何度だっけ?
現実と仮想の世界を足してみれば、あなたの経験する気温差は170度近いのかしら。
氷の上で冬を越す企鵝
蒸篭の中でポカポカの企鵝
湯気で包まれるあなたを眺めながら、今も丸く頑張っている貴方の仲間を応援します。
私も寒さ・・・少しは我慢しなくちゃね。
よろしければ応援ニャンクリックいただけると
とても嬉しいです・・・看板娘:タマ(-70℃なんて氷タマ)
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初めて見たときは、その精巧な作りと
姿は可愛くても、中身はしっかり「飲茶の点心」の美味しい味に
声にならない声で感動したものでした。
さすがにこの動物飲茶はどこのレストランでも提供しているというわけでなく
私がよく行く鴻星や、行ったことはないけど映月楼などが有名でしょうか。
その時期にどの動物がお出迎えしてくれるかは・・行ってみてからのお楽しみ。
私が最初に出会った動物点心は・・・この子、ペンギンでした。
「立つ」という姿勢が、更に蒸篭の中でも可愛さ倍増で
蒸篭の中で立たせても、レンゲの上で座らせても、箸でこっちを向かせても
何をしても食べちゃうのがもったいないようなこの丸み。
ちなみに中は「蝦餃子」的な美味しさですよ、味も格別なんです。
温暖気候の国で育った私には、ペンギンは遠い遠い場所の動物
見たことはあっても、それは動物園の「作られた世界」でのペンギン
ヨチヨチ歩きのような可愛い仕草や、その風貌に魅せられたものです。
でも・・・・過酷な寒い寒い気候の中で暮らす彼ら。
実際の生活は動物園とは雲泥の差の、厳しい自然の中でのものなんですよね。
プラネットアース
イギリスBBCが作成した、ドキュメント番組。
映画にもなりましたが、何時間にも及ぶその映像は見事なものです。
その中で見た・・・ペンギンの姿がとっても印象的でした。
いえ・・・・印象的というよりは衝撃的だったのです。
マイナス70度という、私には想像のつかないその「冬」を越えなければいけないペンギン
どこを見ても白い氷だけの世界で、数え切れないほどのペンギンが円陣を組んでいます。
数ヶ月にわたるその冬を越えるために、皆が体を寄せて、お互いの体温を逃さぬよう
まるで石と化すかのように、ただじっとじっと・・・吹雪の中でも動かずに過ごすのです。
すると突然ペンギンが一定方向に動き始めます。
外側と内側の・・いわゆる立ち位置の交代。
風と吹雪を直接受ける外側のペンギンを、次はちゃんと内側にいれるのですね。
生きるための本能・・・・純粋なこの姿が、強烈にこの心を震わせます。
何も食べずに、水も飲まずに・・・中には足元に卵を抱えながらの厳しい越冬
このドキュメントの中では、子供のペンギンが大人の集団からはぐれる光景もありました。
群れから離れた子供たちは・・・その少ない数では体温が奪われていくだけ。
まるで親を探すように鳴くその声は、吹雪くその風の音でかき消されるだけ。
視界がどんどん悪くなるその白い世界の中、肩を震わせながらどんどん雪に埋もれていく・・・
可愛いというイメージだけだったペンギン
蒸篭の中で見るペンギンは、まるで温泉から出たばかりのように
湯気につつまれてポッカポカです。
“大変な自然の世界で活きているのよね・・・”
企鵝・・・中国語ではこう書くペンギン。
気温が一桁になっただけで寒い寒いと言う私と、あなたが過ごす冬の気温差って70度以上
1年中でさえ気温差40度も経験したことのない私なんて、まだまだよね。
ね・・・蒸篭の中の温度って何度だっけ?
現実と仮想の世界を足してみれば、あなたの経験する気温差は170度近いのかしら。
氷の上で冬を越す企鵝
蒸篭の中でポカポカの企鵝
湯気で包まれるあなたを眺めながら、今も丸く頑張っている貴方の仲間を応援します。
私も寒さ・・・少しは我慢しなくちゃね。
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とても嬉しいです・・・看板娘:タマ(-70℃なんて氷タマ)
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by mangonaoko
| 2011-01-17 06:51
| 香港だより