人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

2030年へ向けて羽ばたく空の玄関~香港国際空港

2030年へ向けて羽ばたく空の玄関~香港国際空港_a0132659_7261852.jpg


世界的にも優秀な空港として評価されている 香港国際空港
香港だけでなくマカオや珠海・深圳などの中国への窓口としても利用されるため
その需要は年々増加傾向にあります。

香港へ降り立つ直前・・・・窓の下に香港島やビクトリア湾の景色が見えますよね。
飛行機は南側から空港のある大嶼山(ランタオ島)へと着陸するため
お天気がいい日には直前に空の上からの絶景も楽しめる・・というわけなのです。

空港の要は何といっても滑走路
この運用の仕方で規模が変わりますが、かといってむやみに過密運用できないのが現実。
国際規定では、離着陸時には安全のため一定距離を保つようにされていますので
飛行機が飛び立った90秒~2分後にやっと次の飛行機が離陸できるという具合。
現在香港の空港には、2本の滑走路がありますが、1時間に68回離着陸が最大とのこと。
この数字・・・・飽和状態になるまでそう時間がかからないというのです。

2本の滑走路を同時に使うのが一番効率がいいとのことですが
ここに関わるのが空港をとりまく環境・・・つまり地形の問題です。
ご存知の通り、大嶼山の北側に位置する空港
南側には 鳳凰山・大東山・老虎頭山・・・・そして新界側には大帽山・・・と山が連なります。
そのため一定方向にしか離着陸ができないため
現在は北側が着陸、南側が離陸・・・・というように運用されているようです。

2030年へ向けて羽ばたく空の玄関~香港国際空港_a0132659_7261980.jpg


世界的な空港へと発展するために最近計画発表されたのが
「香港國際機場 2030計劃大網」

空港側に試算では、2030年の時点で
空港利用者数 9700万人
貨物量     890万トン

万の単位を示されても一般人にはピンとこない数字ですが
今の空港のままでは対応できない数字なのです。

そこで提案されたのが今の2本の滑走路をそのまま維持使用し
加えて40機の飛行機が停まれるゲートを増設するという案。
ちょうど今の「Y」の形のターミナルの先に出来るという・・そんなイメージですね。
リニアモーターカーで第1ターミナルと連結、このターミナルも増設して
駐車場も更に2800台停まれるよう広げるという案。
ただし・・・・・・この計画でカバーできる数字は2020年頃までというのです。

そこで次に出されているのが・・・・3本目の滑走路の建設。

2030年へ向けて羽ばたく空の玄関~香港国際空港_a0132659_7262141.jpg


でもさてさて・・・ではどこにその滑走路を作りましょうか。
15もの案が出された中で決定されたのが、空港の北側を更に埋め立てて
今の滑走路と平行して新設されるというのです。
ちょうどこの写真の左上方向ですね。

もちろんその新滑走路の近くにはゲートも増設
将来的には今の第2ターミナルも拡大し、その新ゲートと連結させるとか。
空港内のリニアモータカーで旅客や荷物をスムーズに移動できるようにして
空港の規模を拡大するという大規模な計画というわけです。

3本の滑走路が出来た場合
新設の北側は 到着のみで毎時33本
中間になるのは 離陸のみで毎時35本
南側は離着陸どちらも可能で 毎時34本
これで1時間に102本の飛行機が、この香港で離着陸できるということになるのです。





2010年の試算で・・・・・その計画に必要とされる額 862億。
もちろん単価は・・・香港ドルです。
空港は旅をする人だけでなく、貿易そして経済の発展の玄関にもなる大事な場所。
今の時点でも大きくて探検しきれない香港国際空港
そんなに大きくなった日には 「1日香港空港探検ツアー」なんて出来ないかしら。
セキュリティの問題で逆立ちしたって無理なお話でしょうけど・・・・・・。


お帰りにポチッとしていただけると・・・とても嬉しいです。
看板娘ルノー(2030年なんて・・・何してるんでしょうね)

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へ
2030年へ向けて羽ばたく空の玄関~香港国際空港_a0132659_11122662.jpg鴛鴦茶餐廳へ応援ポチッ


人気ブログランキングへ
香港生活情報


香港情報担当しています(6/20更新 NEW)
by mangonaoko | 2011-07-03 07:28 | 香港だより