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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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200年前の姿を残す福建土楼~長途伴侶

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厦門から車で約2時間半、距離で言ってだいたい160kmくらいの場所にある華安
ここにあるのが2008年にユネスコ世界遺産に登録された土楼です。

その存在を知ってから、ずっとずっと自分の目で見たいと願った場所
行きたいけど「何が何でもしなければいけないこと」でなければ、ついつい先延ばしになりますよね。
でもそんなことをしてたらいつ実現するか分からない、
そんな自分に都合のいい言い訳で、やっと訪れる機会を作ることができました。

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ここ「華安土楼」は世界遺産となった土楼の中でも厦門から一番近く
しかもその中の「二宜楼」は世界遺産指定の中で唯一中に入ることができるのだとか。

建築は1740年、完成までにはなんと30年の時間を要したといいます。
現存する土楼の中でも最大規模のこちら、敷地面積9300㎡
階数は4階で高さは16m、外周は73.4mの土楼です。

もともとは客家族が敵から身を守るために建てたという集合住宅
そのため入り口は1つのみ、壁も最大2メートルという厚さ、屋根も最上階に小さいものしかありません。

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同じ姓をもつ一族が集まって生活していたといわれる土楼
もちろん現在も多くの人がまだ生活をしています。
最近は観光化された場所もあり、近くにできたアパートや戸建に移り住む人もできたとか。
農業の盛んや観光化で豊かになり、少しずつその生活も変化していってるのでしょうね。

4階建てのこちら、1階はだいたい台所・・・寝室は4階が多いそうです。
お茶や土産物を売っている部屋も多かったけれど、置いてあるもの全て普段の生活のものです。

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中はこのように木の階段
円周でしかも似たような作りなので、歩いていると迷子になりそうでした。
外側に窓はない分、内側は開放的、至るところにある窓やベランダから明るい光が差し込みます。

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これは3階から見た内部の様子
ね、洗濯物が干してありますでしょう?
博物館のような展示ではなく、今朝洗濯して干した洋服なのです。

観光客へ開放しているこの土楼、でも入れる階段は限られていて
中にはうっかり入ってはいけない場所へ出てしまうことも・・・・・
「ここは入れないよ~」なんて、階段下で雑談していた叔父さんに笑われてしまいました。

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ここで売られている鐵觀音茶は、厦門市内で売られているものの何分の一のお値段。
ただ安ければいいと喜べない事情もあるようで、なかなか判断が難しいですよね。
でも茶葉がそのまま摘まれ、お店のおばさんが作業をしている姿を見れるのは嬉しいものです。

パックされたお茶はどこでも見れるけど、ここがお茶の産地福建省だと感じられる場面。

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最上階にある、唯一の外へ向けた小窓から見える風景も・・・お茶畑。
「眺める」というよりは「覗く」という雰囲気でしょう?
今はこんなに平和ですけどね、昔は敵の侵入とかをここから見張っていたのでしょうか。

世界遺産に登録されているだけに、こちらは何台も観光バスが停まって観光客がいるのだけど
でも観光地化されていない、昔の姿をそのまま残す場所。
あくまでも「お邪魔する」だけなんですよね、私たち観光客は・・・・・。
同じ中国でも都市部とはまるで違う空気、もちろん人々の生活スタイルも別物です。

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今回の旅で自分に買ったのは、お茶と茶壷と・・・・このミニ土楼のストラップ
買った直後に土楼の前でこれを持って記念撮影したら・・・・ボトッと紐がほどけて土楼が落ちました。
人間の手で結わっているだけの作りですものね・・・・なんだかクスリと笑ってしまったり。

そうそうこの土楼、空から見ると円形が連なっているようでしょう?
昔アメリカ人はこの景色を見て「ミサイルの発射基地だっ!!」って思ったそうですよ。
確認するにも当時厦門からは今のように道路も舗装されていなく、3日かかってたどりついたとか。
この集合住宅の姿を見て、胸をなでおろして帰っていったんですって。
山道3日かけて・・・・なんともお疲れ様のお話ですよね。

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ゴミ箱も土楼・・・・・なんともキュートです。

「老婆の執念旅行だね」

そう主人に茶化されていた今回の旅。
宇宙に行きたいとか、世界一周したいとか・・・
そんな大きなことではないのに先延ばしにしていたのは、願っていた自分自身です。
やれることならば、叶えられることであれば実現するために頑張ろう
そんな風に全てのことを考えるようになったのは、あの3月の地震の日から。

やっと来れた~~~~!!!!

広い広い土楼の真ん中に立ち、そう心の中で叫びました。



想い続けて3年・・・・夢にしては短いかしら。
明日はかならず来るけれど、明日に甘えてばかりじゃいけない
3年という年月の中で、自分なりに学んだこと感じたこと変わったことは小さくないのかもしれない。

そんな色々なことを、200年前からここに建ち続ける土の城の中で感じました。
ここに立てることは、こうやって願いをひとつでも叶えられることは、とってもとっても幸せなことだから。



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Commented by TOUKO at 2012-03-04 01:18 x
素敵ー!私も行ってみたいんです~木の階段に木の柱・・"覗く"茶畑・・何度も眺めて行ったつもり想像して楽しみました(笑)

夢ばかりを追って生活をおろそかには出来ないけれど、いつかいつかって思ってるだけではいつかは来ない・・明日はどうなるかわからない・・チャンスがあってそれを掴む事が許されるなら私もガシッっていきたと思ってます。小さくても大きくても夢を叶えられるって幸せですよね。見守ってくれた人に感謝して叶える努力をした自分をナデナデ・・
Commented at 2012-03-04 01:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hongkonggaffe at 2012-03-04 15:50
7枚目の、「最上階から見た近隣の茶畑や村落」のお写真、
とても身近で懐かしい気がしてなりません。
建物の形は違えど、自分の山の実家が、こんなふうなのです。
棚田や茶畑が丘陵地帯を埋めている原風景。
日本人としてどこか懐かしい感覚さえ覚えてしまえるような情景ですね。

いつかはぜひとも訪れてみたい、実行してみたい旅・・・ほんとですね、
先延ばしにばかりしていると、行けるチャンスも伸ばしてしまうものなのかもしれませんよね。
・・・執念旅行(笑)。でも、ご主人もきっと訪れることが出来たことを喜んでおられるのではないでしょうか。
Commented by mimi姐姐 at 2012-03-04 17:24 x
やっと実現したのねぇ。覚えてますよ、ここに行きたいといってたお話し。 華仔と同じ行動しちゃいませんでしたか? (笑) 
土楼って、集合住宅という名の要塞だったのですね。 
なおちゃんの執念旅行、一緒に実現してくれたのはチュウヤンだもの。。。我只希望跟妳幸福的百頭到老。。。覚えてるでぇ~(笑)
いつも土楼のように優しく包み込んでくれるチュウヤンに守られて。なおちゃんは幸せですよ~~♪ 



我只希望跟妳幸福的百頭到老
Commented by nicho at 2012-03-04 22:52 x
あっ!この場所!わたしも行きたいと思っている場所なんです。
とある番組(確か放送大学だった気がします)でみた時、トキメイテしまいました(笑)

いつか私も実現したい!その時は多分一人旅(笑)
Naokoさんみたいに誰か一緒に行ってくれるかしら?
Commented by mangonaoko at 2012-03-05 07:00
>TOUKOさん
ここよかったですよ!市街地から距離があるので、いずれにしても現地でもツアー参加するのがいいかもしれません。
土楼は福建省にまだ数多く存在するのですが、ユネスコ世界遺産に登録されたのはそのうちの数個のみ。でもそのおかげでこうやって世界中から注目され、多くの人が見に来るのですものね。ただ保存するだけでなく、知ってもらうもの大事・・・・私も今回やっと訪れることができて嬉しかったです♪
Commented by mangonaoko at 2012-03-05 07:01
>鍵コメさま
そうそう、たしか宿泊施設もあるとか・・・私も聞いたことがあります。私も食事はこの敷地内にあるレストランで郷土料理をいただきました。客家料理というか・・・・台湾の山のほうで食べた料理に似ているのでやっぱり色々な意味で似ているんだなぁと感じました。
Commented by mangonaoko at 2012-03-05 07:29
>こえださん
ご実家の景色こんな感じなんですか?いいですね・・・心がなんとも落ち着く風景ですもの。土楼のまわりは本当に一面こんな景色、一応世界遺産なので駐車場とか道路とかレストランがあったりするけれど、それ以外は何もないそんな場所でした。自分がいつもいる場所とは別世界なので、時にはこういうものに触れるのって大切だなぁと感じました。
執念旅行(笑)でも本当にそういわれているんです・・・言い出したら聞かないから(笑)ずっとずっと想い続ける・・・主人の表現だと「執念」なんですって、失礼ですよねぇ?(笑)
Commented by mangonaoko at 2012-03-05 07:32
>姐姐
どうしてそんな言葉覚えているんですか???(笑)
でもあの頃、いえいえここで文章にしたもうちょっと前からずっとずっと行きたいと願っていた場所なんです。やっと実現しましたよ☆ついつい「いつか行こう、いつか」って、不確定な「いつか」にゆだねてしまってたんですが・・・。
でも主人もここは興味深かったみたいで「ここは見る価値があるね」って満足そうでした。歴史ありますしね・・・残していってほしいものです(世界遺産だから当然残るのだけど)「アモイってどこ?」って何人の日本の友人に聞かれたけど・・・あまり有名じゃないんですね(笑)
Commented by mangonaoko at 2012-03-05 07:35
>nichoさん
あらnichoさんもここに魅せられているお一人なんですね♪ 昔の姿そのまま残しているので(今でも使ってるので)本当に生活の中を垣間見るというそんな感じなんですよ!ちょっと距離があるけれど、途中の景色もバナナ畑やお茶畑と情緒ありますし、日常から離れる旅としてはおすすめかもしれません。
そして実現される日にはぜひ素敵な方と♪ 土楼の真ん中に立って、でもって土楼の最上階から写真撮ってもらいましょう!
by mangonaoko | 2012-03-03 22:09 | 旅行 | Comments(10)