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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

始めちょろちょろ、中ぱっぱ~タイ米と日本米

北京語がうまくない義父と、広東語がうまくない私
もともと嫁と舅はそんなに話をする関係ではないけれど、語学の壁で更に会話が深くならない
でもそんなこの2人に共通するところがひとつ・・・・「米が好き」

昔の人ということもあるけれど、義父は米がないと食事をした気にならないとか。
もちろん外で麺もパンもパスタも食べるけど、基本やっぱりご飯なのだそうです。
だからなのか・・・・・本当に良く食べます、ご飯。
我が父でさえ多くて2膳なのに、義父は最低2膳・・・・・炒飯など残ったものもきちんとお片付け
70歳を超えてるだろうと推測される義父が今でも元気で生活できるのは
こうやってよく食べよく運動することにあるかもしれません・・・・・・食欲は健康の証ですものね。

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“香港のお米は香りが本当にいい”
“ううん、日本のお米のほうがよっぽど香りがいいわよ”

私と同じく香港人の旦那さんを持つ友人と会ったとき、こんな“米談義”が繰り広げられました。
もちろん 香港米派1人VS日本米派2人 
香港米・・といっても、香港で栽培されるのではなくこの場合はタイ米を指すんですけどね。
ご存知のとおり、香港で主に使われるタイ米は縦長のパラパラと水分の少ないお米
炒飯やパエリアなどにはこちらのほうが美味しく仕上がるのは、やはりこの水分の関係でしょう。
反対に日本は水分の多い、甘いお米。
炒飯を作ると簡単にベチャッとしてしまうのはこの本来持つ水分のせい
その代わり日本で“おにぎり”という食べ物が定着したのは、このお米だから・・・・とも言われています。
タイ米でおにぎりなんて・・・玄米でおにぎり作るよりずっとずっと難しいかもしれませんよね。

ジャスミンライスなんて名前がつけられるように、タイ米の香りも甘いものがあります。
お釜を開けてフワッと香るあの独特な香りは、日本のお米とはまた違うやわらかい香り。
ご飯の炊く香り、お釜から匂うあの香り・・・そう、香港の主人にとってはこれが「=お米の香り」なのです。

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新米の美味しいお米なら、ご飯だけでも美味しく食べられる
そんな言葉を耳にしたことのある、同じく米文化の日本。
私もその友人も、体で覚えているのはお釜から香るあの甘い甘いお米の香り
蒸らし途中のお米は、ちょっと水分があってお米同士が寄り添ってるような・・・艶々した丸いお米

タイ米と日本米の香りは何が違うの?

そう質問されても多分両者ともにうまく答えられないかも。
でも今この瞬間になんとなく記憶が蘇ってるその香りが・・・・そう、日本のあの米なんですよね。
日本のお米も、タイのお米も私たちはどちらも美味しくいただけるけど
「あのお米が食べたいねぇ~」と芯から感じるのは、お互い生まれたときから親しんでいるお米かも。

そうそう以前お土産にちょっと高い「こしひかり」を義母にお土産にあげたことがありました。
日常的に買うのよりちょっと高いその新米を、美味しいと食べたのは私と義母
反対にあまり美味しいと感じないのは義父だったのです。
台湾のお米は比較的日本米に似ているせいか、義母はそう感じたのでしょう。
それでもタイ米の水分量と勝手が違うのか、お水が違うせいなのか
日本で食べる日本米のほうがずっと美味しく感じたのは、私の気のせいではないかもしれません。

「始めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋とるな」

香港にもこの言葉ってあるのかしら。
義母に聞きたくても「ちょろちょろ」と「ぱっぱ」をどう中国語で言うか分からない私
まぁ擬音語をそのまま訳すのではなく、強いと弱いって言えばいいんでしょうけど
それじゃあのお米を炊く雰囲気が伝わりませんでしょ?
・・・・ってこれもまた、日本米ならではの表現なのかもしれませんけどね。



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by mangonaoko | 2011-08-22 06:42 | 香港料理