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鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko
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小樽で1回、台北で2回の小さな大きな縁

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台湾には主人の叔母が3人。
そして親戚でも何でもないのだけど、私にとって大事な叔母のような人が台北に1人。
彼女は数年前の北海道旅行で知り合い、その後台北で1度だけ再会することがありました。
香港と台湾の距離は日本よりも近いにもかかわらず、そのあとしばらくはLINEだけの連絡のみ。
私の個人の活動が不安定だったことと、台湾人でもある主人の兵役関連の問題が落ち着いていなかったこともあり、
距離のわりにはなかなか次の機会がないまま時間だけが過ぎていったのです。

なので昨年久々の台湾行きが決まった際には真っ先に連絡。
台北→台中→台北というスケジュールだったのですが、前半はおばさんの家に滞在することとなりました。



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1度だけ訪れたことのある自宅の場所は、自分でも驚くくらいにはっきりと覚えていて、
地下鉄を下りてからはほとんど勘と記憶だけで辿り着くことができました。

変わらない景色に、変わらない階段、変わらない部屋。
以前もいた可愛いニャンコも何も変わっていない。
でも変わっていたのは、以前訪問した時にいたワンコが天国に行ってしまったことと、
それからもうひとつ、小さな予感が的中した変化。


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夕飯を近所に食べにいって、デザート買って帰宅して、それからお茶を飲みながらお喋りして。
以前北海道で会った時の話も、そのあと私が両親を連れて遊びに来た時の想い出話も交えながら。
台北には1泊だけして翌日には台中に向かうスケジュールはすでに伝えてあるのですが、
会話の中でいつ台中に行くのか、台中にはどのくらい滞在するのかを何度も聞かれては何度も答える場面がありました。

おばさんの娘さんとは年代もほとんど同じで、会ったことはないけれどFacebookで繋がるという仲。
その彼女から台北に来る数日前にメッセージで連絡があったのです。
以前と比べて視力と記憶力が衰えていると。
でもあなたが来るのはすごく楽しみにして、何度も何度もその話をしていると。
その彼女が言っていた“何度も”のその意味は、単純に楽しみで繰り返していた意味ではないことを
実際に会って知ることになったのです。


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翌朝は2人で朝食を食べに行きつけのカフェに歩いて行きました。
ちょうどその日出勤で一緒に行けないおじさんから、“かならず手をつないで歩いて”とこっそり言われて。

朝食を済ませた後は “よく行く珈琲の美味しいお店があるから”と更に寄り道することに。
本当に友人の家に行くように、そして家族のように話すスタッフの感じからも、
どれだけ長い間通っているのかが説明がなくても分かるくらいでした。
住宅街の中にある小さな店なので、観光客はおろか地元のお客さんだって多くはありません。
でもカフェだけでなく卸もやっているのは、店の奥にある焙煎場のような部屋を見ても安易に想像がつきます。


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せっかくなのでお薦めの1杯をいただくことに。
でもおばさんにはとってもとっても小さなカップで珈琲が出されていました。

“飲みすぎはダメだって、いつもこんな小さいのでしか飲ませてくれないのよ”

でもそれは文句ではなく、まるで口うるさい娘のことを言うようなそんな優しい感じがしました。
そして店員さんにも北海道で出会ったのよ、
こんな縁もなかなかないでしょう、
とまるでついこの間起きた出来事のように楽しそうに話しています。



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私も主人も家でよく珈琲を飲むという話をすると、ドリップパックを買ってあげると。
ご馳走になってばかりで申し訳ないというと、こんな機会滅多にないんだから遠慮は無用とぴしゃりと言われてしまいました。
台中のホテルでも飲めるでしょう、ホテルに置いてるのは美味しいとは限らないのだからと。

そしてそのドリップパックだけでボストンがパンパンになるくらいの量を私に持たせてくれたのでした。



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夏なのにいつまでもクリスマスの飾りがあるような、本当に気取らない小さな1軒の珈琲店。
でもこじんまりとして温かいし、珈琲は美味しいし、人にお薦めするには十分な店。

なのにここに行ったことを思い出すとどうしてかな。
少しだけ切ない気持ちになるのです。



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香港に戻った後、主人も美味しいと言って一緒に飲んでいるよと伝えると
それならばもっと買ってもたせれば良かったとすぐに返事が返ってきました。

我が母親同様、基本的に更新はほとんどないおばさんのFacebook。
でも娘さんやそことまたつながる息子さんの投稿にタグ付けされることが多いおかげで、
比較的定期的に元気な姿をこっそり垣間見ることができています。

“次に会う時にはもっとたくさん珈琲持たせるからね”

という言葉に甘えて、その次回が来るように頑張ろう。
そしてその時いは前回同様大きなボストンバックを抱えて行こう。
最初に出会ったあの冬からすでに6年、
おばさんの言葉じゃないけど自分でもそう思う。

だってこんな縁 なかなかないでしょう?






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【香港~5月】10:15~12:15
平日-佐敦 4日(五)8日(二)29日(二)
週末-尖沙咀5日(六)26日(六)

参加費:1回200HKD 2回390HKD 3回550HKD 4回700HKD
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by mangonaoko | 2018-05-01 23:43 | 旅行 | Comments(0)