2回席替えして1.5個食べました~金鳳茶餐廳
2013年 07月 30日
金鳳茶餐廳
菠蘿油などで有名な灣仔の茶餐廳
こういう有名店っていつでも人が多い=落ち着かないだろう という図式か
なかなか訪れる機会がなかったりします。
実際はお店の前まで行くことさえしていないので、あくまで想像なんだけど。
別の用事でこれまた偶然通った店の前
せっかくだから・・・・と工事中の囲いをわざわざグルッと回り様子を伺いに・・・。
おっ、相席だけど目の前が空いてますよ。
時計を見るとちょっと時間もあるし・・・・・・これは神様の按排だわ、ささ、入りましょう。
入り口すぐの丸テーブル
私の前では同じくパンと飲み物をせわしなく胃の中に放り込んでいるお兄さんが1人。
茶餐廳・・・・1人の場合80%以上の率で相席です。
香港の場合仕方がないのだけど(特に人が多い場所や、混んでる時間帯は)
時にはこの密着&忙しない空間が嫌で茶餐廳に入るのをためらうこともあるのです。
ま、今日は食べたらすぐ出るつもりなので構いませんのでね。
なんてとりあえず先に来た菠蘿包だけ眺めていると・・・・お店の外ではもうwaitingの人が数人。
よほど大汗かいてない限り、基本夏でもホットで注文。
最初は暑くても冷房で涼しくなることが多いし、ホットのほうが当たり外れが少ない気がするし
氷が入っていないほうが気持ち安心・・・・・という様々な理由からなんですけどね。
なんてズズ・・ッとミルクティーを飲んでいると目の前のお兄さんはササッと退店。
4人座れる丸テーブルに私1人・・・・・の時間がいつまでも続くことなんてありえません。
そんな期待なんてほぼゼロの気持ちでいると、お店のおばさんが突然話しかけてきました。
“あっちに移ってくれる??”
指差す先は定員2名の卡位・・・なるほどね、そうするとここに4人組座れますものね。
かえってそっちのほうが落ち着くのでOKすると、おばさん食べかけの菠蘿包をすばやく移動。
私はミルクティーと荷物を持ち、お隣の卡位へ移動するべく立ち上がりました。
卡位のテーブル上には、今おばさんが移動してくれた私の食べかけ菠蘿包と
前に座っていた人が残したであろうパンが乗ったお皿とグラス。
すると私が座る前にお店のおじさんが風のごとく現れ
ザザ~~~~ッとテーブルの上のものを全て片付けてくれちゃったのです。
あれ????私の菠蘿包は???
目の前のテーブルは綺麗さっぱり。
事情を知るさっきのおばさんに行方を尋ねると(いや捨てられたのは知ってるんだけど)
“あんた、なんで片付けるのよ!!”と言うように、おじさんの背中をバシバシ叩くと
“菠蘿包ね?”と新しいのを1個お皿に乗せ、ガチャンとテーブルの上に投げてくださいました。
蘇った菠蘿包
え~~・・・・もともとそんなに空腹だったわけでなく
とりあえず入りたいからなんとなく注文した菠蘿包
さっきの半分の時点ですでに満腹だったのですが・・・・・また増えるとは想定外。
“さっき菠蘿油にしてなくてよかったぁ・・・・”
なんてウッとしながらフォークで口にしてると、案の定目の前にはまた新しいお客さんが・・・。
相席が基本の香港茶餐廳
ちなみに丸テーブルより、向かい合う卡位のほうが密着度は高。
麺なんてすすろうとしたらお互いの頭がくっつくんじゃないかっていうそんな距離です。
なんていうんでしょ、人間が本能で相手と保ちたいと思う距離よりずっとずっと近い
極端に言うと東海道線のボックス席で30cmの距離で相手の顔があるような・・・・そんな感じなのです。
と、そんなとき隣の「お一人様用卡位」が空きました。
香港の茶餐廳、スペースを無駄にしないのか小さな小さな場所にもテーブルを作ります。
そんな「無理やり」で出来るのがこの「お一人様用卡位」
移りたい・・・あそこ行きたい・・・あそこだったら自分の空間が保てる・・・・・
目の前に誰もいない空間、目の前が壁でも人がいるよりずっと快適・・・・
迷ってるうちに新しいお客来ちゃうよね、いいよね、こういうのってタイミングよねって考えてると
店の都合で1回席替えしてパンまで捨てられたんだから遠慮は無用でしょ
と、もう一人の私が耳もとで囁いてきたその瞬間、私はおばさんに席替えを申し出ていました。
ここは香港、言ったもん勝ち。
愛想がよくないから嫌な顔されようと、NOといわれなければいいのです。
というか、今日のこの場合NOとは言えないでしょう。
私さっき快く動いたもん、でもってパン捨てられても怒らなかったもん(新しいのくれたけど)
って心の中で自問自答するあたりがまだまだ小心者。
いいんです、もうここはすでに私一人の空間
目の前ではお店の人がパンを用意したり、飲み物用意したり常にバタバタです。
私のカップはもうすでに空だけど、こうやって見るとアイスミルクティーも美味しそうよね。
わずか30分程度の時間で席替えを2回もした今回の茶餐廳
忙しかったからか席替えで消えたのか、注文の紙が見当たらずそのままレジに行くと
“菠蘿油?菠蘿包?どっちよ??”
と意味もなく強い口調で聞くさっきのおばさん
さっきの小さなことはちょっと時間が経てば忘れちゃう、そんなことは普通のこと。
ね、だから香港では遠慮はご無用、なんて開き直りつつある今日この頃なのです。
ミルクティーに1.5個の菠蘿包で20ドル・・・・ごっちそうさま~~~グフッ
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香港情報担当しています
by mangonaoko
| 2013-07-30 09:23
| 餐廳