人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

鴛鴦茶餐廳 いんよんちゃ~ちゃんてぃん

香港ときどき台湾、日本。猫と共に三都物語。


by mangonaoko

一生最高のドレスなのに・・・・・・・・・太子 金都商場

香港の結婚式は日本とは異なり、衣装・車・メイク・写真・レストラン・・・・・
全て個別に自分達で手配します。
ブーケから車の装飾から、小物まで何もかも全てです。

今日はその衣装にまつわる話・・・・私の中ではすでに「なかったこと」にした話をしますね。
香港の金巴利道にはウェディングドレスの店がたくさん並んでいます。
香港では花嫁の母親や姉妹なども一緒にレンタルできるように、
さまざまなセットプランを各店競争であれやこれやと用意しているのです。

私も何店舗が下見に行ったものです。
試着でベールを被ると、それだけで嬉しくなるのはやっぱり女性ならでは・・でしょうか。
一方、太子にビル全体が結婚用品を扱うショップという、金都商場というのがあります。
狭い雑居ビルですが、靴からドレス、小物から写真撮影まで何でも揃っているのは確か。
その「なかったこと」にした話は、まさにこのビルの中での出来事なんです。

一生最高のドレスなのに・・・・・・・・・太子 金都商場_a0132659_7185254.jpg主人と義母と訪れたある日・・・・
1軒のドレスショップに入りました。
「とりあえず試着してみましょう」ということで
赤の伝統衣装からドレスまで数枚を試着。
布1枚で仕切られた、物置のような小さい試着室・・服を脱ぐのですら難しい狭さです。
「金巴利道の店と随分違うなぁ・・」と
小さな嫌な予感がしたのを覚えています。

でも、香港のことよくわからないし・・・・

分からない広東語で店員と話す義母。
「どう?気に入った?」と聞かれ
別に嫌でもないし、何か即答したほうがよさそうな雰囲気・・・どうしよ。
「う~~ん そうだね。いいかな」と
気の進まぬまま首を縦に振ってしまいました。
この時の変な胸騒ぎが的中すると知らずに・・・

計3着のレンタル料金をカード決済する義母。
「決まったわね」とご機嫌な彼女の後ろを
早くこのビルから帰りたい・・・と足早に帰宅の途につきました。




その日の晩、インターネットを見ていた主人が叫びました。「まさかっ!!!」
なになに??・・・と見た先はネットの書き込みのあるページ。
この店・・・・・・・・・・・・・驚くくらいの悪評判だったんです。

何があっても返金はしない・ 前日予約したのと違うドレスが届いた、
ケースから出てきたのは裾が汚れたドレスだった、連絡しても音沙汰なし
交換要求にも全く対応せず・・・・・・・・・・この店は最悪・利用しないほうがいい・最悪の結婚式になった
似た書き込みが山ほどでした。
他のことはたとえ小物でも、事前に評判などを細かくチェックしてから決めてた慎重な主人、
「どうしてドレスは何も調べてないのに決めてしまったんだろう・・・」と後悔で頭を抱えています。
あの時の試着室、ドレスを着ながら聞いていたやりとりの雰囲気・・・・・
何ともいえぬ「嫌悪感」を私も覚えていたのに、なぜ首を縦に振ってしまったのだろう・・・私も同罪です。

「私が全額負担するから、義母にいって全キャンセルしよう。当日後悔することを招きたくない」

そんな危険性があるなら、数万円捨てることは構いません。
当日順調にいくのが何よりも大切、それはお金にはかえられないのです。
そう主人に言って、そのドレスはキャンセルし、翌日気をあらためて金巴利道に出向きました。

でも「もったいない」という義母の意見で、そのビルの店では義母の衣装を借りることにしたんです。
数日後もう一度訪れました。
ドレスの店先で立ちながらお弁当を食べてる女性店員・・・・・・見るだけで嫌な気分でした。
何着か試着しているドレスを見ても、金巴利道の店に比べたらお粗末な感じ。すす汚れてさえいます。
何かの用紙にサインをしている義母・・・・・・もうドレスも決めたのかしら・・と思ったのですが
数十分後に渡された紙には「ドレスの変更を一切しない・返金不可の規約に同意します」という文章
そしてその下にはさっき義母がしたサインがありました。
ドレスの変更というのは、当初私のドレスだったのを変更しないという意味です。
電話で問い合わせて、「同じ着数なら変更可能」ということでこの日出向いてきたのに。
さっきの義母がしたのはドレス変更の際の契約サイン・・・・・その下に違う紙を隠していたんですね。
ドレスの変更も返金も一切出来ないという紙にサインしたことに、仕向けられてしまったわけです。


さすがに義母も怒り爆発。

嫌な思い出なので細かいことを忘れてしまいましたが、この後一切ここには関わりを持っていません。
結果、金巴利道のとても良いお店で素敵なドレスを借りることができ、
最高の結婚式を終えることができました。
なので・・・・・・・・・・・・・私の中では「消去」した出来事なんです。

もし、当日に汚れたドレスを着ることになったら・・・・・考えるだけで恐ろしいです。
やり直しのきかない結婚式当日・・・・・・・・お金のためですか?なぜそんなひどいことをするのでしょうか。
今でもそのお店は存在しますが、私は理解することは出来ません。
誰にとっても、大事で楽しみな一生最高の日を飾るドレスなのに。

今度、その素敵な金巴利道のお店、ちゃんとご紹介しますね。
ちなみに・・・・自分の気の進まぬことで曖昧にYESと言うのは、私にとってこれが最後になりました・・。

今日もありがとうございます。ランキング参加しています。ポチッと1票嬉しいです。↓
にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
by mangonaoko | 2009-10-21 07:43 | 国際恋愛・結婚