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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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昔ながらの冬菇亭にて下午茶~醉和里

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冬菇亭

多くの香港人の記憶の中にある大衆レストラン。
今でこそその数は減っていますが、以前は団地の中には必ずといっていいほどあったそうです。
狭い部屋で大人数の家族が暮らすという住宅事情も関係しているのでしょうけど、
家族だけでなく親戚などと一緒にここで食事をするのは、まさに日常の風景。
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冬菇とは椎茸のこと。
その形状からそう親しまれている愛称のようなものですが、その象徴でもある真ん中はキッチン部分。
通常の冬菇亭には複数のお店が入っていたのですが、キッチンは中心部に集まっていたそうです。
そしてその周りを囲むようにテーブル席が配置されていたんですね。

以前は今のように完全冷房のお店も少なく、この冬菇亭も例外ではありません。
よく言えばオープンテラス形式、お店の中だって扇風機がゆっくり回る程度の緩さなのです。

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最近はその昔ながらの冬菇亭が少しリニューアルされた場所が増えつつあります。
そのリニューアル度合いは場所によって異なるのですが、そのひとつがここ黃大仙。
ここは今でも駅周辺がほとんど団地のみというエリア、しかもその団地も比較的年季が入ったものが多いのです。
その中に昔と同じように佇む冬菇亭。
これが駅のすぐそばとは信じられないような、まったりとした空気が流れています。

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2つある建物の中で人気があるのがこちらの醉和里というお店。
昔と違い一応冷房完備ですが、テラス席も設置されています。

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外観はリニューアル感が低いのですが、中は清潔なレストラン。
冷房+複数の扇風機が稼働中とあって香港人ですら涼しいを通り越して寒さを感じるほど。
私たちが座った頭上でも小さなファンがいくつもビュンビュン回っています。
直接頭に風が当たりつづけるのも辛いですよね。
おじさんにちょっと止めてくれないかと頼んだところ、テーブルの上の箸をガシッと持ち、
天井に設置されている中のひとつのスイッチをその箸を使ってパチンとオフにしてくれました。

その箸は何もなかったかのようにもとのテーブルの上へ。
まぁ食べるほうではスイッチ触ってなかった気がしますが・・・・。

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その光景を見た後で、テーブルの上の箸を使うのは一瞬躊躇うというもの。
と、別にその気持ちを見透かしたというわけではありませんが、こんなセットが運ばれてきました。
ということで、無事に今運ばれてきた箸とレンゲを洗杯して使うことに成功です。

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これでもかというメニューの数。
さきほど箸でパチンとスイッチ切った恰幅のいいおじさんが、あれやこれやと説明してくれます。

これは麺のメニューだよ、こっちはご飯ね。
それからこっちは下午茶メニューね。

ちなみに下午茶メニューは日曜祝日は2ドルほど高く設定されていました。
この日は土曜日だったので平日と同じ値段。

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せっかく午後の中途半端な時間に来たんですもの、お得な下午茶をオーダー。
そしてセットで無難なのはホットミルクティー。
私は以前から砂糖を入れないで飲むのですが、かえってそのほうがミルクティーの本来の味がよく分かるもの。
美味しいところはそのままで十分美味しいですし、まずいところは砂糖を入れたくなる。
甘いって、ある意味何かをごまかせるってことなんですね。

それにいてもカップの割りには長いスプーンだこと。

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香港風ベトナムフォー。
専門店に行かずとも香港は手軽にフォーが楽しめるのですが、だいたいが香港風です。
違う角度で見れば面白い味ですけどね。

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ダイエットをしてたら絶対頼めない乾炒牛河。
最近はカロリーとかどうでもよくなったので、もうこの際なんでもいいんです。
毎日じゃないですしね、自分じゃなかなか作れないですしね。

でも食べ終わった後はこの油の量に思わずウッとするのが常ではありますが。

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夕方近い時間ということで人もまばらな冬菇亭。
ここもあと2-3時間したら夕食をとる近所の家族で満席になるんでしょうか。

テーブルの上にあらかじめセッティングされているお箸やお椀たち。
そしてその向こうに煌々と飾られているレストランと関係ないトロフィーたち。
あれとこのレストランがどんな関係があるかはわからぬまま。

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多くの香港人はこういう団地の中で育ったと聞きます。
昔は一部のお金持ち以外はたいてい政府の団地に住んでいたそうですから。
狭い場所に筍のように建つ今の高級マンションに比べて、敷地に余裕があるのが団地。
その中に平屋というこれまた贅沢な使いかたで存在するのがこの冬菇亭なのです。

こういう団地にはこういう低いレストランが一等似合う。
小さな小さな椎茸レストラン、いつまでもいつまでも香港人の集いの場でありますように。


醉和里
黃大仙正德街熟食亭2號舖






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(満席の日もあります、詳しくは上記リンクをご覧ください)


【香港~10月】10:30~12:30 
平日:3日(二)9日(一)17日(二)19日(四)
週末:8日(日)22日(日


参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
旅行中の方もご参加されていますよ!お待ちしております♪

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by mangonaoko | 2017-10-02 23:26 | 餐廳 | Comments(0)