無口なおじさまとお喋り鳥の花園~雀鳥花園
2012年 04月 06日
昔むかし、中国の男性は鳥を飼ったりコオロギを飼うのが楽しみだったとか。
飲茶の席に自分の鳥かごを持って、鳥と一緒に飲茶という光景も普通といいますものね。
当時は女性と男性の立場が今とは違ったので、あくまでも男性の特権。
そんな名残をちょっと感じることができるのが、太子にある雀鳥花園です。
バードガーデンというほうが有名でしょうか。
言わずと知れた香港の観光地、狭い敷地内には店の数や規模以上に鳥がたくさん売られています。
まるで香港の一昔のお家のよう・・・狭い部屋に大人数で同居って感じですね。
鳥に詳しくなくとも分かるようなものから、お値段の高そうな鳥までその種類は様々。
さっきの大家族とはうってかわって、なんて優雅な仕草でしょう。
おひとりさまでお過ごしですか・・・いいですね、自分だけの空間が持てるなんて。
こちらはお店で売られている鳥ですが、ここ雀鳥花園は鳥篭持参のおじさんもいっぱい。
皆様ご自慢の鳥を持ってきては、ここでゆったりとした時間を過ごすのでしょう。
お気に入りの樹にかけて、自分はその近く何もせずに座ってるだけの人
明らかに目立つ場所に置いて、カメラが向けられるのを期待してるような人
総じていえるのは皆様無口に、ただ鳥と過ごしていること。
なので園内はおじさんもたくさんいるはずなのに、聞こえるのは不思議と鳥の鳴き声だけなのです。
鳥を飼っている方の中にはそれなりに高価な鳥篭を買ったりする人もいますが
こちらで売られているのは全体的にとっても良心的なお値段が多い。
大きさも本物の鳥が入らないようなミニサイズから、3階建てのような長いものまで・・・。
インテリアにすると素敵な鳥篭
鳥でなくても、お花とかランプとか入れるだけでも素敵になりますからね。
1000円もあれば十分な鳥篭買うことができるのが嬉しいところです。
あまり接写したくないのですが・・・・これは鳥さんたちのディナー。
人工的なエサだけでなく、こういった「鳥の食べ物」もきちんと用意されています。
これは袋買いなのかなぁ・・・それとも匹単位?まさか重量ってことはないでしょうけど。
色とりどりの鳥・・・・こちらは動かない作り物。
我が家も猫がいますので、2つある鳥篭の中はこんな鳥を入れています。
針金で足と止まり木を結ぶのだけど・・・気づくと体操選手のように逆さまだったり。
簡単な作りなので、そんな部分はご愛嬌・・・・・要はちゃんと目をかけてあげればいいだけですものね。
朝から夕方までただひたすら鳥の鳴き声が聞こえる花園
鳥の鳴き声もちょっとだけ広東語に聞こえるような・・・・・・・・じゃぁ鳥にもこう挨拶しましょうか。
「食咗飯未呀 (ご飯食べた?)」
食の香港、こんにちはと同じ日常の挨拶
鳥が何て答えるかは謎だけど、少なくとも袋に入った小さな虫がドキッとしてるのかも。
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香港情報担当しています(香港のお金のおはなし)
by mangonaoko
| 2012-04-06 06:51
| 香港だより