
香港に住むようになって意外だったことのひとつが「中国茶が飲める場所が少ない」ということ。
もちろん飲茶の席に中国茶は欠かせませんが、お茶をゆっくり楽しむというよりはガブガブ飲むという感じ。
そして用意されている茶葉の種類も数種類と限られているというのが普通。
どこの場所のどのお茶がいいとか、春だからこのお茶がいいとかという感じではなく、
「食べるために飲むっ!」的なのが飲茶での中国茶というのが私個人のイメージでしょうか。

とある週末に訪れたショップでふと売られている中国茶を手にしました。
綺麗にパッケージされているので台湾からの商品かと思いきや、裏には香港の住所が記載されています。
香港でこういうお茶を販売している場所があるんですね。
興味があったので家に帰ってからググッてみると、それは新蒲崗の工業ビルの中にある1軒の店。
しかもその裏にある話がさらに興味深い。
お茶に携わる家庭で育った1人の男性、彼がオーストラリア留学中にこう思ったのだとか。
珈琲は世界的に浸透してるけど中国茶はそれに適わない。ならば自分の手でやってみようと。
そして別の2人のパートナーとこの場所でこの「茶作」を開くことにしたんですって。

週末で人が少ない新蒲崗の工業ビル、1階でエレベーターに乗る際に管理人のおじさんに聞かれました。
「茶作に行くの?」
階数を知らせたせいもありますが、人が少ないのできっと他の場所に行く人はいないのでしょう。
週末は11時半から18時半までと、決して長くはない営業時間。
午後なので人が多いかと若干心配したのですが、あらまお客は私たちだけの様子です。

なんと手作りの中国茶ジェラートです。
もちろん初めて見たわけではありませんが、お茶屋のお茶ジェラートというのが魅力的。
数種類ある味の中から迷いつつ選んだのは、普洱茶と蜂蜜茉莉花龍珠。

想像以上にお茶の味が強い、まさに普洱茶。
以前ドリアンのアイスを食べた時と似てるような、ちょっと癖になるような美味しさです。
何て言うんでしょう、1口食べた時はなんか変な感じがするのですが、
でも2口3口とついつい食べ続けてしまうという、そんな不思議な感覚。

この茉莉花龍珠が好きなので注文したのですが、お茶同様普洱茶よりはあっさり味。
蜂蜜の味はさほど強くなかったのですが、これトッピングでかけたらどんななんでしょう。



(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)
【香港~4月】10:30~12:30
平日(佐敦): 6日(四)10日(一)11日(二)25日(二)27日(四)
週末(尖沙咀):9日(日)22日(六)30日(日)
参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪
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うわぁ。食べてみたいなぁ。きちんとお茶の風味(いい意味でのお茶ごとの独特なクセ?)が感じられるのって惹かれます。名前には抹茶って付いてても「もうちょっとさぁ、らしさが欲しいよねぇ」って、よくあるでしょう?普洱も蜂蜜茉莉花も美味しそう&面白そう。
そもそも中華圏で中国茶を冷たい状態で味わうって、なかなか無いですよね?アイスティーってあり得ないかも?ですし。魅力的なポリポリ系お茶受けと一緒に、味わってみたいです。
そもそも中華圏で中国茶を冷たい状態で味わうって、なかなか無いですよね?アイスティーってあり得ないかも?ですし。魅力的なポリポリ系お茶受けと一緒に、味わってみたいです。
>こえださん
香港や台湾でも抹茶味のものって人気じゃないですか。でも時々思うんですよね、本当の抹茶飲んだらけっして美味しいとは思わないだろうって。特に濃茶なんて。ある意味お菓子の味付けとして若干一人歩きしてる気がしますもの~。
東京で茶館をやっている台湾人の友人が、アイスのプーアル茶作ってたんです。冷たいのってこんなに美味しいんだって感動しましたよ。でも香港とかじゃないですよね。
香港や台湾でも抹茶味のものって人気じゃないですか。でも時々思うんですよね、本当の抹茶飲んだらけっして美味しいとは思わないだろうって。特に濃茶なんて。ある意味お菓子の味付けとして若干一人歩きしてる気がしますもの~。
東京で茶館をやっている台湾人の友人が、アイスのプーアル茶作ってたんです。冷たいのってこんなに美味しいんだって感動しましたよ。でも香港とかじゃないですよね。