座って話してジンジャーラテ~UNAR COFFE
2013年 11月 07日
だって日本で育って東京に住んでことがあったって、23区の全てに行ったことがあるわけじゃない
以前足立区に住んでいる同僚とその周辺の位置関係を話していたことがあったのだけど
足立区・葛飾区・荒川区の正式な位置を把握してない私を、彼は「まだまだだな」と吐き捨ててました。
東京に住んでたってそんなもの、行かなければ知らない場所なんてそのままなんです。
山ほどある「知らない香港」のひとつだった大抗
厳密に言えば知ってはいるけど行ったことがない、もしかしたら近くは通ったかもしれないけれど
「訪れたことがない」・・・・・そんな表現が合う場所でしょうか。
銅鑼灣の目と鼻の先、いつもその近くをバスで通るのに・・・・あえて訪れたことがなかった場所です。
あいにくその火龍も興味があるものの、人の多さや帰り道の混雑を考えると尻込みしたまま。
そんな年に一度のお祭りに行くよりも、閑散時期(?)に行くほうがその街を知れるじゃない
な~んて言うと強がりに聞こえるかしら。いえいえ、でも本当ですってば。
何もない日常のときのほうが、その場所の本当の姿が見えるのです。
これ・・・場所だけじゃなくて人もそうですよね。
スタバにだって年に数えるほどしか行かない私なんですが
派閥を作るとしたら圧倒的に「お茶派」な私なんですが
最近ちょっと色々な場所で珈琲を飲むのが小さなマイブームだったりしています。
もちろん珈琲に詳しいわけでもないのでその味を求めるのではなく
「その場所・その店の個性を感じたい」これがその楽しみでしょうか。
カフェというよりは、露天カフェという表現が似合いそうなこちらのお店
香港らしく開店は午後になってからという遅さです。
今日は目についた「ジンジャーラテ」を注文してみました。
あまり注文する人少ないのでしょうか、それとも別に人気商品があるのか
「え?ジンジャーラテ?」的な反応をした店員さんが印象的。
大きいほうを頼んだのに受け取ったこのカップの小さなに思わず「??」と思ったのですが
それはMとかLのサイズではなく、エスプレッソのシングルダブルだったのですね。
外にはテーブルもなく、座れるのはこの壁に面してあるベンチのみ。
写真でテーブルがあるのを見たこともあるので、時間帯によって違うのかもしれません。
さすがに夏には厳しいでしょうけど、こうやって外に座って温かい珈琲も気持ちがいいもの。
一人ぼ~~っと飲んでいたら、お客さんなのかここの関係者なのか
注文口前に立っているお兄さんが「美味しい?」と尋ねてきました。
広東語よりも國語のほうが得意だと伝えると、「僕、國語苦手なんだよね~」と苦笑い。
でもすごい偶然にも日本語少し勉強したことあるとか。
「大丈夫、こんにちは、すみません、いいですね~」ってこんな感じでしたけどね(笑)
「ここにはwifiはありませんよ、お互いお喋りしましょう!」
私も一応スマートフォン持っていますが、
いつでもどこでも携帯ばかり見ている人は好きではありません。
低頭族って言うんですよ。字のごとく歩くときも頭下にしてますでしょ?
もちろん便利だから使うのはいいと思うんですけど
必要ない時に必要じゃない画面を見てる人が多い気がします。歩きながら誰かと食事しながら。
だってだって、本当に小さなことですけどね。
もし私がここでずっと携帯の画面ばかり見ていたら・・・・お兄さんと一言も会話しなかったでしょう。
ぼ~っとしていて、フト相手と目が合ったから会話が生まれるんです、それが一言二言でも。
画面を見てる人にどうでもいい一言をかけるのは誰でも勇気がいるもの。
だから・・・ここのこのメッセージには私は両手あげて賛成です。
他のお店に入っていく人の姿を見たり
泊まっているタクシーの広告を眺めたり
最後に目についたのは・・・コンクリートに残っているワンコの足跡
香港、不思議なことにこういう足跡多いんですよね。
工事中の固まる前に歩いちゃったってことでしょうか、うちの近所でもよく見かけます。
犬がそんなに多いの?それとも工事がそれだけ多いの?
う~~ん、それよりやっぱり工事中を歩いちゃうワンコが多いだけかもね。
晴れの日は気づきにくいけど、雨上がりの日はこうやって足跡が浮かびあがってくる。
美味しい珈琲は、こんな風に何もしないで飲むほうがずっと美味しい
そう思いません?
UNAR COFFE
大坑第二巷4號地下
13:00-21:00(月曜定休)
お帰りにポチリといただけると励みになります、ありがとう
《お知らせ》
鴛鴦茶餐廳facebook 請給我一個讚☆
facebook粉絲專頁
香港情報担当しています
by mangonaoko
| 2013-11-07 09:38
| 香港cafe