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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

文具に囲まれて温かいグリーンティーラテはいかが~TOOLSS

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よく香港と台湾って比較されがちですよね。
日本人から見ると、似たような距離(実際は違うけど)に似たような位置(これも実は違うけど)
それから同じ中華圏、國語と広東語の違いはあれど同じ中国語。

でも当然といえば当然なのですが、実は全く違う文化、考え方もやっぱり異なります。
お隣でも日本と韓国はやっぱり違うのと同じようなのかもしれません。
台湾に移民する香港人もここ最近急増とのことですが、以前こんな記事を読んだことがありました。
「台湾は香港人が思うほど素晴らしい場所ではない」
それは台湾が悪い・・・という意味ではなく、香港人がまず感覚的に勘違いしているという指摘。

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香港で見える台湾は、文化の香りがするカフェや昔ながらの雰囲気が残る街並。
もちろんそれは本当だし、それが台湾の魅力。
不動産も香港のように高くないし(それでも以前よりは相当高いのだけど)土地だって広い。

でも、台湾の給料の基準は香港や日本よりずっとずっと低かったりもします。
そう、日本円にしたら10万円くらいが若い世代の平均なのです。
なので香港人が移民して驚くのがその基準、また職探しも思いの他簡単ではないということ。
台湾は國語圏、もちろん広東語ではありません。
そして香港のように植民地時代がないせいもあり、英語に対する比重も香港とは違う。
まして香港人の國語は当然ながらネイティブではない。
よほど英語や広東語が必要でない限り、香港人を雇う理由がないというのです。

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そして見えないところで立ちはだかるのが、考え方の違い。
もちろん育った場所が違うのだから当然といえば当然の話
でもこれがたとえばカナダやヨーロッパなら、異国として受け止められるのだけど
ついつい「同じ中華圏、ご近所仲間」として見がちな台湾
「台湾なのに、台湾人なのになんで???」って思ってしまいがちなんだとか。

なのでその記事は最後にこう締めくくっていました。
「台湾はあなたが想像するような楽園ではない、
行くなら(外国に行くのと同じ)覚悟をして行きなさい」

自分のように中華圏の人間でなくても、ついつい同じように括りがちな2つの場所。
言われてみればたしかにそうだよね・・・・と、目からうろこ的な感覚で
ふんふんふんと頷きながら読んでいたのでした。

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って関係ない話で長くなりましたが、やってきたのは石硤尾。
ここは古い団地と新しい団地が混在する場所、つまりほとんどが団地という珍しいエリアです。
団地好きとしてはたまらない場所だったりするのですが
その一角にちょっと興味深いお店がオープンしたと聞き、やっとやっとの訪問なのです。

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見るだけでも「これだけ?」というくらいのスペース。
店内はカウンターのみ、なので外に幾つかテーブルを出しての営業の様子です。

友人同士でなければ躊躇するような、向かい合う距離のカウンター
通常なら進んで座るカウンターなのですが、目の前に誰か座ったら顔上げれませんでしょう?

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ちょうど入り口横のテーブルが空いていたので、そちらによっこらしょっと。
座席数はさほど多くありませんが、店員さんお二人だけの様子なので
それなりにあれやこれやと忙しそうです。

やっとオーダーのものを出したようで余裕が出来た雰囲気。
green tea latteをオーダーしたのですが、可愛らしくクッキーつきで登場してきましたよ。

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こちらの特徴は文房具売り場が店舗の半分を占めているということ。
まだ新しいお店なのですが「文具雑貨カフェ」なんて風に紹介されることが多いようです。

売られているのは日本や韓国など、セレクトされた文房具たち。
普通にペンもあれば、お洒落なノートなど幅広いラインナップです。

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ご挨拶したら、こちらの男性がわざわざテーブルまで来てくださいました。
新しいとは知っていたけれど、12月末にオープンしたばかりなのだとか。
もう1人の女性は奥様なんでしょうか、ご夫婦お二人で・・・という雰囲気です。

「お店はどうですか?好きですか?」

こんな風に尋ねてくるのが個人のお店の温かさですよね。
最近増えているとはいえ、香港はやっぱり少ないこういう文化の香りがする個人の店。

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お店の一角では、文房具以外にこのような手作り品も売られています。
個人で店をもって経営する・・・・ここ香港では決して簡単なことではないけれど
こういう空間に来るとホッと安心した気分になると同時に
ちょっと羨ましい気分になったりもします。

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TOOLSS

石硤尾のJACCのすぐ近くに位置する小さな小さな文具カフェ。
周りは小さな茶餐廳とかばかりで、カフェがあるとは思えない雰囲気なのだけど
それがかえって良いのかもしれません。

団地とJACCしかないような石硤尾
何かのついでに寄るという立地ではないのだけど、実は気になるあの鉛筆削り。
ちょっと値段がはるので躊躇ったのだけど、今度行ったらあれ買おうかな。
珈琲飲むついでに鉛筆削り買う・・・というのも、なかなかいいでしょう?


石硤尾偉智街38號福田大廈地舖
12:00~20:00






【White dayは鴛鴦茶會】
日時:3月14日(土) 12:00~15:00
15日(日) 12:00~15:00  残席わずか!
場所:東京銀座
参加費:4800円  詳しくはこちら




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【鴛鴦茶會~香港2月】 赤:満員 緑:開講決定

日時 23日(月)25日(水)27日(金)     平日10:00~12:15
    28日(土)             週末9:45~11:45

レッスン費 1回200ドル 2回390ドル 3回550ドル 4回700ドル
      (複数申し込みは同月内のみ・平日週末組み合わせ可)
場所  佐敦(平日)太子(週末)


by mangonaoko | 2015-02-10 09:15 | 香港cafe