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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

オフィスでも個人でも引越しにラップは欠かせません~香港お引越しマジック

香港に数年住んでいて、1回も引越しをしたことがない人っていないんじゃないでしょうか。
あ、もちろん持ち家の人を除いて、のお話。

親元を離れて神奈川や東京に住んでいた頃、更新ってあくまでもひとつの目安。
「更新料払わないとなぁ・・・」
と、余計な出費は頭を悩ましたけど、それだって家賃1ヶ月分。
イヤなだけで基本的には想定内、そして負担できる範囲の額ですものね。
もちろんその更新を機会に引越しを考えるのは普通、車の車検と同じです。
最終的に東京江東区に9年ほど住みましたが、家賃どれだけあがったかなぁ。
記憶も曖昧ですが、せいぜい1回に3000円とか。
それでも「古くなるのになんで上がる?」って納得いきませんでしたもの。

オフィスでも個人でも引越しにラップは欠かせません~香港お引越しマジック_a0132659_08560972.jpg
ここ数年の香港は更新時に「うそでしょ」という割合で家賃が上がることがほとんど。
今年から若干陰りが出てきたとも聞きますが、まだまだごく一部のことでしょう。
日本だと家賃の10%以上上がることなんて稀、しかも問題になるかもしれません。
そして問題にならずとも「じゃ更新しません」って出て行かれるのが可能性大。
そもそも日本は「借りる側」が強い、これ自体が香港と大きく異なる部分なのです。

更新時に負担できない家賃を提示され、引っ越すのは個人だけではありません。
オフィスの事務所や、店舗の家賃だって同じです。
まして住宅よりその額が大きいことがほとんど、その差も相当ですよね。

そして引越しとなれば利用するのが「引越業者」。
私も3回引越した日本でも業者さんに頼んだのは1回のみ。
一番簡単なパックだと記憶してますが、それでも日本って何もかもが丁寧なのです。
ところがここ香港でそんなことを求めちゃいけないってもの。
値段重視で地元の業者にするか、高いけど日系にするか・・・・・
香港に住む日本人ならまずここで悩むのが普通かもしれません。

オフィスでも個人でも引越しにラップは欠かせません~香港お引越しマジック_a0132659_08561358.jpg
我が家は主人がいるので、以前の引越しでは迷わず地元の業者さんにお願いしました。
引越し当日に向こうから指定された時間は朝の8時半。

“まだ通勤時間帯だから、エレベーターを占領して使うのよくないのでは・・・”

と主人が心配して事前に提案したものの、返って来たのは“無問題”。
こういう時の“無問題”のその問題、一体どこにあるのか毎回突っ込みたくなるもの。
あなたが問題なくても向こうが問題あるだろうから心配してるんですが・・・。

そして珍しく(?)ほぼ時間通りに到着した業者さん男性4人。
重いものや壊れやすいものの指示だけ主人から受け、サッサと移動を開始していきます。

早い
早い
本当に早い

重いダンボールも家具類もどんどん、というよりガンガン運んでいきます。
しかも箱詰めできないような鍋とかランプとかそういう部類の物、
洗濯機が入っていたような大きいダンボールをババッと作り上げたかと思うと、
そこにこれまたガンガンガンと上下気にせず詰め込んでいき、
そして動かないように大きなラップでグ~ルグル巻いていくのです。

オフィスでも個人でも引越しにラップは欠かせません~香港お引越しマジック_a0132659_08561589.jpg
まるでマジック。

思わず「すご~~い!!」って叫ぶと、途中から上半身裸になったおじさん1人大喜び。
2回目なんて私のほうを見ながら、荷物のまわりをサランラップ持ってグ~ルグル。
そして「日本語でなんて言うんだ」と聞くので「ひっこし」って教えると、
「ひっこし!ひっこし!」って掛け声のように叫んでいました。

早い
明るい
細かいことは気にしない

香港の引越し業者さんを前向きに表現するならこんな感じでしょうか。
真ん中以外は時と場合によって笑えない場合もあるかもしれません。
問題があったら真ん中のものが余計腹立たしく感じるかもしれません。

そして問題が発生する場合「その場で報告」が基本、
なので客として安心してる余裕なく、彼らが汗かきながら素早く運び置いていく横で
「壊してないだろうな、汚してないだろうな」
と目を光らせておかないといけないのです。

運ぶ途中に汚れないようにと、全身ラップで巻かれたベットマットレス。
お部屋に置いた後さっきの「ひっこし!」」おじさんがこう言いました。
「自分達は手が汚れてるから、後で自分たちでラップとってね」と。
これを彼らの優しさととるか、雑なサービスととるかは人それぞれ。

私ですか?
大事なものは自分で守るが一番。
ということでその「優しさ」に感謝し、呼吸困難のように巻かれたサランラップ、
ゆっくりゆっくり剥がしていきましたよ。





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(週末は満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)


【香港~12月】10:30~12:30 (佐敦)
平日:2日 (水) 8日(火)16日(水)22日(火)29日(火)
週末:5日(土)6日(19日(20日(日)27日(日)

参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪






by mangonaoko | 2015-12-04 09:50 | 香港だより