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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

カレーピラフでもカレー炒飯でもあらず~星洲炒飯

シンガポールのことを中国語では「新加坡」
英語名の発音Singaporeをそのまま当て字で書いたようなものですが
レストランに行くと、別の名でシンガポールを表現することが多くなります。

カレーピラフでもカレー炒飯でもあらず~星洲炒飯_a0132659_21334177.jpg

星洲

さきほどの「新加坡」を「星加坡」と表記することもあるので、その簡単な言い方。
香港の茶餐廳でその名を見るとしたら、「星洲炒米」が代表的でしょうか。

中国語が出来なくても、その漢字からどんな料理かたいていは想像がつくものもあれば
予想を嬉しくも悲しくも裏切る、テーブルの上に運ばれるまで分からないものまで様々。
その「星洲炒米」もシンガポールと解読できたとしても、“で、どんな味?”となりそうですよね。

いたってシンプルにカレー味なだけなのですが、これがまた格別に美味しかったりします。
それでなくてもダマになってくっつきやすい米粉(ビーフン)なのに
ここにカレー粉を入れて炒めるのは、正直自分でやろうとするとコツが必要な料理なのですが
茶餐廳で出される「星洲炒米」はやはり料理人の腕なのか、単純に油を多く入れてるだけなのか
麺と麺が決してくっついてたりしていない、箸で綺麗に取れるビーフンが運ばれてくるものです。

カレーピラフでもカレー炒飯でもあらず~星洲炒飯_a0132659_21334369.jpg

星洲炒飯

シンガポールのビーフンでなくて米バージョン・・・・・訳せばカレー味のカレー炒飯。
“カレーピラフ”と訳すには、その調理方法が違うでしょうからあえてそうしませんが
子供の頃から親しんでいたカレーピラフって、炒めてあるものが多かったような・・・・・・・・。

香港の人が「星洲炒米の味の炒飯」なんて書いてるのを見たことがあり
「炒米よりも、やっぱり炒飯のほうがメジャーじゃないのかしら」なんて思ったりして。
ウィキペディアも星洲炒米は検索できるというのも、同じように納得してしまう要因かもしれません。
いずれにしてもカレー味なのに、カレーと書かずに星洲の名をつけるは香港ならではのようですよ。


カレーピラフでもカレー炒飯でもあらず~星洲炒飯_a0132659_21334583.jpg

ちなみにお茶が運ばれてきたとき、スプーンもフォークも何もなかったテーブル
店員さんが忘れたのかと思いきや、あらこんなテーブルのところに引き出しが・・・・。
自分の家のように必要なものを、必要なだけ取れるのは便利かも。

でもね、きちんとお茶で洗ってから使いましょう。
星洲の名を持つ料理があるのも香港ならではだけど
シルバー類を食べる前に洗うのも、これまた香港ならではの習慣ですものね。




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by mangonaoko | 2012-09-03 06:33 | 香港料理