昔むかしの酒屋 今は甘い甘い糖水店へ~時間關係
2018年 08月 17日
生まれ変わった藍屋でベジタリアンメニューを楽しんだ後は、
話に聞いていた糖水店へハシゴ。まさに甘いものは別腹というもの。
といってもこの別腹、若い頃に比べたら随分と小さくなった気がします。
今回は食事が重くないので比較的負担なくいけたのかもしれません。
さすがに茶餐廳のこってりご飯の後にすぐデザートって、ちょっと入りませんものね。
正面真ん中のお店がその糖水店。
時間關係
昔はお酒を売るお店だったのが、その後故事博物館になったのはご存知の方も多いはず。
その博物館が現在は左隣に移転しここが空きになったので、というのがそもそもの経緯だそうです。
一般の糖水店に比べたらメニューは数えるほど。
店内のメニューには掲載されていますが、週替わりでの食事などもあるんですよ。
今回はすでに食事済ませた後なので叶いませんでしたが。
藍屋は香港では知名度のある場所ではありますが、駅から離れていることもあり思いのほか人は多くありません。
それともオープンから間もないという理由もあるのでしょうか。
週末午後という時間の割りにはすんなり、しかも席を選べるという嬉しい環境です。
カウンター席前の壁。
酒屋が営業していた頃のライセンスも、こんな風に綺麗に保存されて飾られています。
食事直後でこれを注文できた自分に少々驚きました。
蓮子百合陳皮紅豆沙
糖水の中でもどっしり系、なんてったって全部小豆ですからね。
蓮子、百合、それから陳皮。
香港伝統お汁粉のスペシャルバージョンと言ってもいいかもしれません。
ラーメンで言うならいわゆる「全部のせ」。
薏米腐竹白果雞蛋糖水
一番最初にこれを見た時は、「スイーツなのに湯葉にゆで卵??」と不思議に感じたものでした。
でも洋菓子とかに比べたら体に優しい材料ばかりですよね。
今回初の訪問だったのですが、メニューを見ながら何を注文しようと悩んでいる時
「老婆、向こうで誰かが呼んでるよ。友達?」
何言ってるのと思い店内奥を見てみると、なんと以前知り合った友人がこちらを見ながら手を振っています。
おそらく顔があうのは3-4年振り、というより会った回数なんて数えるほどなのです。
まさかここ藍屋で知り合いに会うとは、しかもスタッフとしているのだから。
でも考えてみるとこういう「初めて行った場所で友達が働いてました」というケースは、覚えてるだけでこれで3度目。
たいていは本当に予期しないので、声かけられた瞬間は「うわぁぁ」という感じになるのですが。
香港は狭いとはいえ、人口密度で言えば相当なもの。
毎回思いますが、これが独身時代で相手が相手だったらまさに映画レベルの運命というものです。
糖水店のお隣では、先ほど店内にも置かれていたお菓子や香港の有機野菜などを販売しています。
香港で作ったものや、オーガニックの食品がメインなので面白いものが見つかるかもしれません。
そうそうさきほど会った彼女もベジタリアン。
食材などにも非常に気を配る人で、フェイスブックなどにはいつも綺麗な野菜や果物の写真を載せているんですよ。
なるほど、ここで働いているのも納得。
「またおいでね~~~」
と友人に送ってもらうという予想外の感じで後にした藍屋。
やっぱり世の中って自分が思う以上に狭いのかも。
時間關係
灣仔石水渠街74號
12:00am-7:00pm(日曜祝日定休)
by mangonaoko
| 2018-08-17 09:52
| 餐廳