冬の名物は待って待って美味しくね~煲仔飯
2013年 01月 23日
日本で冬になるとおでんやお鍋が恋しくなるように
香港で冬といえばやっぱり外せないのが・・・・煲仔飯
油麻地などは有名店が多いことで注目されがちですが
人が多くなるにつれて、美味しいお店は不思議と少なくなっていくとか・・・。
“美味しい煲仔飯が食べたいよね”
なんて、香港人と同じようにその味の違いは分からないけれど
期待に胸を膨らませて向かったのは・・・・九龍灣の団地の一角にあるお店です。
雲興隆小廚
MTRの九龍灣駅から程近い場所ですが、ここはつい数年前まで牛頭角下邨という
古い団地があった場所。団地はもちろん、その中のお店も全て姿を消してしまっていますが
こちらは場所こそ移していますが、その時代から頑張っているお店のひとつなのです。
あいにく休日の夕食時。
香港は家族で外食することも多いので、こういう時間帯はご覧の通りの人の多さ。
でもせっかく来たのですもの・・・・人数を告げてじっくり待つことにしましょう。
煲仔飯
日本風に訳すなら「土鍋ご飯」って感じですよね。
それなりにコンロの数はあるけれど、基本注文が入ってからひとつひとつ準備するため
30分程度は待つのはお約束・・・お店の中にもちゃんとそんなお断りが書いてあります。
香港は何でも早いのが普通ですが、この煲仔飯だけは例外。
こうやってコトコトコトコト・・・中までじっくり熱が通るまでしばらくおあずけなのです。
開業年でしょうか・・・メニューには1968年という西暦と
こんな言葉が記されています。
「牛頭角下邨的飲食風味 香港獨特的飲食文化」
もともとは大牌檔のような構えだったお店
この言葉が指すのはメニューのことだけでなく
ここに来て集う人々や、その食卓そのもの全てなのかもしれませんよね。
数あるメニューのなかでも私が一番好きなのが、この「窩蛋牛肉煲仔飯」
お店によってはひき肉のところもありますが、こちらは薄切り牛肉です。
ちなみに混雑した店内、やっと座れたものの隣には10人連れの家族もいたりして
注文したこの煲仔飯が運ばれてきたのは・・・・なんと約1時間後。
カウンターから出されるこの土鍋を、次か次かと何度期待して見送ったことでしょう・・・・。
混雑していなくても時間がかかるのが当然の煲仔飯
なので普通は先に違う料理を頼み、それをつまみながら待つことが多いのですが
2人だとそうそう他の料理も注文できません。メインがそれなりの量ってこと知っていますからね。
そんなことはさておき、タレをかけて、熱々のうちにかきまぜていただきましょう。
ちなみに材料を入れて炊くだけのこの煲仔飯
美味しさの違いは何かと聞いたところ、材料の加減と火加減なんですって。
美味しいものはパリパリッという“おこげ”までいただけちゃいますから。
ご飯茶碗にしたら2膳はあるでしょうか。
もし女性3人だったら2個の注文でも十分かもしれません。
でも残すことが嫌いな私は・・・・・もちろん今回も完食ですが、やっぱりお腹はパンパンです。
“時間かかってごめんなさいね~”
帰りがけにご主人にこう声をかけられました。
お店に到着してから相当の時間が経っていたけれど
香港ではスピードが何よりも最優先なのだけど
やっぱり煲仔飯だけは例外なのです。
“早く熱々の食べたいなぁ・・・”って待っているこの瞬間が、まさに香港の冬なのですから。
雲興隆小廚
九龍灣牛頭角道3號得寶花園H地舖
↑よろしければ2013年も応援ポチリ・・・多謝!
《お知らせ》
鴛鴦茶餐廳facebook 開設しました。
(ちなみに個人のFBはしてないのです・・・・ごめんなさい!)
facebook粉絲專頁
香港情報担当しています(香港料理のおはなし)
香港で冬といえばやっぱり外せないのが・・・・煲仔飯
油麻地などは有名店が多いことで注目されがちですが
人が多くなるにつれて、美味しいお店は不思議と少なくなっていくとか・・・。
“美味しい煲仔飯が食べたいよね”
なんて、香港人と同じようにその味の違いは分からないけれど
期待に胸を膨らませて向かったのは・・・・九龍灣の団地の一角にあるお店です。
雲興隆小廚
MTRの九龍灣駅から程近い場所ですが、ここはつい数年前まで牛頭角下邨という
古い団地があった場所。団地はもちろん、その中のお店も全て姿を消してしまっていますが
こちらは場所こそ移していますが、その時代から頑張っているお店のひとつなのです。
あいにく休日の夕食時。
香港は家族で外食することも多いので、こういう時間帯はご覧の通りの人の多さ。
でもせっかく来たのですもの・・・・人数を告げてじっくり待つことにしましょう。
煲仔飯
日本風に訳すなら「土鍋ご飯」って感じですよね。
それなりにコンロの数はあるけれど、基本注文が入ってからひとつひとつ準備するため
30分程度は待つのはお約束・・・お店の中にもちゃんとそんなお断りが書いてあります。
香港は何でも早いのが普通ですが、この煲仔飯だけは例外。
こうやってコトコトコトコト・・・中までじっくり熱が通るまでしばらくおあずけなのです。
開業年でしょうか・・・メニューには1968年という西暦と
こんな言葉が記されています。
「牛頭角下邨的飲食風味 香港獨特的飲食文化」
もともとは大牌檔のような構えだったお店
この言葉が指すのはメニューのことだけでなく
ここに来て集う人々や、その食卓そのもの全てなのかもしれませんよね。
数あるメニューのなかでも私が一番好きなのが、この「窩蛋牛肉煲仔飯」
お店によってはひき肉のところもありますが、こちらは薄切り牛肉です。
ちなみに混雑した店内、やっと座れたものの隣には10人連れの家族もいたりして
注文したこの煲仔飯が運ばれてきたのは・・・・なんと約1時間後。
カウンターから出されるこの土鍋を、次か次かと何度期待して見送ったことでしょう・・・・。
混雑していなくても時間がかかるのが当然の煲仔飯
なので普通は先に違う料理を頼み、それをつまみながら待つことが多いのですが
2人だとそうそう他の料理も注文できません。メインがそれなりの量ってこと知っていますからね。
そんなことはさておき、タレをかけて、熱々のうちにかきまぜていただきましょう。
ちなみに材料を入れて炊くだけのこの煲仔飯
美味しさの違いは何かと聞いたところ、材料の加減と火加減なんですって。
美味しいものはパリパリッという“おこげ”までいただけちゃいますから。
ご飯茶碗にしたら2膳はあるでしょうか。
もし女性3人だったら2個の注文でも十分かもしれません。
でも残すことが嫌いな私は・・・・・もちろん今回も完食ですが、やっぱりお腹はパンパンです。
“時間かかってごめんなさいね~”
帰りがけにご主人にこう声をかけられました。
お店に到着してから相当の時間が経っていたけれど
香港ではスピードが何よりも最優先なのだけど
やっぱり煲仔飯だけは例外なのです。
“早く熱々の食べたいなぁ・・・”って待っているこの瞬間が、まさに香港の冬なのですから。
雲興隆小廚
九龍灣牛頭角道3號得寶花園H地舖
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(ちなみに個人のFBはしてないのです・・・・ごめんなさい!)
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香港情報担当しています(香港料理のおはなし)
by mangonaoko
| 2013-01-23 07:08
| 香港料理