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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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食事は野外テーブルで~60年代の永利街

「ALWAYS三丁目の夕日」
この映画が最初に公開されてから、もう7年の月日が経っているようですが
実は今までに1回も観たことがなかったりします。
特別な理由があるというよりは、単純に「機会を逃した」だけ。


“子供の頃住んでた白金の家からは、まさに映画のように東京タワー見えてたのよ”

なんて母が言うのは聞いていたけれど、60年代の東京は私にとってはまだ知らぬ世界。
この映画を好むのはどの世代なのかなぁ・・・・とフト考えてみたことがありました。
その時代を知っている母の世代か、その時代すでに成人だったもっと上の世代か・・・
でも、それだけであのように多くの支持を集めるには足りないはず。
ということは、私のようにその時代を知らない世代にも受けているということでしょう。


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そんな日本の60年代の映画を思い出すのが、香港の「歲月神偷」

この映画の舞台は上環にある永利街という細い路地です。
坂や階段の多いこの地域ならでは・・というか、道の片側にしか建物がない1本の道。
50年代に建てられた唐樓が建ち並び、7-80年代には何軒もの印刷屋さんが集中していたとか。
まさに香港の60年代の生活を残す、この通り
そこを舞台として当時の様子を再現したのが、まさにこの「歲月神偷」という映画でしょう。

今以上に狭い部屋の中で、家族が肩を寄せ合って生活するような時代
印象的なのは、夕飯時になると各家庭が外にテーブルを出して食事をするという場面でした。
“このスープ飲んで飲んで”
と鍋を持って隣のテーブルに来たり、息子を怒鳴る父親の様子も周囲に丸見えだったり・・・
でもその様子がとっても賑やかで、ちょっと羨ましく感じたりもするのです。
それを現代でやろうとすると、実際には面倒だったり憂鬱の種になることもあるのでしょうけど
当時だったらそれが当たり前で、きっとそんな風には感じないのかもしれません。



知らないはずなのに、でも懐かしいと思う景色
感じたことがないのに、羨ましいと思うその空気

香港と日本・・・同じように60年代の映画が人々の心を打つ理由って、いったい何でしょうね。

※イラストの永利街は描きやすいように建物を編集しています。
  靴屋もこの街に住む猫も想像の世界です。



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香港情報担当しています(トラムの話)

by mangonaoko | 2012-06-16 08:45 | 香港水彩畫