夏の坂道ほど辛いものはありません。
平坦な道ですら100m歩けば滝のような汗日傘があっても、まるで透けて届いているんじゃないかと思うくらいの強い日差し。焼けないための長袖なんて、ここでは耐えられないんじゃないでしょうか。
と、ゼーゼーハーハーいいつつ頑張って登って歩いていた先は・・・・これまた坂の上。
“あれ?やってないの?”
と暑さで眉間に皺寄せつつ中を見ようとすると外で一服していたお兄さん“中入れるよ”と涼しげな笑顔でそう教えてくれました。
一番最初にこのカフェの存在を知ったのはまだ表の扉を開けて「オープンスタイル」にしても快適な季節でした。時間は過ぎてすでに夏、もちろん冷房かけてるので扉はガッチリ閉まっています。
店内にある唯一の大きなテーブルにはマックが1台・・あ、さっきの涼しげ兄さんのもののようですね。どうやら先客は彼お一人のご様子、すみませんちょっと相席させてくださいね。
このテーブル以外はこのようなカウンターのみ。広くはない店内ですが、色身が少なく、且つ物も少ないので思ったより広く感じるものです。
こちらのメニューは珈琲のみ。エスプレッソかアメリカーノか・・というシンプルさなのです。
暑いので思わずアイスを注文したくなりますが冷房の中でゆっくり過ごすにはやっぱりホットが合いますものね。珈琲1杯48ドルは私の中ではちょっと高めなんですが、せっかくここまで歩いてきたんですもの、しばしコーヒーブレイクですよ。
大きなテーブルを囲んでいる椅子はそれぞれ個性が豊か。写真を撮るために椅子を動かすと、ギギギギギ・・・という独特な音が響き渡りました。どこかの工場とかにありそうな椅子、所変わればインテリアとして活きるのだから不思議なもの。
外国人が多いエリアではよく見かけるHK MAGAZINE
比較的旬なニュースが掲載されていたり、特集内容が面白いので機会があれば手にするのですがこのとき興味深かったのがこちら。
HOW TO DO ABSOLUTELY EVERYTHING IN HONGKONG
たとえば“どうやって指で数字を表現すればいいの”とか“飲茶ではどのくらいを注文すればいいの”とか (ちなみに人数×2.2の蒸篭の数だとか)“ドリアンはどうやって切ればいいの”などというものまでありました。
個人的に面白かったのは “どうやればミニバスの運転手になれる?”
外国人が香港のミニバス運転手?なんて冗談のようですが実は私外国人が運転するミニバスに乗ったことがあるんですよね。この記事もまんざら冗談ではなかったりして。
あの醫學博物館の近くといえば、なんとなく位置関係はお分かりいただけるかしら。
人通りが多いとはいえない場所なだけに、通りすがりではなかなか来ないようなカフェ。
やってきたのは夏だけど、ここは秋に再訪問したい気分になったりします。
窓を開けっぱなしにして、外の風を感じながら
時には外に椅子を出して珈琲を楽しむ・・・・なんていうのもいいじゃない。
窓の外から見えるのが紅葉だったしりたら言うことなしなんだけど
それは想像力を豊かにして叶えることとしましょうか。
今回はあいにく何も持ち合わせがなかったけど
今度はここでゆったり「自分時間」過ごしたいもの。
往復の坂道が快適な、やっぱり秋にまたやってきましょう。
辦館 LOF10
上環裕林台1號地舖B
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【鴛鴦茶會~香港8月】 (赤:満員 青:開講決定)
日時 1(金)5日(火)6日(水)13日(水)
15日(金)19日(火)21日(木) 27日(水)28日(木) 10:15~12:30
3日(日)17日(日)31日(日) 10:30~12:30場所:太子
費用:3回500ドル 1回200ドル (2回・4回などのご参加も歓迎です)
※ご旅行の方のご参加もご好評いただいております。
【オーダーイラスト受付中】思い出の場所や、ご自身のペットを加えてのイラスト(香港・日本など)ご希望の内容でのイラスト承っております。日本からのご注文も可能です。内容やお値段・納期についてなどのお問い合わせは上記鴛鴦茶會案内内にあるメールまでお気軽にどうぞ。(過去の依頼例:帰国の友人へのプレゼント・誕生日プレゼント など)